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2023-07

我が家の蓮日記2023 - 2023.07.31 Mon

毎年桜の頃に植え替えて3年目の我が家の蓮である。
薄紅シンプル系と白ゴージャス系であるが、一年目は薄紅がたくさん咲いて、白咲かず、2年目白初めて咲くも1つのみ、薄紅も少な目、そして3年目。

ちょっと欲張って大きな鉢に植え替えたところ、白は残念ながら枯れてしまった!薄紅はなんとか葉っぱは少ないながらも出しているので様子見、そして捨てようと思った白の蓮根、もったいないし、、、と小さい鉢に植えたのがすごく元気!スペアつくっといてヨカッタ、、、



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7月5日、最初の花芽を見つけた時は大喜び!
途中でダメになるときもあるので、毎日がんばれ、がんばれ、の声援を送る(^_^;


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7月13日、蓮の育つスピードはほんとに速い。1日違うだけでぐんと、育つ。つぼみ、ふっくら、ここまでくれば一安心。


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閑話休題
なぜかうちの露地にカブトムシが!
裏返ってジタバタしていたのをひっくり返してやったらどこかへ飛んでいった。飼育してるのが逃げたのか?野生のか?京都市内の町中にカブトムシがいるとは思わなんだ。


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7月16日、今にも咲くぞ咲くぞ、明日かな、、、



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翌日17日、前祭山鉾巡行の朝についに開花!
でもこの日は3〜4分咲きで夕方にはしぼむ。
(ベトナムで蓮の中にお茶を仕込むのは、このステージ)


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7月18日
さらに開く


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7月19日、最大に開花!
なかなかゴージャスである。



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7月20日散華
蓮の花の命は四日間なのである。いさぎよい。


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蓮の花弁は仏像を荘厳するものでもあり、掌のようでもある。


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そして 花托が大きくなって実ができる。
ありがたいことにそのあとすぐ次のつぼみが上がってきて、今日開花した。
そのあと続くかどうかはわからんが、とりあえず、今年も蓮が楽しめてよかった。来年の植え替えはまた色々考えないとなあ、、、


<おまけ>

川口美術さんで開催された故全日根さんの作品展で、いくつかの陶俑があった。


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人気が集中するので抽選ということで、この唐三彩の騎馬像を想起させるこちらにエントリー。どうしても欲しい、、、と言ったらしい方をだしぬいて、当ててしまいました(^_^;


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玄関にチョガッポと一緒に飾る。
我が家の蓮の枯葉といっしょに。


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祇園祭2023〜後祭り雑記 - 2023.07.28 Fri

今年は後祭りの巡行も還幸祭も仕事で見に行けないので、かわりといっては何だが、後祭りのあれこれを。宵山には二回目、またくりだす。


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なかなかの人出、この日役行者山で護摩焚きがあったので、なんとなく山町付近に煙がこもっている(^_^;


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室町の鯉山さんの横で吉田の松井酒造さん(吉田の節分祭の出店はかならず行く)のブースあり。期間限定のソルティーパッションマンゴー(リキュール)のフローズンをいただく。売り子してはるTL友さんにも久々にお目にかかれご挨拶。


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炎天下、この半分凍ったシャリシャリのマンゴー、美味しかった〜♪
(その後走ったのでよけいに汗かいたが、、、(^_^;)



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新町通の南観音山を眺めつつ、新町を南下。


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岩戸山のご町内、鉾立の時に年に一回はかならずおじゃまするthe terminal KYOTOさんに今年二回目訪問することになろうとは。
前祭が終わったあとのご町内は静けさをとりもどしているがここで河井寛次郎の血脈を受け継ぐ河井工房さんの個展と、それにあわせた茶会を開いてくれるのは若い乙女Nちゃんである。



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そういえばNちゃんに数年前、御縁で初めてであったのもここの茶席だった。あれは前祭の宵山で、まわりもにぎやかだったなあ。お道具は河井工房の作品を使って。寛次郎的、民藝的なのもあればアバンギャルドな茶碗もあって(全身梅花皮〜という茶碗、おもしろかった)楽しい。
花入れの桶は台湾でひとめぼれしてかついで帰ったという桶、ご亭主のイメージで楽しいのう。かわいくて凜として、すてきなお茶人さん。


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おみやげにいただいた河井工房二代目の豆皿。
画像がないのが残念だが白の葛焼になにやら牛の角みたいな黄色い砂糖菓子がささったお菓子は「牛頭天王」(八坂神社のご祭神)、なるほど〜。
河井家から拝領されたという民藝のビッグネームの茶杓にしびれた。


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新町をふたたび北上、大舩鉾さんの「凱」(大舩鉾は神功皇后の凱旋の船)を確認。復活したばかりのときに書家さんに書いていただいたこの字を軸装している。(なかなか使う機会ないけど、なにせ祇園祭の時は暑くて茶会しない、、、)


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八幡山はやっぱり双鳩
山鉾には鳥がなにやら関係している(北観音の尾長、南観音の鳩、鷹山の鷹ではなくて雉)


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八幡山のくじが入った箱。
今年は山の二番だったもよう。


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先日来た時はまだ飾られていなかった鷹山のご神体人形、これを拝まなくちゃね。


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この真ん中の樽負(たるおい)さんだけ、鉾のお囃子さんのとこにちょこんと座って、のんきに粽食っているんだよね。


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これが昨年の巡行の時の写真。
知り合いの諫山画伯がこの様子を写した手ぬぐいを拝領品として今年初めて授与、すごくかっこいいので鷹山に買いに走ったが、早くも完売〜〜!


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鷹山のお囃子少年の部
そろいの鷹柄の浴衣がかわいい。鉦叩きから篠笛とグレードアップしていくのね。


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こちらはおじさんバージョン


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2日前にはまだ人形が飾られていなかった浄妙山へ。


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左が一来法師で「上さま」とよばれる。
右が浄妙房で「下さま」とよばれる。
いずれも三井寺の僧兵


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「悪しゅう候浄妙房」の一来法師、宵山飾りではまっすぐ立っているけれど、この左手が浄妙房の頭の上にスポッと差し込まれ、くっついて空をとんでいるようなアクロバティックな配置となる。なので上と下、、なんである。


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時は源三位頼政と平家の宇治川の合戦(ちなみに宇治川の合戦はこののちにもう一回ある)、橋合戦ともよばれ、矢のささった橋桁が。このあと一来はさっさと討ち死にするのだが、一説には一来法師は一番乗りをきめたかったのではなく、自分が前にでることで浄妙房を守ったのではないかと。


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そんなことを考えつつ毎年一枚購入する手ぬぐいは、ここのにした。


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上をとんでいるのが一来法師である。


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浄妙山のご町内、この左手が旧伴家住宅、実はホテルになっているが、この外観、かわらないのがうれしい。


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さて、一夜明けて後祭り巡行の朝、すでに辻回しの場所取りをしている人たちに、お暑いのにご苦労さん、と心で声をかけて仕事にでかけるのであった。後ろ髪ひかれっぱなし。


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そして夜、仕事終わり、遅くに四条京阪の駅をでると、、、はっとした。この静けさ、暗さ。


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四条通商店街は軒並み灯りを消して、提灯を掲げる。
いつもと違う通りの雰囲気に、ああ、もうすぐ神さんがお帰りにならはるのやなあ、、と。(八坂の神様、1週間御旅所と神輿でお遊びして後祭りの夜にお帰りになる)
不信心者のわたしでさえおごそかな気持ちになるよ。


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行こうと思えば深夜の御霊移し、行けないこともなかったが、今年は遠慮して遠くで手を合わせておくわ。神さん、おかえりなさい。楽しい1週間でございましたか?





しがらき火まつり2023〜信楽 - 2023.07.26 Wed



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午前午後と用事をこなしながら最後に宵に訪れたのは陶器の里・信楽である。信楽高原鉄道(まだ利用したことはない)からまっすぐ正面に行くと紫香楽一乃宮・新宮神社がある。(主祭神が素戔嗚尊なので開催中の祇園祭と一緒〜)


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22日、しがらき火まつりがおこなわれる、その元火(陶ーすえーの火)を拝戴する神社である。
火祭りの起源は江戸時代以前といわれるが、調べてみたがよくわからない。昔から陶業を主産業とするこの信楽の地で、陶器を焼くのに欠かせない火への感謝と安全を祈る行事だと聞いた。


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神社では火祭り参加者、ボランティアがまつりの無事催行を祈願してお祓いをうける。腕まくりのユニフォームの人たちは祭を盛り上げる太鼓(紫香楽太鼓炎)奏者の方々。

さて、なんで私がここにいるか???
まさんど窯のまさんどさんから「火消しのボランティアせえへん?」という軽いノリで誘われて、ホイホイいいよ〜と返事をしたからなのだ(^_^;
なにをするかもようわからんのに、なんか楽しそう、、、で、うかうか肉体労働をするはめに(#^.^#)



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19時開始の一時間程前に突然の豪雨、雨の中をテントまではしったが、ほぼびしょ濡れ、せっかく積んだ薪の山もびしょぬれ。でも夕立的降りだったのでいずれあがると濡れた服を乾かしつつ静観、祭が始まる頃にはすっかり晴れて、空には沈みゆく三日月もくっきり。


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祭の前には三々五々参加されるご家族が信楽焼ミュージアムの前に集まってくる。


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火祭りは事前参加申し込み。
信楽ミュージアム→信楽駅前を通って→山を登り愛宕神社(陶器神社)にお参りして、また同じ道を帰ってくる、という計2.6kmの道のりをそれぞれ松明をかついで歩く、という祭。



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出発前にルートに当たる道は一般車歩行者は通行止め、この提灯、バリケード設置、すべてボランティアの手で行われる。灯りが入る頃になるとなんともいえず良い感じの宵の風情である。左上の小さいの、三日月な。


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ちなみにかつぐ松明は各自自分で作るのにはびっくり!
事前に松明の材料となる竹や木端などは無料支給されるそうだ。それぞれが自分の体格に合わせて作るから、無理がないのね。


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ところでボランティアの私、法被を着て、この後ろに20ℓは入るというタンクを背負って、水鉄砲の大きいやつみたいな物を持ち、松明からこぼれた火をシュッシュと消していく、砂かけばばあならぬ、水かけばばあと化すのであった。


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これがそのでかい水鉄砲部分、正式にはジェットシューターという。背負う水がけっこう重かったが、日頃でかいカメラいれたリュック背負って走り回ってるから問題ナシ。水がなくなれば軽トラにつんだ水タンクで各自補給というシステム。


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信楽駅付近が持ち場なので待機していたら、来た来た!
松明かついだ人たちがグループにわかれてやってくる。


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松明をかつげない小さな子供達は提灯だったり、空き缶にいれた火だったり。家族や友達グループ、というのが多いようだ。


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事前の雨のせいで火のつきがいまいち悪い松明もあった。このようにがさっと火をこぼす松明があるので、いそいで現場急行、水鉄砲で消火!なんかこれゲームしているみたいで結構爽快感あるな。


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駅前を過ぎて愛宕山へのぼる人たちの背中を見送る。




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あたりは暗くなり、三日月も沈んで炎が美しい頃合いとなる。


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駅からミュージアムの方を見ると、おお、なんだかでかいのが来た!


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地元の消防団かしら。


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東大寺修二会のお水取りの時の蓮松明や、かつて若狭のお水送りで鵜ノ瀬まで3人でかついだ大松明を思い出すわ〜。


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ボランティアの中には陶業に携わってる人も多く、松明をかついでいる人たちのなかにもたくさんおられるだろう。かつて薪くべをちょっとだけ手伝ったまさんど窯の窯場の炎を思い出す。


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気をつけていってらっしゃ〜い。


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帰ってくる人にはお疲れ様〜!あと一息!


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終盤にさしかかり1000発の花火が打ち上げられ、ドンドンという音は担ぎ手を鼓舞するようだ。残念ながら、湿った空気に煙が閉じ込められて、花火が煙の向こうになって全然見えない、、、という(^_^;


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最後に持って帰った松明をミュージアム前の焚き火で燃やして終了である。
ボランティアはそれから、落ちた松明の木端を掃除、バリケード解除、さまざまな仕事がある。窯業にたずさわるボランティアたちの活躍でこの祭はなりたっているのね。


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帰りは信楽焼の狸に見送られて。

信楽の夏の宵は美しい。山や田んぼ、小川をわたる風も心地よく、暑さはすっかり忘れて楽しんだのであった。声をかけてくれたまさんどさんに感謝!




武者小路千家官休庵初潜入 - 2023.07.24 Mon

自流他流問わず、それぞれの流派のお家元の茶室は拝見したいよね。とはいえそう簡単にはいかないのが常。自流ですらなかなか、利休祖堂に入ることは一生ないと思われる。

このたび幸運にも、木津宗詮宗匠のおはからいにて、武者小路千家官休庵に初めて潜入かなった。ありがたきかな。


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前だけは時々通り過ぎるのだが、同じ小川通ながら今出川の北と南、表千家、裏千家のど〜んとした表門に比べるとちょっと遠慮した感じ、まわりの民家も日常的な感じ。ちなみに血筋で行くと親戚でもある塗師・中村宗哲家はすぐそば。(一翁宗守ははじめ塗師をしていたが娘婿中村初代にその技術を譲って千家にもどった)


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最初に通された広間は弘道庵。二方向が露地に面していて、暑い日だったにもかかわらず、建具をとっぱらった座敷は風が通ってここちよい。座ったときに目に入る露地の緑すがすがしさ。
有名なこけら葺きの編み笠門(20年ごとに葺き替えだそうだ)も見え、利休祖堂、奥に官休庵の外観も見える。キョロキョロしっぱなし。

祖堂の扁額「濤々」(旧高松藩主松平頼寿)の文字が、ああ、なつかしい今はなき京華堂利保の看板和菓子「濤々」(現在は鍵善さんが継承された)のロゴそのもの。


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まずは木津宗匠から武者小路千家の歴史をうかがうが、三千家は血脈的に入り乱れて継承されているので、おのずと表千家、裏千家歴代にもはなしがおよぶのである。利休の孫宗旦が、利休賜死によって傾いた千家をいかに立て直そうか、四人の息子達と共にがんばった軌跡、そして家の存続維持のために血脈のみでなく、よそから優秀な人材をひっぱってきたりして命脈をつなぐ、まさに企業の考え方だと。
6代までは親子であるが、それ以降ずっと他家からの養子でつなぎ、現家元(14代)がそれ以後で初めて官休庵で生まれたお家元なんだそうだ。


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(官休庵パンフレット)

うれしいことに、今回茶室をほぼすべて拝見させていただけ、その上利休祖堂(明治中期創建)にお参りもできた。祖堂自体が茶室仕様になっていて、床の間もあり、利休さんの像は大きな円相の障子の向こうに。

官休庵は外からのみの拝見、暗くてやや見えにくかったが、一畳台目向切に半板がつく。今日庵と同じ構成で究極の狭さだが、半板の存在と、洞庫の存在がゆとり感を生む。

印象的なのが行舟亭
なにげに通ると広間に行く通路にしか見えないが、襖をしめると三畳台目向切の茶室に早変わり。鎖の間的存在。天井が船底天井になっており、低い位置にある障子窓がちょうど屋形船から景色をみるような位置にあるので、その名も行舟亭。
なんとここは江戸時代までは仏間だったのを、一指斎が仏壇ぶち抜いて通路兼茶室にしちゃったとか(^_^;



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最後に環翠園にて薄茶席。
この広間は七畳であるが+台目三畳+控えの間六畳?を建具とっぱらって茶席に。中央に点前座、その左右に座ってお茶をいただく感じ。
東京の官休庵道場の半床庵が、小間だけれど同じように客を点前座の左右にふりわけるので「天の川席」とよばれているのにならったような気がしてうれしかった。
あとお花のひとつがゴーヤの花で、ゴーヤって茶花にもなるんだ!と目からウロコ。






祇園祭2023〜後祭り宵山あれこれ - 2023.07.22 Sat



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油小路仏光寺の秦家住宅、5月にはこちらでおいしい漬物ひゃくいちをいただいたっけ。


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今年も秦家で好日居さんの中国茶の茶会へ。
後祭りのさなかの鉾町、ここは太子山の会所になるお家ながら前祭が終わった今は静けさをとりもどしている。(太子山は山鉾としては最南端、最西端)


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ウェルカムティーは枇杷の葉を蒸して干した枇杷葉湯を。
江戸時代には担い茶屋で暑気払いに売っていたという。


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昔、安南(ベトナム)では半開きの蓮の花に茶葉をつめてまた閉じて、お茶と蓮の香りを閉じ込めて茶をいれた、、、という。そんな風雅な楽しみに倣って、蓮のおしべと雲南茶をブレンド。

秦さんお手製の甘酒に雲南茶をそそいで生姜をいれていただく。甘酒って、江戸時代は暑気払いの飲みのもだったなんて、初めて知った。



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最後に秦家秘蔵の沈香でいれたお湯を。ああ、沈香や〜伽羅の香りや〜で感激。

