fc2ブログ
topimage

2023-10

長次郎に会いに〜松阪 - 2023.10.03 Tue

三重の松阪に来たのは初めてである。松阪牛とか本居宣長とかイメージは色々あるが、、、


IMG_8993_20230928220803c94.jpeg


蒲生氏郷の治めた土地とはしらなんだ。氏郷といえば会津の(少庵会津にあずかっているしね)、、と思ってしまうが、会津で大名になる前に松阪城を築城、城下町を整備したんだそうな。こうやって今でも氏郷顕彰があるからには、さぞ松阪の人々に慕われたお殿様だったのであろう。

という話はさておき、、、(^_^;
今日はいつもお世話になっているY様にお誘いいただき、茶の湯道具好き5人組ではるばる?松阪の某道具屋さんへ。なんとなんと、長次郎に会いに♡

店舗の一画にある台目小間の茶室に上がらせてもらって、まずはお薄を二服、栗小餅、できたての琥珀を。飾り置きされた古備前の水指や、だされた数々のお茶碗をまずなでまわして拝見。宗入の赤とか御本とか見ているうちにみんなどんどんハイテンションになっていって、ついについにその時が!

ご主人がお持ちくださった長次郎の、、、長次郎の黒楽ですよ〜。
長次郎をこの手に。もうね、みんな交替で撫でまくるわ、触りまくるわ、上から見るわ、横から見るわ、で大騒ぎ。
このお尻がたまらん、とか、縮れた釉薬のかせ具合最高とか、底に見える褐色は元からこんな色だったのか?とか、ここにこんな篦目が、とか、石ハゼがとか、、。
作陶のプロもいらしたので、プロ目線の見所(*)もお聞きするが、彼自身ももう「ほ〜」とか「は〜」とか感激で言葉にならないご様子。長次郎はさることながら、それを見て触ってのみんなの反応がまた面白かった(^_^; ほとんど推しのアイドルにキャーキャーいうオタクと同じである。
かくいう私も「利休と間接タッチ!」とか、りっぱなオタク。

(*)お湯をこぼすときに、高台のどこかに指をかけやすい部分があるとのこと。その位置から製作者が意図した茶碗の正面がわかる。

なりは同じく長次郎の「俊寛」に似て、利休のこまかい指示で作られたものであろう。


IMG_9007_20230928220806a4c.jpeg


ちらっとだけ長次郎さまのお写真。
この高台♡ かせ具合♡ そして手取りの感じ、重さ、憧れた長次郎、まさか触れる日がくるとわ〜! なんとそれだけではナカッタ!


あんまり長いことみんなで頭寄せ合って長次郎触りまくるので、「これをこんなに長いことみてくれるお客さんはいままでいなかった」ので、これでお茶を点ててくださるって!きゃ〜である。



IMG_9008_202309282208067e9.jpeg


長次郎に抹茶が入っているのを見るのは初めてだ。水を含んで、緑のお茶をいれた長次郎はまた別の生き物、美術館でカピカピに乾いてミイラになった長次郎と全く別もの。みんな、きちんと正座して、ネクタイをただしてお茶をいただく。利休と間接、、、いや、もうやめとこ(^_^;

この黒楽は銘を「伊勢海」
表千家の碌々斎(幕末〜明治)箱、元はと言えばオリジナルの古い箱があったのだが、面白くないので新しく作った、、というようなことが箱につらつら書かれている。この茶碗を楽直入さんにお見せしたところ、1時間もずっと手放されなかったという。きっと直入さん、この茶碗のどからでがでるほど欲しかっただろうなあ。
私にも一期一会、今後こんな機会はないと思われるので、心ゆくまで長次郎を味わった。

それもこれもおさそいくださったY様に感謝しかない。


IMG_9024.jpeg


長次郎で胸一杯になって今度はお腹を一杯にするべく、伊勢三玄さんへ。


IMG_9030.jpeg


なかなか入手困難な而今がでてくるのでまたテンションあがる。生酒なので微炭酸。
懐石のコースはいずれも見た目も味も満足。


IMG_9037.jpeg


木の板に香合にいれたものや、筒向や、そのままのものや、それぞれが一つずつ手に取っていただく。この見せ方は吉兆風やな、と思ったら大将は吉兆で修行されたのね。

さて、今夜は長次郎様の夢を見るかな、、、?



NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (15)
茶の湯 (409)
茶事(亭主) (86)
茶事(客) (179)
茶会(亭主) (18)
煎茶 (10)
京のグルメ&カフェ (95)
町家ウォッチング (10)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (111)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (65)
京都めぐり2024 (2)
京都めぐり2023 (33)
京都めぐり2022 (29)
京都めぐり2021 (30)
京都めぐり2020 (19)
コロナ緊急事態宣言下の京都2020 (12)
京都めぐり2019 (28)
京都めぐり2018 (20)
京都めぐり2017 (30)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (15)
美術館・博物館 (146)
奈良散歩 (131)
大阪散歩 (1)
着物 (8)
京の祭礼・伝統行事 (61)
祇園祭2023 (9)
祇園祭2022 (11)
祗園祭2021コロナ下 (5)
コロナ下の祇園会2020 (1)
祗園祭2019 (18)
祗園祭2018 (11)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2024 (1)
修二会2023 (10)
修二会2022 (8)
コロナ下の修二会2021 (6)
修二会2020 (5)
修二会2019 (3)
修二会2018 (4)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (12)
京都和菓子の会 (4)
ソウル紀行2023 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
パリ紀行2014 (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
古筆 (1)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (13)
ギャラリー (4)
暮らし (14)
中国茶 (49)
京都の歴史・文化について勉強 (3)
過去ブログ終了について (0)
猫 (1)
滋賀さんぽ (21)
オランダ・ベルギー紀行2018 (9)
ニュージーランド紀行2019 (9)
台北旅行2018 (3)
高野山 (2)
骨董・工芸品 (1)
東京散歩 (2)
諏訪紀行2021 (4)
金沢さんぽ (2)
御所朝茶 (4)
熊野三山巡り (2)
有田2022 (1)
兵庫さんぽ (1)
太宰府 (2)
丹後旅行 (3)
仕覆制作 (6)
信州旅行2023 (2)
京都モダン建築 (3)
春日若宮おん祭2023 (3)
春日若宮おん祭2022 (3)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR