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2023-12

春日若宮おん祭2023〜大宿所祭+御湯立 - 2023.12.16 Sat

いよいよ今年も春日若宮おん祭である。


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近鉄奈良駅から餅飯殿商店街を歩くと見えてくる「大宿所祭」の案内。


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一歩入るとそこはそう、普段は建物があるだけの(地域の人が使っているみたいだが)広場なのだが、おん祭の間は大宿所となる。


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17日のおん祭に先立つ15日、祭の無事執行を祈願してここで行われるのが大宿所祭と御湯立神事なのだ。ちなみに大宿所とはおん祭の主催者ともいうべき大和士(やまとざむらい)が祭の前に精進潔斎した場所である。(旧遍照院・ぜんじょういん)


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コロナ開けで久々に、のっぺ汁のおふるまい。主に厚揚げと人参と牛蒡と牛蒡と牛蒡(^_^;
あっさり塩味がしみる。


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さんばいこ、、とは御湯立の巫女さんが腰にまくわら縄のことで、安産のお守りになるらしい。


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さて!!
これが一番見たかったもの!
かつて大和の大小名が奉納したもので、現在はたくさんの鮭、鯛、そして雉(さすがに現在は剥製らしい)がぶらさがる懸物。
いつも16日に来ていたので(撤去された後)、ほのかな生臭い残り香しかかげなかったが、ようやく実物を拝めたわ。
昔は兎や狸などもぶらげていたようで。



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建物の中ではお渡り式に着用する装束や、幣、などがぎっしり飾られていて美しい壮観である。


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田楽座の大きい花笠もあり。今年飾られる一刀彫りの人形は「高砂」かな?


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そうこうするうちに三条通などを練ってきた参拝者ご一行が。
おもに餅飯殿商店街の役員の方々は直垂姿、そして四人の巫女(みかんこ)さんは輿に乗って。


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お渡り式でもかぶる被布をかつぐ姿が初々しい。


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四人とも何々の巫女と名前があるのだが、区別つかず。


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春日大社の巫女のシンボルである藤の前簪。いつもこれかわいいなあ、と思っている。


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この日は3回御湯立がおこなわれるが、14時半からのは参拝者と4人の巫女さんへ。この御湯立の巫女さん(惣一とよぶらしい)が腰にまいているのが、さんばいこ。(語源調べたが不明)


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大釜の湯に酒や米など投入、大和中の神様の名前をとなえているようだったが詳しくはわからず。笹の葉でお湯を左右にまくとき「さよ〜さ さよ〜さ」と唱えるが、これは左右という意味らしい。


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参拝者全員にお湯をふりかける。私もその時滴を感じたから、きっとこの一年は無病息災。


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参拝者の玉串奉納
巫女さんの装束が小袿をたくし上げているのだけれど裾のはさみ方が左右非対称で独特やな、と思った。





地元の小学生の歌披露があったが、「せんじょ行こう まんじょ行こう」という有名なやつ。
せんじょとはこの場所にあった遍照院(ぜんじょういん)のなまったもの、まんじょは万衆の意味だとか。



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お開きの後餅飯殿商店街を帰る方々。
さて、17時からの大宿所祭までに少し時間があるので御旅所を見て、若宮さんへ先参りしよう。


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お渡り式、競馬もあるので道に砂が撒かれ整備中。


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こらこら、わたっちゃいかん、、、といっても鹿には通用せんね(^_^;


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いつもは小高い土塁になっているところにちゃんとお社が完成している。祭の為だけに作って終わったらすぐ壊すというのは日本文化独特。白いカバーは鼉太鼓。


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あさっての御旅所神遊びを楽しみにうずうずしている(かもしれない、、)若宮さんへお参り。祝詞奏上中であった。昨年は御造替で、中へ入らせてもらって白砂まいたっけ。瑠璃灯籠はでてなかった。


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夕刻の大宿所祭は大和士がお参り。


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神饌奉納があったり、巫女舞があったり。


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鈴の音でお祓いをうける。


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直会では大和士たちはお酒と、そのあてに「意傳坊」を拝領する。


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意傳坊とは御用菓子で、餅米、胡麻、小豆、山椒、芥子、味噌でできた丸薬みたいなものらしい。とだえていたのを10年前菊水楼さんが140年ぶりに復活させはったとか。
おん祭に先立つ数日朝一で40人先着で拝領できるらしいが、さすがに諦めた。材料見てもどんな味かさっぱり想像もつかない。


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大宿所祭もおひらき、ライトアップされた懸物はますますあやしく(生臭く、、、(^_^;)


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後にすれば正面の明るいところは餅飯殿商店街。
この時間ほとんど店閉まっているところが奈良らしい(^_^;


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大宿所のあかりを見ながら帰る。
昨年の遷幸の儀はものすごい人で(真夜中にもかかわらず)、今年は諦めることにした。昨年雨で中止になったお渡り式は行きたいなあ。





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