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2023-12

春日若宮おん祭2023〜御旅所祭〜夜中の還幸の儀 - 2023.12.21 Thu

流鏑馬を見ていて御旅所へ行くとすでに御旅所祭は始まって、最初の神饌のお供えや、巫女の神楽は見逃した。


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4人の少年による東遊(あずまあそび)
いよいよ神遊びのはじまり。正面の行宮に、明るくてわかりにくいが提灯(瓜提灯)に灯がはいると若宮さんがおられるお印。これからお帰りになるまでの約10時間、ここでゆっくり芸能を堪能されるはずだ。


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片袖脱いでの舞がりりしくてかっこよい。先ほどのお渡り式では「十列児(とおつらのちご)」として騎乗していた少年たちである。


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だんだん陽も落ちてきて、西の空に三日月が早くも沈もうとしている。行宮の瓜提灯がはっきり見えてきた。これは田楽座の芸能。やはり大花笠は高下駄はいているのもあって、目立つね。


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あたりは黄昏をとおりこして夜になる。他に灯りがないので御旅所を一歩離れるとお手洗いにいくのも難儀する暗さだ。奈良の夜はほんまに暗い。


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大好きな細男(せいのお)
始まりは黄昏時、終わる頃は夜、、の演目だが今年はちょっと時間がおして、暗くなってからの登場。さっそくお決まりの白い布で顔をかくす。


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この袖で顔隠して腰曲げて、ぽちゃん、ぽちゃん(鼓の音)、ひーひー(笛)という伴奏で歩く様は毎年萌えるわ。
ちょっと距離があったので音声が少し小さいが、このぽちゃん、ぽちゃん、ひーひーを是非体験してみてほしい。





神功皇后と海神・安曇磯良の逸話からこの舞は磯良の舞なのである。磯良は顔に蛎殻がこびりついているので、その醜さを恥じて顔を隠すという。(ちなみにこの神話は祇園祭の舩鉾のご神体になっている)右袖、左袖、最後に両袖、、で顔を隠すというのは今年初めて知った。


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舞楽が始まると鼉太鼓が打たれ、腹に響く迫力。
左方舞は唐風の舞で装束は赤系統、右方舞は高麗系の舞で装束は緑系統である。これも今年初めて知ったのは、左方の曲は笙を使うが、右方では使わないということ。これからは聞き分けられるだろうか。

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ご覧のように行宮にはたくさんの美しい御幣がたてかけられている。このあたりから寒さが応えてきた。一応防寒MAX状態できたのだが、甘かった、、、、寒いわひもじいわ、、これはやばいやつだ。おん祭はいつも凍死寸前というのも大げさでないくらい冷え込むの、不思議。


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途中抜けてバスで駅まで出て、防寒グッズを買い込んで、さらにおうどんで体を温める。


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帰ってきたとき、これも毎年の楽しみである蘭陵王(左方・勇猛でイケメンの王様 わざわざ龍の面で顔を隠して戦ったとか)が舞われている。ドンドンという鼉太鼓の音がまさに進軍の様子みたいで迫力あった。


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舞終えて威厳あるステップで退場する蘭陵王と、、、


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すれ違って登場する、つがい舞の納曽利
この後ろ姿がかっこよかった〜。

その後何番も舞楽が続くのだが、行宮周辺、参道ではすでにお帰り(還幸の儀)の準備がすすんでいるもよう。


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23時前、すべての神遊びが終わった頃、参道の真ん中に白い幕が張られる。お帰りになる神様が通られる道の端になる。


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還幸の儀も遷幸の儀と同じく、真っ暗な中、カメラもスマホもいかなる灯りもNGという暗闇の中で。

目の前を榊を持った白衣の神人に囲まれ、地の底から響いてくるような、お〜お〜の警蹕の声とともに暗闇の中を神様はすぐ目の前を通って通り過ぎられる。お香の匂いと雅楽、遷幸と違う曲調で、お帰りは軽やかなんだそうだ。まさしく<青垣山の移りゆくが如く>その間は頭を下げる。そして参拝客は黙々とその後をついて行くのだ。凍てつく星明かりの下、足下には松明のこぼれ火を目印に。

ご存じのように春日さんの参道は一の鳥居からが長い。途中こけたり、つまづいたり、散々であったがなんと二ノ鳥居の中まで入って、最後お社参拝ができるのだ!

昨年まではお渡り=遷幸の儀に何度かついて行った。真夜中だし、昔は10人くらいの参拝者だったが年々増えて昨年はええ〜っ?!と思うくらいすごい人数が参列、それで今年はお帰り=還幸の儀にしたのだが、断然こちらの方が良い!


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若宮への参道。本当はもっともっと暗い。
1〜2km歩き通した後、本殿の前の白砂の上に座し、神楽殿では巫女さんの舞が奉納される。
おかえりなさい、若宮様、今年も神遊び堪能されましたか?昨年は20年ぶりの御造替で、今年もまだ新しいお社の前には、特別の時にしかともされない瑠璃灯籠がともっている。


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これは昨年御造替の時の瑠璃灯籠の写真。美しい。


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神様もこれからお休みだろうか。宿に帰る道すがらすでにがらんとしている御旅所を見る。もう行宮の提灯はともっていない。この行宮もあっというまに解体されるのだ。


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(実際は真っ暗)

今年も無事におん祭完遂おめでとう。関係者の方々もホッとされていることだろう。空を見上げると冬の星座が美しくまたたく。星のきれいな夜でなんだか幸せな気分になる。帰りは宿が遠かったので深夜30分歩いて疲れた〜、、、


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今回もお泊まりは小さなホテル奈良俱楽部さん。次の朝には仕事なのでここの自慢の朝ご飯がいただけなかったのが残念。


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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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