秦家では昭和60年代まで家内で奇應丸を作ってはった。その思い出を色々お聞かせいただいたが、できればそのご記憶を記録として残して欲しいなあと切に願う。
また、ほぼ町内手作りの粽のお話、特に粽につける杉(太子山のご神木は松でなく唯一の杉)をいかに青く保つか、が印象に残る。(ちなみに太子山の粽は1000本しか作られないとか。レアものなのだ)



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さて、後祭りに賑わうエリア、大舩鉾の会所のとなりの町家にてお茶を一服いただく。


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コロナ前に一度来たことがあるが、復活されたのね。町内の役員さんの現役のお宅なんだとか。


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大舩鉾の軸に祇園守りの木槿。


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北観音山の吉田家住宅では翌日に控えた某国営放送のリハーサル中。だから残念ながら二階にはあがれない。


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日頃の御縁にてこの日座敷でおよばれ、お囃子を聴きながら。


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北観音山の粽は一般販売されない。(他のグッズも一切売らない)関係者だけに配られるレアものなのだ。


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ありがたいことに一つ拝領した。感謝。


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座敷から表を見るこの景色もありがたし。


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そして次第に暮れていき、祇園囃子も盛り上がる。


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今日はもりもりの檜扇も飾られている。


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秦家でも思ったが、この風情がいつまでも守られることを祈る。
「守るべきは守り、変えていくべきはかえていかなければ、、、」という秦さんの言葉をかみしめる。


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お囃子もクライマックス


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北観音山をあとにして、ぶらぶら山を巡る。夜店がないこの宵山の風情、学生の頃はまだこんなだったかなあ。


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八幡山の鳩


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毎年これだけは拝んじゃう鯉山の鯉。


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あちこちの屏風祭、町家の奥までいれてもらって、光琳の絵を応挙が写したものとして八幡山町に伝わる百花図屏風、これは初めて見るな。


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室町通りの高張り提灯


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黒主山の大伴黒主
謡曲「草紙洗小町」では悪役だが、こちらの黒主は謡曲「志賀」の方、宇多天皇の石山寺行幸に歌を献上した思い出を語るがごとき。


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浄妙山の細い通り、このそばにある大きな表家造りの町家が売りに出たときはあまりに残念と思ったが、後にできたホテルが外観だけはそのままにしてくれているのはありがたい。


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鉾町のあちこちにともる奉灯がゆかしい後祭りの宵山である。



祇園祭2023〜後祭大舩鉾曳き初め〜山建ての鉾町 - 2023.07.21 Fri

仕事で今年は鉾立てが見られない。せめて曳き初めに行きたい、と炎天下(前祭巡行日よりまし)にくりだすが、北観音山も南観音山も鷹山も大舩鉾もみんな15時曳き初めとな(゚д゚)


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どうしようと迷って結局大舩鉾にした。
凱旋の船、巡行のしんがりをつとめるこの鉾が復活したのは9年前、その最初の曳き初めに参加したのが自慢?である。


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屋根では大工方がスタンバイ。
持ってるのはモップちゃうよ、これで当たりそうな障害物を除けるのだ。


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曳き初めの前に塩で綱を清める。
神様につながっているから、またいじゃいけないのは周知のルールだが、またいでどやされて(あげくにどつかれてる)おっちゃんがいた。(いや、そこまでせんでも、、、)


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幼稚園のおこちゃまも参加。


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まずは四条まで北上、これはショートなのでまずは見て撮影だけ。
昨年は船首が龍頭だったが、今年はもっと古い大金幣。(これは一年交替なのだ。舩鉾の鷁首とあわせて龍頭のときは 龍頭鷁首の組み合わせ)






出発の動画。


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ねらうのは四条から高辻まで、けっこうな距離を引く二回目ねらい。
ゴブラン織の艫はまだついていない。


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引き綱を鉾の下からくりだして道に並べる。ここで私もスタンバイ。


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けっこうぎゅうぎゅうなので、前や後ろの人の足を踏んだり踏まれたり、、、
法被の「四」は大舩鉾の四条町の印。


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紋付き姿の役員さん。


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がっつり結構本気で曳いたので、しかも高辻まで長い(まあ400mですけど、、(^_^;)から、筋肉痛だわ。


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でも復路も曳く!
こんどは金幣が先頭。(この復路が人が少なくておすすめ)


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綱を持つ思いはひとそれぞれ。


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縁起かつぎでもあり、祈りでもある。


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そして会所へお帰り。
この会所も大舩鉾が復活してからの開設だったなあ。良い感じの町家である。

四条通の向こうでも南観音山が曳き初めを終えたもよう、せっかくだから行ってみよう。


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南観音山
ここはうちを建ててくれた大工さんもかんでいる。お忙しそうだから、軽く挨拶をする。



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南観音山はこの色っぽい飛天が目印なのよね。


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今年の松取り式(南北観音山でどちらの松をとるかくじで決める)は南観音山が先に選ぶ権利を得たもよう。そして松の上には白鳩人形。これは数年前までは今の北観音の尾長鳥であったが、昔の記録(18世紀後半の祇園御霊会細記)では逆になっており、数年前元に戻したもの。


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お次は北観音山

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北観音といえば吉田家の屏風飾りと二階から飾られる朝鮮毛綴だよね。


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室礼は完成していたが、まだ檜扇の大鉢は飾られていない。


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北観音のお囃子方さん。


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そしてこちらも元にもどった尾長鳥。下からはちょっと全貌がわからんなあ。


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というので、数年前撮った、鉾立て前に松にくくりつけられている画像をおいておく。


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北観音の飾り金具に「祇園守」があるからお見逃しなく。


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新町の高張り提灯前にもたくさんの人出がもどってきた。


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きょう山建ての八幡山、向かい合った八幡様のお使い、鳩がシンボル。


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去年、巡行復活を果たした三条通の鷹山。
巡行できるまでの数年にわたる長い道のり、関係の方々のご苦労を垣間見ているので、ほんまによく復活されたなあとしみじみ。昨年は最初の鷹山の出陣多くの人と押し合いへしあいしながら拝見して感涙にむせんだわ。(おおげさか(^_^;)


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こちらには新調された雉の人形が乗る。鷹山だから鷹かと思うが、その獲物であるところの雉である。(鷹はご神体がすでに腕にとまらせているので)


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三条通に別れを告げて南下


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数年前、桜を時代考証的に山桜に変えた黒主山


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ここのキーヤンの鯉のタペは、これも祇園祭の風物になった。


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向こうに「悪しうそうらえ浄妙房(宇治川の合戦)」の浄妙山


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向こうに見えるは役行者山
宵山には護摩焚きや山伏問答が行われる。


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そして大好きな鯉山


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疲れて最後はここ。
旧明倫小学校の一階の前田珈琲、これもルーティン化しとるな。


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メニューが昔の出席簿的なのがミソ


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そしてなぜか毎年バタフライピーティーを頼んで、


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レモン汁をいれてリトマス試験紙遊びをするのが恒例だなあ(^_^;



仕覆作りに挑戦①〜まずは製図のオリエンテーション - 2023.07.20 Thu

(怒濤の??祇園祭が続くので、ここらでちょっと別の話題を)


お茶をやっているといろんな道具に仕覆を作りたくなるものである。
特に茶箱なんかには茶碗や薄器にも仕覆があればなあと思う。裂地は好きだし、自分の好きな布で面白いように作れたら、、、という無謀な野望を長年いだいていた。本も買ってはみたが、独学で作るのは無理っ!という結論に達した。

仕事もあるし、ルーチンに通うのは制約もあるし、、と思っていたら願いは口にだして言うものね。網袋を勉強中のお茶友さんからご紹介いただいて、仕覆教室、早速1回目、行って参りました。


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まずは製図のオリエンテーション。
5Hの硬い硬い製図用ペンシルで0.5mmのところに線を引く練習。0.5mmの誤差が8枚重なると0.5x8=4mmになるから、正確に引かなくては。


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次に重ねた布を切るための練習として、かさねた紙をカッターで切り出す練習。


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単に切るだけではあきるので、こんな紋切りの教材ご用意くださって、これがまためっぽう楽しくて、子供に戻ってたくさん切っちゃった。


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次に持参した肩衝茶入(肩があるので初心者向き)を真横からスケッチ。


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なんということでしょう!
いつも斜め上からしか見てないので、実はこんな形をしてたなんて初めて気づいた〜。


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きちきちに回した紙テープにカーブの部分を短い直線に写し取っていく作業。
これが正確にできないと、完成時に茶入が入らん!という悲劇もある。


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以下、全貌が見えないまま、先生にいわれるがままの作業で、まだ全然消化できていない。茶入は底も真円ではないし、胴の膨らみも場所によって違う。いや〜、大雑把なO型にこれついて行けるんやろか、、、と不安をいただきつつも先生のお励ましで、なんとか頑張ってみるわ。


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さて遠い道のり、完成は1年後かもっと??
でも不器用なりになんとなく楽しい作業ですわ〜。



祇園祭2023〜前祭山鉾巡行の朝〜ちょっとだけ熱暑の巡行見る - 2023.07.19 Wed

17日前祭巡行の朝


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6時半ころの綾小路通り室町、鶏鉾さんもまだしずか。それでも山鉾巡行を楽しみにしている人の姿が三々五々、すでに辻回しの最前線になるあたりには場所取りの人が数人ではきかない。みんなすごい体力だなあ。学生の頃はそれやったけど、もう無理、しかもこの日は絶対気温38度越えたと思う。


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綾傘鉾では稚児のお父さん方、巡行の方、お稚児さん、順番に着付けしていく。7時をまわったころからすでに暑い。


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鉾の準備も着々と。
せめて曇ってくれんかなあ、、という願いもむなしく、ご覧のように雲一つ無いぴっかぴかの晴れ!


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綾傘鉾の準備は整ったようだ。若者たちが頑張る。
祇園御霊会の古い形態を残す傘鉾、今年のくじ引きで傘の二番(傘は四条傘と綾傘の2つのみなので、7番目か15番目と決まっている)、トータル15番。


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9時の出発前に全員で巡行組が大原神社に詣でる。


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棒振りの方、この暑い中、こんな厚い衣装でしかもすごい運動量、いくらプロとは言え熱中症にお気をつけやす。


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副使の二人、今年は少年ふたり。ちなみに正使(くじ改めをする)も中学生(か高校生)。裃がかっこいい。腰には熱中症対策のボトルホルダーを全員つける。


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こちらは大人組、やはり粽を背中に。


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大原神社で出発前のお稚児さん6人と、そのお父様方。
暑いね〜しんぼうだよ〜、がんばれよ〜
子供には過酷な暑さと距離、心の中で声援を送る。



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一文字笠
殺人的な暑さに途中熱中症で救急搬送されたスタッフもいた。(大事にはいたらずヨカッタ)


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さあ、出発!

しかし、四条通をはさんでお向かいの菊水鉾の辻回しでかなり待機せなならんのが例年らしい。


これを見送った後、雑用係としてはちょっと時間ができたので巡行を見に走る。


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綾傘鉾に一番近い鶏さん、この前の講座で赤い笠(鶏のとさかを表す)を見たら鶏と思え、というのを思い出した。みなさんも、覚えておいてね。

その出発の動画、貼っておく。





エンヤラヤ〜の3回目で曳き始めるのがミソ。


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四条通をはさんで、向いの菊水さんが見える。


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この榊の形は放下鉾さんやね、新町通。
洛中の南北の通りの名前は祇園祭で覚える。


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そして大好きな舩鉾さん。
その勇姿!いざいざ出航!


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ご自慢の艫には螺鈿の飛龍(寸足らずの龍みたいな、、、)


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船首には金色に輝く鷁(げき)
(大舩鉾の龍頭とあわせて 龍頭鷁首)


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舩鉾が北上して大舩鉾(後祭)の会所の前をとおる時に声援をうける。なんか良い絵だ。
向こうに見えるのは放下鉾、辻回し中のようね。


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暑い、、、この雲一つ無い無風の炎天下、舩鉾の幡もたなびかず、、、


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いよいよ最初の新町通から四条通への辻回し。積んである竹板をもちだし、、


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地面に並べ水をかけて、車輪のすべりをよくする。





辻回しの最終段階の動画アップ。


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さあ、東へ。


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お次はの放下鉾
みんな御池通とかの辻回しみたがるけれど、この細い通りから回す方が迫力あって好き。


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辻回し成功後、四条通を東進する。


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背中に御幣付き榊をさすのは蟷螂山。


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その姿で人気の、私が大学生の頃復活した蟷螂山。この大きなカマキリが動くのだ。


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岩戸山の上には天逆鉾(あめのさかほこ)を持つ国生みの最中の伊弉諾尊(イザナギノミコト)。


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ぎしぎし回る車輪につきそう車方さん。かなり高齢の方もおられるが、この猛暑のなか、おつかれさまです。


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最後に舩鉾の帰還を最後まで見て、会所にいそいでかえるのであった。


ああ、、若干暑気あたり、、、昔はもっと元気やったが、年々しんどくなるわ。おかげでこのあと家でクールダウンしながら爆睡、起きられず、神輿も久世の駒形稚児も見逃したのであった、、、、(^_^;(^_^;(^_^;





祇園祭2023〜前祭日和神楽〜函谷鉾提灯落とし! - 2023.07.18 Tue

宵山も最高潮の人出と熱気にあふれるころ、21時からお囃子のある山鉾は明日の巡行の日和を願って日和神楽を繰り出す。


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綾傘鉾も棒振り踊りを従えて、壬生六斎の方々のお囃子で出発。


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つきそう人たちはそろいの浴衣に粽と団扇の粋な姿である。


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お囃子が始まり、会所を出発。
あまりの人出に身動きできず、ほとんど会所にこもりっきりで、前祭は行きたい所にほぼ行けずじまいだったが、このときばかりは会所をでてあとをついて行く。(御旅所までやけど(^_^;)


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綾小路から室町、鶏鉾さんの横を通って、、


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四条の大通りを行く。


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両脇によける群衆の間を通り抜けるのは大名行列みたいで、実はちょっと気持ちがいい(鼻持ちならんと言うなかれ、これが楽しみじゃ、日頃そんなシチュエーションはないしな)


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四条京極にある御旅所には、どこの日和神楽も立ち寄る。綾傘はここで棒振り踊りを奉納するのだ。
ここに八坂の神さんはまだおられない。巡行の夜、神輿でおわたりになる予定。





棒振り踊りのクライマックスの一つをご覧あれ。


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このあと、神楽は宮川町の花街なども回る長い道のりを行き23時頃の帰還となるが、私はここで失礼する。(ちょっと歩き通す元気がないのと、提灯落としを見たいと言う野望で)
お見送り〜。

四条烏丸近辺で、他の山鉾の日和神楽をお見送りする。
日和神楽コレクション。


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月鉾さん来た〜。


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子供棒振り踊りのある四条傘鉾さん

ここらへん毎年来る順番が違うみたいね、と去年の記録を見つつ思う。


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菊水鉾さん
今年は熱暑の中(多分37℃越え)1時間も並ぶ根性なく、茶席は行けず〜。


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お目当ての提灯落としの函谷鉾さん。
他の以西の鉾の日和神楽全部がでるまで待機、最後に提灯落として出発される。他の鉾の日和が通るたびにお囃子をとめてお見送りするの良い感じ。


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鶏さんが行って、、、


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放下鉾さんが行き、


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舩鉾さんが行き、そろそろかな、、、とスタンバイ。





やった〜!
今年も撮れた、提灯落とし〜!(ちなみに今年は22時頃だった)

函谷鉾さん、おつかれさま〜!



祇園祭2023〜前祭宵山点描 - 2023.07.17 Mon

前祭の宵山は14日がおすすめどすえ。
(宵宵山とか宵宵宵山とかは本来正しくないから使っちゃいけないと宮本組の方に教えてもらいました)

なんでかというと、夜店がでていない、人通りが未だ少ない。
15日なんか昼間っからすごい人出でこれは出ちゃイケナイと年寄りは思うのであった。



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毎年恒例となった(初年度から知ってる〜)岩戸山のお神楽。久々に拝見、能楽師・林宗一郎師と笛の森田師と太鼓(お名前不明スミマセン)方の方の「天岩戸の神遊び」。
天岩戸に隠れた天照大神をよびだそうと、天鈿女命が踊ったのが(ほぼストリップだったらしい)神楽のはじめという。



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初めてお目にかかったときはまだまだお若かったが、林派をしょって立つ責任を背負ってから、貫禄がずいぶんでてきはったなあ。


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ひためん(面をつけない)から面をつけて天鈿女命になりきる。
「♪これぞ神楽のはじめなり〜」


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白楽天山では巡行の時のくじ改めの正使のお稽古。
最近では正使が子供なのが受けるので、結構多い。





最後の紐ぶん回しと扇をちゃっと開くところに難儀しているが、本番はきっとうまくいくよ、がんばれ〜!


