fc2ブログ
topimage

2024-02

讃岐国でお茶〜 - 2024.02.22 Thu



IMG_3166_202402131639491f5.jpeg


海を渡りました〜♪(まあ瀬戸内海ですけどね)


IMG_3170.jpeg


実家のある岡山からマリンライナーで1時間弱、30分おきにあるのでこれは便利だ。たどり着いたのはお久しぶりの高松。小学校時代には遠足が栗林公園だったりしたのでなじみがある。ただしあの頃は宇高フェリーだったな。


IMG_3171.jpeg


高松の料亭で季楽茶会というのを不定期にされているというので(茶友さん何人かすでに行かれたよし)行ってみよ〜ということになった。
高松駅からなら歩いてもいけるかな、という便利なエリアに、、、おお、なんだかすてきな数寄屋の建物。


IMG_3194_2024021316400470f.jpeg


料亭二蝶さん。
堂々たる「料亭」である。ここのご主人が武者小路千家のお茶人さんで、料亭での茶会の他、栗林公園の掬月亭、日暮亭で茶会をすることもあるとのこと。スタッフの方々にも茶事教室をひらいてトレーニングをされているというから、本格的な茶席だ。


IMG_3192_202402131640065e2.jpeg


昭和21年創業の数寄屋造り、国の有形文化財にも登録されているとか。庭も変化に富んで植栽が良い感じだ。


IMG_3175_20240213163955825.jpeg


わお〜!の大広間。ここが待合。
ここは450坪もあるらしい。ここに通されるまでに迷路のような廊下、小座敷にはそれぞれの室礼が。官休庵の家元だけはあまり知識がなくて、軸もあったけれどごめん。


IMG_3174.jpeg



待合のくみ出しは中に金柑の砂糖漬けがきれいに切れ目をいれてはいっている。さわやかで美味しい。お運びのスタッフさんも腰に帛紗をつけて、歩き方は武者小路千家、きちんとお稽古されているようだ。


IMG_3201_20240213164009629.jpeg


本席も大広間。
お菓子は、、、あ、食べたあとの写真しかないけど(^_^;ちゃんと椿の葉を敷いてくれる心遣い。若菜を練り込んだ薯蕷皮に紅色の餡、ふかふかに蒸してある。三重県桑名の花乃舎さんの「若菜まんじゅう」という、官休庵の若お気に入りのお菓子らしい。
お点前は主みずから。


IMG_3178_20240213163956fe0.jpeg


この煙草盆の古染の火入、この美しい灰型に惹かれる。すっごくこまかい線!

軸は漢詩で「龍とともに朝が来て鳳凰とともに夜が来る(すごい意訳してしもた(^_^;)」みたいな。書いたのは幕末の高松藩の松平左近(頼該・よりかね)。初めて聞く名前だったが、お客さんの多くは近隣の方らしくみなさん頷かれる。
左近さんは藩主の長子でありながら父にきらわれ8歳で廃嫡、高松に返される。ここで政治に携わることはできなかったが、文化人として風流を嗜み多くの文化人、学者と交流し、芝居を愛した秀才であったという。一躍その名をとどめたのが幕末、幕府方について朝敵となった高松藩、あくまで抵抗しようとする一派を抑えて藩をまとめあげ、新政府からおかまいなしの約束を勝ち取り、藩を戦火から救ったという。この名前覚えておこう。

大きな手焙りもでていて、お蔵から出てきたのをきれいにしたとか。深いお蔵だ。屋島焼と読めるのだが、黄交趾的で源内焼のテイストだな、、、と調べたらやっぱり始めたのは源内の門人だった。

これは武者小路千家の席ではすっかりおなじみになった矢筈棚がでている。
3本の柱の塗りの四方棚で4本目の柱の部分に、矢筈に巻き付けた紐の房がくる。官休庵7代直斎が本来明代七宝水指を置くのに好まれたそうだ。清代の七宝はよく見るが明代のってなかなかないよな〜と思ったら、なんとホンモノの明代七宝水指が載っていた!すごっ。龍と鳳凰の華やかな美しい水指。ちなみにこの棚には必ず柄が塗りの柄杓を使うというのは以前学んだ。

