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2023-10

久々に正午の茶事〜砧からの雁の玉章 - 2023.10.11 Wed

いつもは夕ざりなので、正午の茶事は本当に久々。朝の光が残るうちに席入り。



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西洋のお盆とでもいうべきハロウィーンにならってカボチャ。


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このところ扇風機もまだ片付けていないのに、もうストーブをだしたくなる朝夕の涼しさ。


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お客様の芳名録は菊池克さんの千手観音さまの手の一つでおさえる(^_^;


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待合にはこの季節ほぼかならず掛ける「砧」の絵。
謡曲「砧」でもあり、その元になった蘇武の逸話でもあり。

  長安一片の月 万戸砧打つの聲、、、(子夜呉歌 李白)

匈奴に捕らえられ決して降伏しなかった蘇武は19年も彼の地にあり、長安の妻は彼に届けと砧を打つ。蘇武には辺境にあってその音が聞こえたという。



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これはお遊びで作った棕櫚箒
お隣の棕櫚をいただいたので(^_^;


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苔も日覆いをしなくてもよい季節、なんだか生き生きしてきた。


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普段夕ざりでは簾をかけないので、久々に正午で簾をひっぱりだす。簾の巻き上げ(初座→後座)も久々にやった。ちょっと勘が鈍ってる。


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茶室内には簾の影ができる。夕ざりの日暮れ感も良いが、これもまた良し。


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初座の軸も夕ざりとは反対(夕ざりでは花が初座)
軸の掛ける位置の調整が難しく、お猿さんに手伝ってもらった(^_^;


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懐石もだんだん段取りが良くなった、、、と自画自賛。


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酒器石杯はコレクションの見せ所、私の好きなイベントである。
石杯は新旧おりまぜて。


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お菓子はみのり菓子さんの「栗ひろい」
栗餡に道明寺、栗のイガはピーナッツとカカオニブ。大人の味だわ。


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中立後後座
花入れは最後まで悩む。籠のいいのがあればいいのだが、、、


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昨年姫路から持ち帰った桜蓼がきれいに咲いた。たしかに小さな花の一つ一つが桜に似ている。


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濃茶は午後2時頃になり、まだ明るい。


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今回のお正客様は石州流の方であるが、私は石州関連の道具を持ってないため、せめて茶筅を、、、と石州の白糸かがりの茶筅を使う。(これはあとでお持ち帰りいただいた)


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今回は正午で時間に余裕があるので、これも久々に後炭をした。もう、、、色々忘れまくっている。ちゃんと日頃からお稽古しないとだめね〜。


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おかげで薄茶は湯がばんばん沸くこと!

薄茶器は月に雁

 薄墨に書く玉章(たまずさ)とみゆるかな かすみの空に帰るかりがね (一休)

蘇武は雁の羽根に手紙をつけて、まだ生きていると長安に伝えた。それから手紙のことを雁の便り、雁の玉章とよんだ。

その後決して匈奴に屈しなかった功で無事長安にかえることができるのである。(匈奴に従ってそのために働いた友人の李陵は帰れなかった。中島敦の「李陵」を読んでね)


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四時間以内にきっちり終わって、片付け始めてもまだ夕刻、正午はあとが楽である。ふと露地の片付けをしていて見た茶室を通した水屋の景色が良い感じであった。

道具に造詣の深いお正客様、10数年前にお目にかかって以来、お呼びしようと思いつつやっと今日かなったお次客様、お詰めはいつもお世話になってます師匠(^_^)V
極わびの季節に、良きお客様方としみじみとした茶事ができました。色々感謝。



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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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