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夜になって駒形提灯に灯が入る頃、粽売りの売り子に変身。
お客さんとの祇園祭についてのやりとりが楽しい。


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ぬけだしてしばし14日の夜店抜きの宵山を逍遙。


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杉本家の前の伯牙山
細いろうじに突如とあらわれる山鉾の風情が好きなんだな。


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先ほどのお神楽の岩戸山
岩戸山の提灯がちょっと岩戸を開けてみた天照大神っぽい?


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舩鉾さん


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この独特のスタイルはいつみてもかっこいい。
巡行の時もてっぺんにたなびく幡がとても絵になる。(今年は巡行は行けそうにないが)


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といううちにお囃子もはじまる。
いよいよ祭は盛り上がる。


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四条通に出ると月鉾さん、函谷鉾さん


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放下鉾も見て


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霰天神山
このろうじ感!ええなあ。


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新町の高張り提灯の行列もお忘れ無く。


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開けて15日
巡行の衣装あわせのお手伝い。
下準備は主に女性の仕事だが、こんなにたくさんの手間がかかっているとはしらなんだ。下支えの仕事はほんまたいへん。町衆の心意気というが、その半分以上が実は表にでられない女性が担っていると思う。


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裃はかっこよろしいな。
これをつけるとどんな人でも男前が一割以上アップ。



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さて、またちょっと抜け出して斎竹(長刀鉾のお稚児さんが巡行の時に切る綱をはる竹)をだすお町内(高橋町)にあるこちらへ4年ぶり。


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コロナまでは毎年ご兄妹でお店の中の小座敷で祇園祭茶席をだしてはったが、今年ようやく復活!
簾をいろいろお世話になっとります。お父上との祇園祭のお話は面白かった。


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今年は小学校低学年のお嬢さんたち手作りの簾コースターも販売中。
お父さん、おじいちゃんのご指導よろしく、なかなか複雑なのも上手に。さすが!手作りの値札もなかせるわ。


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籐筵も網代もひんやり涼しく、暑い中の一服はまた格別でした。
ごちそうさま。


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以前は、床の軸は毎年巡行のくじ一番の山(今年は山伏山)にちなんだものを掛けてはったのに、今年は長刀鉾やなあ、、、と思っていたら!!
びっくりのこのお手製茶杓、櫂先が二つあって、真ん中に節、つまり山ー節ー山(山伏山)というこのアイデア!この日一番のツボにはまったのでした(*^_^*)



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さてさて、玄関の祇園祭の花、檜扇ですが、我が家の裏庭で、種から育てた!というのがミソであります。今年も咲いてくれました。


祇園祭2023〜古式一里塚松飾式・松原中之町 - 2023.07.15 Sat



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祇園祭の期間でないと、前を通ってもうかうかスルーしてしまう祇園床(昔床屋、現在松原中之町の町会所)の建物だが、14日のこの日ばかりは祭礼モードになる。
古式一里塚松飾式の日だ。

昨年も雨をおしてでかけたのに、コロナで中止になってしまって悔しい思いをしたので、今年は、、、と。オタクしかしらない行事だと思っていたが、けっこうたくさんの人が集まっていてびっくり。


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14時前にご一行さまの姿が西の方から松原通りに現れる。
長刀鉾のお稚児さん、禿二人、親御さん、八坂神社の神職さんたちだ。



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この日の行事は正式のものでないので、長刀のお稚児さんも白化粧なし、強力にかつがれず徒歩。(長刀鉾稚児は社参後は正式な場ではけっして地面に足をつけない)


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みなさまぞろぞろと祇園床へはいっていかれる。ここからは立ち入り禁止。

かつて(昭和30年まで)山鉾はこの松原通りを巡行していた。ここ(松原麩屋町)がちょうど長刀鉾から一里にあたって、お稚児さんはここで休憩、水で点てた抹茶などのおふるまいがあったという。
松原通りを通らなくなって、この行事もすたれていたが、平成になって復興されたという。かつての鉾の通り道へのオマージュ。


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奥で神事が行われ、約30分ほどでみなさん出てこられる。


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お稚児さんもご苦労様。


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禿さんたちもご苦労様。


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今年の禿の子の一人は背が高いなあ。


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三人そろって。


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頭の飾りは蝶トンボ
長刀稚児のシンボルだ。


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この日はたくさんのカメラに向かってなんどもポーズを決めていた。正式な行事でないからか、その間にも狭い松原通りに車は通る、自転車は横切る、、、でけっこうたいへん(^_^;

この後ご一行はヤサカタクシーに乗ってすっと帰っていかれた。


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その後無理かな〜と思っていたが、順番に中へ入らせてもらう。長い長い通り庭を抜ける。床のタイルは床屋だったころの名残。


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どんつきに午頭天王をお祭りした社が。もう町内の方が片付けをしてはった。この両脇の松が松飾り式の由来なのだが、、、


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この松の下に車エビが三匹はりつけられている写真を見たことがある。すでに撤収されたみたいで残念。


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お稚児さんがお休みして、冷たい抹茶を飲んだことにならって点てられたとおぼしき茶碗一式。通り庭にあるタイルの流しで町内のご年配のご婦人方が茶碗を洗っている姿も絵になる。彼女たちはきっと松原通りを山鉾が巡行する姿を見たことがあるに違いないね。



SAKE spring〜みやこメッセ - 2023.07.14 Fri

京都にこんなに日本酒好きの飲んべえがいるとは思わなかった!


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ご近所のみやこメッセでSAKE springなる日本酒利き酒イベントがあるという情報を拾ってなにげにでかけたら、、、入場するのに長蛇の列!
この状態からあとからあとから入場者が増えてもうびっくり(゚Д゚)!



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このSAKE springというイベントは「日本酒の新しい可能性をひろげる」をコンセプトに各地でひらかれる利き酒イベントである。地方の小さな酒蔵などもとりあげていて、なかなか面白い企画をされている。


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まずは金券ゲットして、SAKE spring専用グラスを一つもらう。これに次々とブースをたずねて、お酒をいれてもらい利き酒しながらほろ酔いで会場をうろつく、、、という飲んべえにはなんて楽しいひととき!
ちなみにグラスの模様はなんとオオサンショウウオなんである。(丹羽優太氏デザイン)


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会場マップを片手に、日本各地の酒蔵、アテの店などチェックしながらうろつく。
なになに京都では吉田の松井酒造さんがでてるな。おお、奈良のお酒も滋賀のお酒もある。山口の獺祭もあるじゃーないか。私はたしなまないけれどビールコーナーもある。


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手始めに奈良の吉野のお酒「八咫烏」を〜。


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他にも魅力的なお酒が多々あって、目移りするわ酔いはまわってくるわ。
記憶に残っているのは、松井酒造の「瑠璃」(吉田神社節分祭の出店でおなじみ)、滋賀の北島酒造、名前にひかれて徳島の三芳菊酒造「猩々」、、、などなど。


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もちろんアテも食べとかないと酔いが早く回るので、沖縄の島らっきょう(久々〜)、塩焼きそば、酒粕ソーセージ、、、などもいただきつつ。


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福知山のバルにしむら〜のさんのでっかい鍋でのムール貝は迫力あり。


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ビアトラックを乗り入れたビールのお店もあり。


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それぞれのブースでお酒とアテを手に入れたら、このデスクで思い思いに立ち飲み食いをするのだが、後半もう空いてる場所がないほど混み混み。みんなのんべえねえ、、


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今年GWに旅した伊根のお酒、伊根満開のカクテルも嗜んで、、、


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なんか美味しかったこちらのヨーグルト酒!
丹後の熊野酒造さんのリキュール。


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ヨーグルトと日本酒のブレンド、これはおもいつかなかった組み合わせやわ。甘酒のようなでももっとさわやかな、そんな味でちょっとやみつきになりそう。


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ちょっとさすがに酔っ払ってきたので、酔い覚ましは、、、イチゴのソフトクリーム!(京都八幡市・おさぜん農園)イチゴお好きですか?と聞かれて、嫌いな人いるわけないじゃ〜ん(*^_^*)
最後のデザートまで、飲んべえの楽園でありました!






