fc2ブログ
topimage

2023-12

藤田美術館〜妖・護・山 - 2023.12.15 Fri

大阪は、心中天網島で有名な網島にある藤田美術館へ久しぶりに。


IMG_1341_202312082036102ef.jpeg


昨年4月にリニューアルオープンした美術館は以前のお蔵だったころのイメージを一新、モダンでスタイリッシュな美術館になった。(新たにオープンしたときの記事はこちら)
料金もキャッシュレスで、一見どこから入れば良いのかわからない、、、という(^_^;


IMG_1364_2023120820362710e.jpeg


かつてのお蔵の扉をそのままはめこんだエントランス。ここから入ると中は真っ暗に近く一瞬足下がおぼつかない。
(お蔵といえばかつての展示室は文字通りお蔵の中で照明とか問題はあったけれどオイルステンの木の床とかなかなか味わい深かった)


IMG_1343_202312082036134e1.jpeg


最初はだれかにぶつかりそうな暗さだが、だんだん目が暗さに慣れてくる。この暗さで展示物のみスポットがあたって、対象物に集中できる仕組み、これも良い雰囲気だ。
(撮影OKの太っ腹)


IMG_1345.jpeg


QRコードを読みとって自分のスマホで解説・ガイドが聞ける。なので今回は忘れずにイヤホンを持参した。できればソウルのリウム美術館みたいに対象物に近づくと自動でガイド開始、、、になればさらに便利なんだが。(テクノロジー、日本おくれてる(^_^;)


IMG_1347_2023120820361690c.jpeg


今回の展示は
<妖>
ようするにあやかし、あやしいもの
長沢蘆雪の応挙ばり女の幽霊(応挙の弟子やし)+白蔵主(コミカルな顔)+白蔵主を食い殺した仔犬と髑髏の三幅や、大江山の酒呑童子絵巻(菱川師宣)ではでに血しぶきが飛んでるやつ、もあれば吉原通図なんて艶っぽいのもある。
いちばんぎょっとしたのは卒塔婆小町座像。桃山〜江戸初期の木造なのだが、卒塔婆に腰掛ける老いさばらえた老婆の姿はリアルでもあり、三〜四頭身という人形的かわいらしさもあり、キモカワとはこれか、と思う。なぜか天理市のお寺旧蔵だったのだとか。



IMG_1354_20231208203616e03.jpeg
(一瞬絵画?と思った窓の景色 ほんものよ これもかつてのお蔵の窓)


<護>
神仏のご加護
密教の法具や十二天図、一番見せ方が素敵だったのが鎌倉時代の四天王像(高さ30〜40cmくらいであまり大きくない)がそれぞれのケースにおさめられ、大きな円陣を組んでいるような見せ方。真ん中に立つとよこしまな心をもつ者はチュドーン!と四方向から攻撃光線でやられそうな(^_^;

<山>
山にまつわる絵画や山の銘を持つ茶道具あれこれ
井戸茶碗「江山」、島物鶴首茶入「富士見西行」、祥瑞反り皿山水人物紋、一番うれしかったのが茶箱がでてたこと。茶箱といえどすごいよ。
如心斎茶杓、唐物大海茶入、仁清茶入、古染付茶巾筒、小さい一入赤楽、堆朱香合、一番素敵なのが杯サイズの刷毛目茶碗!銘「浪月」。小さくて渋くていいわ〜。

↓ホンモノは畏れ多いので写真を載せとくわ。

IMG_1353_202312082120049ef.jpeg



IMG_1355.jpeg


外に出ると中の暗さとうってかわった明るさ、よけいにまぶしい〜。


IMG_1360_202312082036217f1.jpeg


ここからは付属の庭園もあるので散策もできる。茶室もあり、腰掛け待合もあるが、中は見たことがない。
この竹藪の、、、


IMG_1361.jpeg


影が良い感じに墨絵みたいになっていて良い感じ。
等伯の松林図、、、ではないけど(^_^;


IMG_1357_20231208203621877.jpeg


ここではまだ紅葉が美しかった。多宝塔は17世紀末の建築、高野山光臺院から移築したものだそうだ。(有形文化財)


IMG_1362.jpeg


最後のお楽しみは、あみじま茶屋。(館内のお茶どころ)


IMG_1366_20231208203627342.jpeg


ここのお茶どころもシンプルスタイリッシュ。


IMG_1368_20231208203628d5a.jpeg


でも藤田家伝来の釜なんかがかかっている(^_^;


IMG_1369_20231208203631025.jpeg


煎茶も丁寧に煎れてくれるので、美味しい。お団子セットは餡子と醤油、これもまたよし。館内のどこででもいただける。エントランスの広間茶室でいただきたかったが、先客さんがいてはったので残念。


<藤田美術館>
京阪京橋駅片町口からなら歩いてもしれてます。



NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (17)
茶の湯 (415)
茶事(亭主) (87)
茶事(客) (182)
茶会(亭主) (19)
煎茶 (10)
京のグルメ&カフェ (97)
町家ウォッチング (10)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (112)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (66)
京都めぐり2024 (4)
京都めぐり2023 (33)
京都めぐり2022 (29)
京都めぐり2021 (30)
京都めぐり2020 (19)
コロナ緊急事態宣言下の京都2020 (12)
京都めぐり2019 (28)
京都めぐり2018 (20)
京都めぐり2017 (30)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (15)
美術館・博物館 (149)
奈良散歩 (132)
大阪散歩 (1)
着物 (8)
京の祭礼・伝統行事 (61)
祇園祭2023 (9)
祇園祭2022 (11)
祗園祭2021コロナ下 (5)
コロナ下の祇園会2020 (1)
祗園祭2019 (18)
祗園祭2018 (11)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2024 (10)
修二会2023 (10)
修二会2022 (8)
コロナ下の修二会2021 (6)
修二会2020 (5)
修二会2019 (3)
修二会2018 (4)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (12)
京都和菓子の会 (4)
ソウル紀行2023 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
パリ紀行2014 (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
古筆 (1)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (13)
ギャラリー (4)
暮らし (14)
中国茶 (49)
京都の歴史・文化について勉強 (3)
過去ブログ終了について (0)
猫 (1)
滋賀さんぽ (21)
オランダ・ベルギー紀行2018 (9)
ニュージーランド紀行2019 (9)
台北旅行2018 (3)
高野山 (2)
骨董・工芸品 (1)
東京散歩 (2)
諏訪紀行2021 (4)
金沢さんぽ (2)
御所朝茶 (4)
熊野三山巡り (2)
有田2022 (1)
兵庫さんぽ (1)
太宰府 (2)
丹後旅行 (3)
仕覆制作 (6)
信州旅行2023 (2)
京都モダン建築 (3)
春日若宮おん祭2023 (3)
春日若宮おん祭2022 (3)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR