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2023-10

石州茶会2023〜大徳寺芳春院 - 2023.10.15 Sun

先だって石州流のお正客様をむかえたばかりだというのに、再び石州にご縁が。石州茶会①としたのは1週間後にまた奈良で石州忌茶会があるから(^_^;
このところ石州づいてるわ〜。


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場所は大徳寺の一番北の芳春院、通常非公開の塔頭。
前田利家の正室まつ、こと芳春院が玉室宗珀を開祖に建立した塔頭で、現在石州流大口派(石州流は免許皆伝制なので、とにかくこまかくたくさんの流派がある)のお稽古場になっている。ここのお弟子さんのご縁で今回はじめてのアウェイ参加。


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最初庭園とか、他の大徳寺の塔頭とそうかわらないわね、、、なんて見ていて、おおもわずぎょっ(゚Д゚)!!境内の中に銀閣寺がある〜?!
、、、と銀閣とみまごうばかりの二重楼閣建築、銀閣ではなくて呑湖閣というそうな(現在のは江戸期の再建)。西本願寺の飛雲閣にも似ているな、と思ったら、金閣・銀閣・飛雲閣と合わせて京の四閣と言われているのね。知らなかった。
庭園は小さな滝もあったりして、楼閣山水庭園という形式、伝・小堀遠州作。枯山水がメインの大徳寺にあって唯一の池泉庭園なのだ。
実は現在の芳春院は二つの塔頭がいっしょになったもの。芳春院とは別に、かつては石州が代々の菩提を弔うために玉舟宗璠を開山とする高林庵という準塔頭があったそうな。それでここに石州流のお稽古があるのを納得。



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待合には原在中の石州公肖像に宙宝和尚画讃、前に交趾?の三具足。
徳川時代を通じて武士の茶といえば石州流だった。

滝の音を室外に聞きながらの石州流大口派の第一薄茶席。見事な書院で襖絵の竹の絵(おそらく新しい)が、遠くから見るとほんとうに竹を持ち込んだの?と思うくらいで良い感じであった。

石州に敬意を表しての真台子、石州好みの古銅皆具、と一目で武家好みだな、と思われる。
なにより石州(宗閑)の一行の軸が迫力だった。「松古今無色」。
その前に石州作竹の花入、無骨な感じがやっぱり武家流、蕎麦の花が似合っている。花はすべてこちらの和尚様の丹精のお庭からと聞いた。

お点前はそこは武家流なのだが、大口派の特徴というか、帛紗を(もちろん右につる)四つ折りでなく二つ折りで、だら〜んとはさんでいるところ。初めて見た。

茶杓が石州「しののめ」
武家流というとごついイメージがあるが、利休系の細くて華奢な煤竹の茶杓であった。
主茶碗が大徳寺呉器、芳春院に代々伝わった物と聞く。これは迫力。
香合の下に敷かれた紹巴の帛紗は、加賀前田家のかの有名な梅鉢紋と、前田家のお定め紋(裃に使う)の菊菱を組み合わせた物、御住職の袈裟を使ったものだそうだ。



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薄茶席二席目は裏千家の先生の席であった。
この席からは庭の酔芙蓉の大木が花をさかせているのが間口一杯に見えてすてきであった。これも和尚様のご丹精のたまもの。

待合の「懶瓚(らさん)芋を焼く」の画讃が印象的。
(懶瓚:唐の皇帝のお召しを芋焼いて食いながら断った禅僧懶瓚の碧巌録にある逸話)

あとは三友居さんの点心をお腹一杯にいただいて、これでこの会費でよろしいのでしょうか?
この日1日をたっぷり楽しませていただいたご縁に感謝。
(ちなみに先日のお正客さんにもばったり、元サラリーマン陶芸家はお運びしてたし、最近、石州流も来てるな(*^_^*))






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