祇園祭2023〜前祭鉾建ての町を行く - 2023.07.13 Thu

今年は曜日周りがいまいちで、あれこれ仕事で見損ねているが、11日なんとか鉾建ての町を徘徊。
(暑い〜〜〜)(残念ながら曳き初めの日は仕事だ〜〜〜)


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遅がけの14時まわっていたから、四条通の函谷鉾さんはもうすっくと立っている。


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私が毎年目指すのは室町四条上ルの菊水鉾。
ここでは榊にくくりつけさせてもらえる紙垂がたくさんあって、毎年2〜3枚は必ず。


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もう隙間がないほどぎっしりくくりつけられているが、鉾がたった後、これを下から眺めるのも楽しい。


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これも鉾立前にしか見られないてっぺんの菊。


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天王座の下の菊花。
左の紫の帛紗がかかっているのが天王人形、一応神様なので人の目に触れないように。菊水鉾では天王人形は菊慈童とほぼ同一視される彭祖。


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これも飾り付けが終わるとみられない縄がらみ。


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真木を彩る、りっぱな<しゃぐま>飾り。


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鉾を立てる前に役員さんが塩と御神酒で鉾を浄める。


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さあ、いよいよ鉾が立つよ〜!


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ゆっくりゆっくり鉾はギシギシいいながら持ち上げられる。


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結びつけた榊の紙垂も高く高く上がる。


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青い夏空にすっくとたちました。
望遠でねらったけれど、彭祖、も一つうまく撮れない。柄杓を右手に杯を進めている姿なんだが。

鉾立の最後のパートの動画上げておくね。





どこの鉾も、これ見るのほんま感動する。特にこの狭い通りに立つ鉾。


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その後は、もうすでに立っている鉾をめぐる。
室町の四条より南は鶏鉾。


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もう少し体力があったときはこの鶏さんの、縄がらみから、しゃぐまつくりから、鉾立まで数時間ぼ〜っと見てたことあったわ。


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四条通は月鉾さん。
車軸とりつけ中のようだ。


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新町四条を下がると舩鉾さんだが、まだ独特の舟の形はまだあらわれていない。


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さらに南下すると岩戸山。
ここだけは山とはいうもののりっぱな鉾である。手前のは石持(いしもち)、車軸の上にあって重心を下げる重いパーツだ。


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こちらもまだまだ。


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岩戸山に来たら毎年お約束の山のすぐ前のTHE TERMINAL KYOTOさんで一休み。1年にほぼ1回しか来ないけれど、今年もまた来ることができてよかった。ありがたい。(お店の方も覚えてくださっていてうれしい)


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今年は初めて祇園祭友と一緒に。季節のスペシャルメニュー、レモンセット(レモネードとレモンケーキ♪)祇園祭のオタク話が通じてうれしい♪


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すっかり汗が引いた後は放下鉾さん、


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再び四条通の月鉾さんを眺めて、これも恒例、西洞院食堂(カフェテリア形式)でご飯食べて鉾町を後にする。(曳き初めにいけないのがほんま残念!)



ルーブル美術館展〜愛を描く〜京セラ美術館 - 2023.07.11 Tue



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真夏日の京セラ美術館、ちょいと涼みに、、、いや、、ルーブル美術館展〜愛を描く展を見に。


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パリのルーブル美術館には3日間通いつめたこともあるけれど、今回の展示は「愛〜amour」のテーマに沿った作品ばかりを選んでいるので、かすかに見たかも??の記憶しかない作品ばかりだった。(いわゆるビッグネームはないけれど、それは私が知らんだけかも)

しかしポスター、「LOUVRE」から文字をぬいて「LOVE」にしちゃうとは、京セラもなかなかおしゃれ。


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ここはかつて京セラでなくて京都市立美術館だったときには一番広い展示室だったよな。この高い天井は気持ちがいい。欧州の美術館はこんなとこが多い。


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それにしても西洋絵画を理解するには、あるいは寓意や細かいところまで理解するには、ギリシャ・ローマ神話、旧約聖書、新約聖書の知識が必要だと思い知らされる。最低、西洋古代神話の神々の名前をギリシャ読みとラテン読みと英語読みで知っておかなければ、ナンノコッチャでおわってしまう。



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ずっと疑問なのはアモル(キューピッドもしくはエロス)って一体何人いるんだろうかってこと。ヴィーナスの息子アモルは子供姿で描かれるときは複数人いてるんだけれど、、


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(「アモルとプシュケ〜アモルの最初のキスを受けるプシュケ」)

プシュケに恋をして結ばれるのは一人だし。
大方の日本人には、ギリシャ神話とローマ神話の区別がつかない。名前も両者でかなり違う。ギリシャ神話ではエロスは青年の姿で一人であり、ローマ神話のアモルは複数の子供姿が多い、、、ということらしいのだ。知らんけど(^_^;

でもポスターになるだけあって、この絵はピカイチに美しいね。
作者は18〜19世紀のフランス新古典主義の画家、フランソワ・ジェラール。
(この部屋だけ撮影可)


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撮影OKの一室、平日だがたくさんの人が来てはった。

さてそのプシュケだが、ヴィーナスが嫉妬した美しすぎる王女、英語でPsyche。精神、魂の意で、Psychology(心理学)、Psychosis(精神病)の語源になったことはあまりにも有名。


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アモルとプシュケのなれそめはわかったが、その後どうなったのかというと、「プシュケとアモルの結婚」という絵もあり、ヴィーナスのいやがらせの難題を乗り越えて無事ハッピーエンドだったらしい。よかったよかった。


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あとはそれだけでも鑑賞価値のある美術館の建物を愛でつつ、、、ああ、外は暑そうだな〜、、


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なんかこの一枚も絵画に見えません???



祇園祭2023〜子どもが神様のお使いになるまで〜綾傘鉾稚児社参 - 2023.07.09 Sun

化粧には古来呪術的な意味もあったといわれるが、そこらへんを走り回るお子たちが、化粧を施されるにつれて神様のお使いになっていく様子は毎年見事だなと思う。

お手伝いさせてもらっている綾傘鉾のお稚児さんは幼稚園児から小学校低学年まで。
江戸時代の祇園御霊会の記録(18世紀)では金幣持ちの少年3人とあるが、現在は金幣はなし、人数も6人になっている。

綾傘鉾自体禁門の変で焼けて、復活したのが私が大学生の時であったが、祇園祭細見など見るに資料に忠実に復活されているなと思う。江戸時代も囃子方は壬生村より、と書かれていて、全く同じではないが現在もお囃子、棒振り踊りは壬生の六斎の方々が担っているのはすばらしい。



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さて、ご両親につれられて来たお子たち、やんちゃさんもいれば、しっかり落ち着いた子もいる。順番にまずは白粉を塗ってもらう。なにせお化粧なんて初体験だろうから、びっくりよね。


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口元だけでなく、目元にも紅をさすのは舞妓ちゃんと同じ。古来紅は魔除けとして古代から使われてきた原始の化粧である。


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やんちゃさんも化粧が仕上がるにつれて神妙なお顔になってくる。


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眉もきりっと、衣装をつけるともう別人の風格。


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この衣装も婦人会の方々が色々考証して、小さいお子でも動きやすいように工夫を重ねて年々バージョンアップされている。

宝暦7年(1757年)刊行の「祇園御霊会細記」には<稚児三人、金烏帽子、紋紗上下、金襴小袖、金幣を持ち方にのせ、日傘さしかくる>とある。この衣装はまさにそれで、正絹なのよ〜!
菊綴じも背守りもかわいい。


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金烏帽子をのせてもらい、、


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殿上眉を入れてもらって完成。


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りっぱなお稚児さんのできあがり。
6人6様なのがまた面白いけれどね。


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17日の巡行当日一緒に長い距離をあるくお父さん方と、鉾町の結納の儀のあと、固めの杯を。(あ、中身お酒じゃないよ(^_^;)


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14:30から八坂神社へ社参
この日の京都は気温37度の体温超え、待っている身もじりじり焼け付く暑さに耐えていたが元気にお参り。


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本殿で稚児宣旨を拝領してこれで本格的に神様のお使いとなる。その後は本殿を三回回るお千度参り。


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毎年の撮影スポット裏参拝の場所にて。
それにしても暑い、、、あまりの暑さにとうとう泣きべそをかいてしまう子もいたが、がんばれ、がんばれ、17日の巡行を歩ききったら、その経験は一生の宝物になるよ。




西陣散歩・梅雨の晴れ間2023〜ベジサラ舎 - 2023.07.07 Fri

左京区住まいなので、西陣の方へはめったに行かないけれど所用あってこのエリアに足をつっこむ。久々なので西陣散歩をしてみよう。
その前に、西陣とは具体的にどこなのか?案外京都の人でも正確には答えられない。なんとなくあの辺、、、っていうか。

ものの本によると、北は鞍馬口通り、南は一条通、東は堀川通り、西は七本松通りにかこまれたエリア、京都に住んだことある人ならなんとなくわかるだろうが、よその人にはナンノコッチャ?かもね(^_^; 散在する小さな家に織物や帯関係の仕事の名前があったら、西陣とざっくりわかる。

住まいする東山界隈の観光客でごっがえす喧噪がウソのような静かな西陣を散歩。



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西大路からの鞍馬口通りを東へ歩いて、いきなりこんな素敵な連棟町家ショップを発見。ギャラリーのPolarSta。全部がそうなのか確認していないが。


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町家をリノベしたおしゃれな感じ。カフェ<こむぎと>などもあるようでいつか入ってみたい。



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千本通には大念仏狂言で有名な千本ゑんま堂。焙烙割りのある壬生寺のが有名だが、ここのは地元の人が多い感じで好きなのだ。(7年前の→

ご参考までに写真はコチラ↓


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初めて舞台の裏手にあたる場所へ入ってみた。


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いつも狂言の時は幔幕に隠されているので、こんなにお地蔵様がたくさんいらっしゃるとはしらなんだ。


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周りは水路になっていて、お盆の時の水卒塔婆をここでもやっているんだ。


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だれもいないので、えんま様ににらまれつつも、ここでしばし休憩。
静かや、、、


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ふと見上げると提灯の名前が場所柄やなあ、、、、
(表裏千家のある小川通りもほど近い)


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さらに西へ、廬山寺通りあたり、たっぷり西陣の暮らしを垣間見ることのできるあたりをうろうろ。


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今時貴重な町家の銭湯、、、と思ったが残念ながらどうやら廃業されたようだ。又一つ銭湯文化が消える、、、


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このあたりは家が建て込んでいるので、大きな庭のある家はほとんどないと思われるが、それぞれ玄関先に植木をおいているあたりがいいなあ。ここのお家は大きなノウゼンカズラが。


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おや、鳥居?
でも神社らしき建物は、、、?と思ったら、、


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細い道を通り抜けると広い境内にでた。
<村社 櫟谷七野神社>とある。くぬぎだに、、と思ったら<いちいだに>と読むのね、おんなじ字やん(^_^; このご神木が櫟なんやろね。
御由緒を読んでいたら、ここは賀茂の斎宮の御所跡だったんやね!賀茂の祭(葵祭)の時に斎宮はここから出御されていたそうだ。それも後鳥羽上皇の内親王を最後に斎宮自体がなくなったのだが。(だから今の斎宮はあくまで斎宮代なのだ。代理)

ちなみに七野はこのあたりの野辺送りの地名から。(紫野、禁野、柏野、北野、平野、蓮台野、内野)並べてみると紫野も北野も平野も葬送の地だったんやねえ、、



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細い道を行くと時々お稲荷さんとお地蔵さんが背中合わせでいてはったり、なかなか面白い景色がみられる。地元の人の生活に溶け込んだ信仰といえるのかな。


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さて、ランチは廬山寺通りの八百屋食堂ベジサラ舎さんで。


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有機栽培や無農薬にこだわった野菜を販売していた八百屋さんが数年前食堂(すこやか食堂)も併設されたところ。


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珍しい野菜もあったり、真っ赤に熟れたトマトがあったり赤紫蘇の葉が根付きで売られたり、杏もあったな。


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お茶とかポン菓子なんかにも心引かれる。


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この建物はかつて西陣の紡糸工房だったそうで、奥には坪庭に面した座敷の席もあり。ここの周りがあまりに静かで人が通っていなかったのに、中へ入ると満席でにぎやかなのにびっくり。ほとんどご近所さんだろうか。(ランチは予約がおすすめ)


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すこやかセット、半分以上がお野菜という。なんだか体にも心にもよさそう。手の込んだ夏野菜のテリーヌ(真ん中の)、見た目も味もよかったな。


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お腹一杯と言いながら最後にやっぱりデザートのバナナシフォンケーキに手をだすあたり、やっぱり女子なんですわ〜(^_^;



北観音山の二階囃子を聞く会2023 - 2023.07.05 Wed



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鉾町の電柱にこの黄色いカバーがかけられると、ああ祇園祭はじまとったんやな〜と実感する。(鉾立が始まる前に、電柱を保護するためかける)


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夕刻鉾の辻(室町四条界隈)を歩いて、二階囃子をやっていないか毎年チェックする。月鉾さんは今日はやってないな。


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新町通へ。
ここにも黄色い電柱カバー。



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北観音山の会所ではそろそろ二階囃子が始まるようで、おじさんから小学生っぽい少年まで浴衣を着て三々五々集まっている。この風情がまたよい。



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北観音山のご町内、ご当主は祇園祭の後祭り復活の立役者・吉田孝次郎先生、屏風祭には二階の格子をはずして貴重な朝鮮毛綴をたらす景色が美しい。
かつてここで開かれていた吉田塾にもう何年かよっただろうか。北観音山の曳き初めを二階でみせてもらった思い出もありがたい。

↓4年前吉田家二階からみた曳き初め(北観音山・南観音山)

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ここで新旧乙女茶会開かせてもらったの、4年も前になるんだ。
ここしばらく、吉田先生のご体調、管理するNPOうつくしい京都の方にもいろいろあったようで、吉田塾は終わってしまい、なかなか中へ入る機会がなかったが、久々に「北観音山二階囃子を聞く会」がNPO主宰でひらかれた。もう1年ぶりくらいかな。



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奥の座敷にいても、19時頃にはお向かいの会所から二階囃子がよく聞こえる。それをBGMにNPOの下間先生の祇園御霊会のお話。



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下間先生のこの御本に沿った内容であったが、この本、ほんまに簡潔にしかも詳しく祇園祭のことや各山鉾の事が書いてあって、かなりおすすめ、絶対損はしません。

「函谷鉾のタペストリーの<イサクに水を供するリベカ(旧約聖書)>のイサクはどこにいるでしょう?」とか、イサクを祝福する駱駝のお目目のかわいいこととか、「遠くから見てもすぐあの鉾だ、とわかるのは何鉾でしょう?(答=曳き手が赤い笠をかぶっている=鶏鉾 とさかの赤だそうだ)」とか、「長刀鉾には5人の刀をもった人物が乗っている(飾りとして)」とか、これは今年確かめねば!と思わずにはいられない情報を一杯教えてもらった。


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(六角形が北観音山のシンボル)


お開きのあと、お向かいの会所の二階囃子をしばし楽しむ。
吉田先生は最近お身内のご不幸があり、少しやつれておられたが、玄関に床几をだしてどっかとすわって背筋を伸ばして二階囃子を聞いておられるお姿は、しゃっきりされてました。まさに祇園祭の申し子のような方だからなあ。






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(百の字が南観音山のシンボル 百足町だから)

その後はあちこちに二階囃子をたずねて梯子する。北観音山をさがったところの南観音山。


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函谷鉾は四条通をはさんで聞く。


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(函谷鉾は「函」の字をデザイン化したシンボル)

今年はイサクの駱駝に注目ね。


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舩鉾、大舩鉾町ではやっていなかったが、音にさそわれてさらに南下、新町通りの最南端にある岩戸山にたどりつく。ああ、やってるやってる。このご町内は木乃婦さんのあるとこで、外人さんの一家がお店出てきたところに遭遇。外国人観光客がもどってきたことを確認する。


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仏光寺あたりに響く二階囃子を聞いて四条に戻る。


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ああ、烏丸四条では長刀さんもやってはるなあ、、、と最後にこれを聞いて家に帰るとする。

(二階囃子はだいたい5日くらいまで)


茶の湯の道具・茶碗展〜京都国立博物館 - 2023.07.04 Tue



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京都国立博物館である。今は大きな展示はなく、常設展ばかり、、と思ったら大間違い!


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3Fの一室だけであるが、こっそりひっそりこんな素晴らしい展示があるとは!あまり期待せずに行ったのにびっくり。しかも全然混んでいなくて、大きな企画展なら人の頭の隙間からのぞくの必至の名品をゆっくり堪能できるのだ。

中国の天目茶碗にはじまり、がっつり充実の高麗茶碗〜そして日本の焼物へ、時代を順に追っての展示は茶の湯の茶碗の歴史のダイジェストとして最適。展示には有名な名品も(畠山美術館蔵が多かったな)ちりばめられていて見応えある。


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天目コーナーでは、建盞って黒釉で烏盞、油滴、曜変以外のものをいうのね。知らんかった。理想は真っ黒の烏盞だが、なりきれなかったもの。灰被は時代が2世紀ほどくだる。なのにフォルムは全くと言って良いほど同じなのは感嘆する。中国の焼き物の技術のすごさよ。
中国ではあと雲堂手、火入れタイプはよく見るが、これの茶碗バージョンがあるのは初めて知った。

高麗茶碗は時代順にその種類をほぼ完全に網羅しているの、すごい。
My favoriteの粉青から硬質白磁の堅手、軟質白磁の井戸、ここからちょっと1世紀ばかり時代下っていって、分類がニガテな蕎麦、柿の蔕、斗々屋、かの鈍翁の逸話で有名な柿の蔕「毘沙門堂」も出てたよ〜。(京博の畠山展にでてたねえ)
さらに下ると伊羅保、御所丸、金海、呉器、倭館で焼かれた御本、彫三島。
織部の割高台茶碗(畠山)も!


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日本に渡って長次郎のムキ栗!
織部、瀬戸黒、志野ときて仁清、道八、古清水、、、、と。

もうすっかり満腹感で下におりていったら、、、、



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なにげにのぞいた1Fの古筆コーナー、こんなにたくさんの石山切!!ひとつやふたつは見たことあるけど、こんなに並んでいるの見るのはじめて。五色の料紙の有名なのから、光の加減で文様がみえる雲英刷りの唐紙やら、とにかく石山切の多彩な料紙がそろい踏み、すごかったなあ、、、



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というわけで、すっかり疲れるほど集中して楽しめたよ。これからは大きな企画展だけでなくこまめにいかなくては、、、と思う京博であった!



夏越祓〜吉田神社2023 - 2023.07.02 Sun

6月30日、一年の半分が過ぎて、半年たまった厄を祓って、無事に夏が越せますように、、ということで関西圏ではあちこちの神社はおろかお寺さんまで、夏越の祓え、茅の輪くぐり、これやってます。
今年はどこで厄をはらおうかな。昨年は上賀茂神社やったな。
学生時代ずっと氏子だったところの吉田神社の夏越祓へ久々に行ってみよう。現在は岡崎神社の氏子やけど、心は吉田神社の氏子なの。時々粟田神社の心の氏子になったりもする(^_^;


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あいにくの雨なんで、おそらくいつもより参拝者は少ないと思われる。りっぱな茅の輪。早速作法にのっとって八の字周り。


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参拝者各人に「大祓詞」が配られて、神官だけでなくみんなで唱和するスタイル。大祓詞は夏越しと年越しの年2回奏上されるもの、瓊瓊杵尊やら天孫降臨やら高天原やら神話時代のお話が綴られているような。


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大祓詞といっしょに渡された小さな紙包みには小さな紙片と多分、麻片。これを自分の体に撒いて自己浄めをする。


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おさめられた人形は護摩木と一緒にお炊き上げ。


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そして吉田神社の面白いところはみんなでぞろぞろと一列になって茅の輪を3回くぐるところ。
例の夏越しの歌を唱えながら。


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<みなづきに なごしのはらえするひとは ちとせのよわいのぶというなり〜>

をみんなで唱えてぞろぞろ、、はかなりアヤシイが、そこがまた面白いのだ。


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3回ぐるぐる


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参拝客が多いと一周にかなり時間がかかる。足が悪いご近所さんだとか、かなりご年配の方とか、ほんま地域の夏越し祓えといった感じで、ちょっと観光客よりのところより好きだったりする。


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茅の輪くぐりがおわったところで茅(ちがや)を拝領。


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紙垂付きなのである。これをその場で茅の輪にする人もいるが、家に帰ってから細工するとしよう。


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さすがに境内で水無月販売中。
ネイティブ京都人にはおこられるかもだが、私は学生の時初めてこのお菓子を知った時からあまり好きではない。縁起物と思って食べるだけ〜。いつのまにか全国区になったなあ、これ。



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さて、茅で作った厄除け茅の輪、完成、玄関に飾っておこう。



若美津茶会2023 - 2023.07.01 Sat

京都の光悦会、東京の大師会、それに6月は大阪の若美津茶会!


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昨年人数を半分以下にしぼって3年ぶりに開催され、再開に感極まった感じの戸田商店(谷松屋)御大のご挨拶が今も記憶に新しい。今年はようやく例年通りの開催となった。


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もと鴻池男爵の邸宅であった現在の大阪美術俱楽部、今年は濃茶席も薄茶席も<若美津茶会世話人会>となっているから、錚錚たる古美術商がよってたかってええもんだしてはるみたいだ。



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薄茶席
お点前は官休庵の木津宗匠だったが、道具のラインナップはがっつり遠州。
待合の光琳の寒山拾得、光琳のこんな素描的なの、めったに見ない。赤星家から藤田家伝来。
本席床は清巌一行「路従平処嶮」、これどこか有名どころで見たことある。路は平処より嶮し、、(禅林句集)

この席のご馳走はなんといっても次客さんの(正客さんの宗入、ゴメン)伊羅保茶碗「橘」、これもどこか、博物館かで見たことあるような気がする。どっしりとして無骨なまでの伊羅保である。しかし私は出雲の伊羅保との見分けがまだつかない。
三客さんの沓形祥瑞もよかった。青花の色だけでは古染と祥瑞の区別はまだつかない。

茶杓が遠州の長男・大膳宗慶共筒、歌名「外山」
百人一首にある、とやまのかすみたたずもあらなむ、、、だからこの歌も春の歌やね。
(さしのぼると山の峯の朝日かげ かすむつきよにはるや立つらむ)

干菓子がおなじみ奈良の樫舎さんで、青楓の打ち物が和三盆かと思いきや、豆粉だったのにはうれしい驚き、さすが。

点て出しのお茶が両隣さんのは裏千家仕様だったが、私のだけ表千家仕様(泡がない)だったのは、水屋が混成チームだからかしら(^_^;


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(今年の点心は高麗橋吉兆までマイクロバスで移動、、、でなくて館内だったのがちょっと残念)


濃茶席
こちらはがっつり表千家のオンパレード。
まずは床の利休甲書宗旦箱という唐銅細口に入った花に打たれる。葉っぱは八角蓮みたいに立派なのに、花は小さく可憐な小花がいくつかついている<ワタナベソウ>という花だそうだ。ユキノシタ科といわれればなるほど。分布が高知、愛媛になっていたので朝ドラの牧野博士のウケ狙いか?(^_^;



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(初鱧〜ジュンサイが今年ははいってない、、、)

床は沢庵の大横物「いろは」
いろはにほへと、、、を最後まで横にかいてその一文字一文字を使って歌(狂歌?)を書き連ねた物。たとえば最初の「い」は<いにしへ今はなにものぞ> 「ろ」で<ろくろく元来三十六>みたいな判じ物みたいでもある。

古芦屋の釜の鋳込みから永正3年=1506年(室町時代!)とわかるもの、蓋が神獣鏡みたいだったが、裏をみせてもらったところ、ちゃんと蓋仕様になっていて、写したものかな。


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(焼きたて鮎は本店から焼き上がった順に走って届けてくれたものだそうだ)

井戸茶碗がまたすてき。予楽院拝領鴻池伝来「准后」
准后は大皇太后、皇太后、皇后に次ぐ位なのだが、これもどこかで見た、というか名前に記憶があった。ので調べてみたら10年前の光悦会にでてたわ〜。

茶杓は道安、箱が随流斎(表千家五代・宗旦の孫)、了々斎(九代)とそろそろ表千家オンパレード。さすがに花押はよみきれん。


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そしてラスボス的なのが利休ケラ判あり、宗旦添文あり、の黒大棗(白鶴家旧蔵)
箱がすごい。覚々斎原叟(六代)、如心斎(七代)、啐啄斎(八代)、了々斎(九代)、表千家がずらっと。こういうお道具は見て楽しむのでなくて来歴を楽しむものなのね。

感動のお菓子は北浜の菊寿堂さんの「葛ふくさ」
薄い求肥?で餡を四つ折りに包んだ物で、柔らかく、水屋で作った作りたてなのだそうだ。美しかった。


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吉兆さんの美味しい点心をいただいたあとは主に懐石道具の名品の展観席。
平瀬家伝来黄瀬戸鉢とか、藤田家伝来の織部の鉢とか、ああ、やっぱり鼠志野の向付ええなあ。斑唐津の鉢、どうみても茶碗に使えそうだが、裏に「王」の字が彫ってあるとランクが上なんだそうだ、、、ということで裏も見せてもらった。

そして今回の勉強
天啓赤絵の猿鹿絵皿五枚。華麗で美しい絵付けは南京赤絵のように思えたが、おそらく違いは青花(呉須)による絵の骨格があるかないかなのだろうな、、、と思った次第。(しらんけど)





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