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2023-11

東大寺観音院・水島太郎展〜奈良水晶 - 2023.11.05 Sun



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二月堂裏参道、大湯屋の裏の御供田もすっきり稲刈りがおわっていた。この収穫したお米で修二会にお堂にそなえるお餅(お壇供)が作られるのね。


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裏参道の柿の実、秋だなあ〜。


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さて、二月堂を通り過ぎて三月堂(法華堂)前の東大寺塔頭・観音院。現在は無住なので、普段はクローズドなのだが、毎年彫刻家・水島太郎さんが個展を開く間は入ることができる。



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観音院には上司雲海(永照師の大叔父さんらしい)という名物和尚がおられて、戦中戦後、志賀直哉、会津八一、杉本健吉、須田剋太、入江泰吉など錚錚たる芸術家の集まるサロンになっていたそうだ。


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同じく彫刻家だった水島さんのおじいさまもそのサロンの一員で、観音院七人会のメンバーだった。そのご縁で、太郎さんもここで個展を開く。(ちなみにお父上も彫刻家)

ご縁はそれだけでなく、彼は修二会の処世界童子として大松明をかつぐのだ。昨年も今年も修二会の期間中、その童子としてのお姿をなんどか拝見した。


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太郎さんの彫刻は独特で、脱活乾漆像で、麻布と漆で像を作り上げる。
像は嘆き悲しむ人のようであったり、童女のようであったり、えたいのしれない物のようであったり、、、見る人の感性によって自在に変幻する。


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今回はなんだか兎っぽいモチーフが多いなあ、、と思ったら「不思議の国のアリス」がテーマなんだって。
童子さんをされているので、修二会のお松明の燃えさしを使っての作品もあって、ちょっと萌える。双頭の怪物の真ん中に燃えさしの板がつきさしてある像が印象的だったのだが、これはロシアとウクライナを意図したとか。出自は同じスラブなのになぜ戦うのか、体はつながっているのに頭がケンカする愚かさを示すのね。


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(アップの許可をいただいて、、、)


ちょっと感動した話。
いつも修二会で良い声をきかせてくれることで有名な上司永照師のご長男・永観師が、今年練行衆として初出仕。永照師のご依頼で、その時のお松明を使って太郎さんが記念に結界を作っておられるとか。ちなみに永観師は処世界(一番下っ端)なので、いつもお松明が上がる前に上堂、お松明といっしょに初夜上堂するのは12日のお水取りの日のみなので、唯一のお松明の竹なんである。


さて、今度は奈良グルメのはなし。


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インスタで写真を見てこれは是非食べたい!と思った奈良水晶さんの水晶餅いただきに。場所は近鉄奈良から徒歩圏内。率川神社(いさがわじんじゃ)も近い。


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立派な門のある古民家は最近まで普通の住宅だったとか。なかなか良い雰囲気である。


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こちらのお座敷でいただく。ランチタイムは食事もできるとか。


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来た〜!キラキラ美しい水晶餅!
器のガラスに同化して見えにくいが、底にはエディブルフラワーがしのばせてある。


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横から見るとこんな感じ。
おそらく寒天とゼリーの中間的なアガーを使っておられるのだろう。


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これにきな粉と黒蜜をかけていただく。ぷるぷる。
まさに水晶、美しい宝石をいただいた気分。




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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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