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2023-12

春日若宮おん祭2023〜松の下式 - 2023.12.19 Tue

一昨日の大宿所祭は暑いくらいだったが、やっぱりおん祭だ、通常運転の寒さ!


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昨日というかこの日の明け方、若宮様は遷幸の儀で御旅所にお渡りになり、暁祭を楽しまれたことと思う17日、大和大路を一大風流ページェントのお渡り式。


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朝から奈良公園周辺はたくさんの美しい馬たちが集合する。

さて、お渡り式のハイライト(と思っている)松の下式。
一の鳥居を少し入ったところの影向の松(ようごうのまつ)、能舞台で正面の鏡板に描かれているあの松ですよ。この前を通過するとき、芸能の一節を演じるので、これが楽しみ。
昨年は1時間前からスタンバイしていたのに雨で中止になったリベンジである。(フルバージョンは実に5年ぶり!!)


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強力さんにかつがれて、ずっと潔斎してのぞむという頭屋児(とうやのちご)が影向松の前に座り奈良奉行も定座につくと松の下式開始。


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三条通からやってくる、まずは明治以降加わった、という前行行列。
地元のお子たちの稚児行列。かわいい♪がんばって歩いたね。


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壺装束の物詣のおねえさんたち。


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さあ、いよいよ三条通から伝統行列がやってきた。
わかりにくいが向かって左の赤い装束の人は梅白枝(うめのずばえ)という長い枝を持っている。


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この千早(ちはや)という長〜いトレーンが見所。
なんやいよいよ神遊びが始まるな、って感じで。


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日使(ひのつかい)さん。行列のなかで一番偉いさんなんで、いつも関西財界のえらいさんがつとめはるが、今年は銀行さんみたい。おん祭風流をはじめた関白藤原忠通の代理の楽人ということになっている。(悪左府・頼長の兄 保元の乱で敵同志になる)冠には藤の花。


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山吹の花をさすのがお供の陪従(ばいじゅう)。


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楽人なので、松の前で篳篥?を軽く吹く。


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これも陪従かな。


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これも稲ナントカと言ってたが、正確には忘れた(^_^;
まあ五穀豊穣を願う意味でも稲束なんだろう。


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これがめちゃくちゃ美しい五色の懸絹幣!


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つづく十列児(とおつらのちご)は桜の飾り。御旅所祭の初っぱな、東遊びを舞う少年たちである。
この白い馬がまたええなあ〜。


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続くは巫女の行列。大宿所祭で参席していた巫女さん達もいる。


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やっぱり白の被布(かつぎ)と藤のびらびら簪がかわいい。あとウン十年若ければ私だって、、、いやいやいや、、、変な妄想はやめよう。


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御旅所祭では一番好きな細男(せいのお)座
松の下で影向松の前に整列して、、、


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軽く一節を。(ぽちゃん、ぽちゃんという音)


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この子の迫力がすざまじかった。
おそらくばんえい型の馬だと思う。足なんかぶっといの。


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馬の見事さに見とれるが、そこはやっぱり生き物、出る物は出る。でもちゃんと片付け部隊が一働きするのである。


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馬長児(ばちょうのちご)
背中には牡丹の造花を背負う。興福寺学侶がかつて輪番で出していた稚児だという。


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稚児に付き従う従者のかぶり物が面白く美しい。四角いお盆に龍の絵をのせたものをかぶり、、、


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手に持つ笹には五色の短冊、それぞれ「忍ぶ恋」「会う恋」「見る恋」「和泉(和泉式部のことか?)」と書かれている。なにやら色っぽい、なぜ???と思わんでもない。


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そして待ってました!
今年一番の目的はこれを見ること。
猿楽座

一の鳥居の下に一列にならんでまずは千歳の歌「鳴るは滝の水、、、♪」(これだけわかる)


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かつては大和猿楽四座がつとめたが、現在は金春座御奉仕。
これは千歳的な存在か。


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続いてはやっぱり翁だが、秋に見た奈良豆比古神社の翁三人舞を思い出すわ。
後ろにずらっと囃子方。観世会館でみかけたこともあるお顔も。


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能友に聞いたらきっとお名前わかると思うけれど、けっこうすごい重鎮も来られているみたいで。


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三番叟
顔を塗っているのは、普通つける黒式尉の面のかわりだろうか?

お見送りするが、そのあと、御旅所の埒を開けるのが金春太夫のお仕事なのだ。


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はい、この大花笠を見たら田楽座!
大宿所祭では近くで拝見できたものね。今年の人形(一刀彫り)は高砂みたい。昨年は前日の田楽座宵宮詣で、若宮社の前でのパフォーマンスをゆっくり見ることができた。


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この御幣もまた美しいのだ。(5本くらいの幣をあわせたものらしい)


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松の前で一くさりそれぞれの芸を披露。
現在はしろうと集団なので、なかなかやりにくそうではある。





ササラの芸を動画でちょっと。

外にも競馬、野太刀、大名行列(郡山藩)、大和士と続くが、ご一行が御旅所にはいられた15時前くらいに流鏑馬が行われる。


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射手は三人、いずれも日頃練習している少年達だ。


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ちなみに馬は走らせず、止まった馬上で射るのであるが、時々馬が動いてしまうが、あわてず頑張った!

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流鏑馬の稚児は三人、それぞれ3つの的を射貫く。


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ちなみにこれがその的。


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さて、流鏑馬も終わり御旅所へ急ぐと、すでに東遊びの舞手たちがスタンバイしていたわ。心震える神遊びについてはまた後日。



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