主茶碗は仁阿弥道八の富士山の黒楽、宝珠釜の鐶付はナスビ、では鷹は?
「二蝶の茶会は値段がたかい」だそうで、、、(^_^; いえ決して高くはないですよ、この内容で。

明平焼っぽい、寒牡丹の細密絵付が赤膚の木白(もくはく)と聞いてびっくり。ほんま木白はなんでも写すなあ、しかもすごい技術。
ご当地のお道具はちょっとわからない。他のお客さんにはおなじみかも。数茶碗に五重塔が描かれていて思わず「東寺?」とゆっちゃった。正しくは善通寺の五重塔でありました。

特筆は薄器。
柚子の形の蒟醤?なのだが、蔕と葉っぱがついているので茶杓がおけない。なんだかへんな茶杓の握り方していて武者小路ってこんなの?と思っていたが、よく見ると蔕の立ち上がりがつくる葉っぱと本体の隙間に茶杓を通していたのね。これは大受け。
茶杓は官休庵6代「暁雲」


IMG_3186_2024021316395934c.jpeg


ご亭主のお話もおもしろい茶席のあとは、料亭の面目躍如の懐石。


IMG_3188.jpeg


武者小路ではご飯は丸いのね。
きちんと飯器も出て、煮物椀そして、、


IMG_3190_20240213164002623.jpeg


おかず盛り盛り。
給仕をしてくれるスタッフも懐石の作法を身につけている。湯桶も出て本格的。
美味しゅうございました。

これでこのお値段なら高くないですよ、ご主人。


<おまけ>

うどん県なので、買ってみたうどんキャラメル。うどんの出汁いりとな。う〜ん、かすかに醤油の香り。それなりに美味しかった。


IMG_3195_20240213164008be5.jpeg



NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (17)
茶の湯 (415)
茶事(亭主) (87)
茶事(客) (182)
茶会(亭主) (19)
煎茶 (10)
京のグルメ&カフェ (97)
町家ウォッチング (10)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (112)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (66)
京都めぐり2024 (4)
京都めぐり2023 (33)
京都めぐり2022 (29)
京都めぐり2021 (30)
京都めぐり2020 (19)
コロナ緊急事態宣言下の京都2020 (12)
京都めぐり2019 (28)
京都めぐり2018 (20)
京都めぐり2017 (30)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (15)
美術館・博物館 (149)
奈良散歩 (132)
大阪散歩 (1)
着物 (8)
京の祭礼・伝統行事 (61)
祇園祭2023 (9)
祇園祭2022 (11)
祗園祭2021コロナ下 (5)
コロナ下の祇園会2020 (1)
祗園祭2019 (18)
祗園祭2018 (11)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2024 (10)
修二会2023 (10)
修二会2022 (8)
コロナ下の修二会2021 (6)
修二会2020 (5)
修二会2019 (3)
修二会2018 (4)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (12)
京都和菓子の会 (4)
ソウル紀行2023 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
パリ紀行2014 (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
古筆 (1)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (13)
ギャラリー (4)
暮らし (14)
中国茶 (49)
京都の歴史・文化について勉強 (3)
過去ブログ終了について (0)
猫 (1)
滋賀さんぽ (21)
オランダ・ベルギー紀行2018 (9)
ニュージーランド紀行2019 (9)
台北旅行2018 (3)
高野山 (2)
骨董・工芸品 (1)
東京散歩 (2)
諏訪紀行2021 (4)
金沢さんぽ (2)
御所朝茶 (4)
熊野三山巡り (2)
有田2022 (1)
兵庫さんぽ (1)
太宰府 (2)
丹後旅行 (3)
仕覆制作 (6)
信州旅行2023 (2)
京都モダン建築 (3)
春日若宮おん祭2023 (3)
春日若宮おん祭2022 (3)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR