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2018-10

茶飯釜で玄米を炊く茶事 - 2018.04.03 Tue

先日、玄米を炊くシミュレーションをしたところの茶飯釜、めでたくその茶事の日を迎えた。
Uさんがお茶の家を京都に作って初めての本格的茶事である。私は一応亭主側ではあるが主に水屋担当、もう一人の亭主が鴨茶のTさんなのだが、彼は早いこと客座でのんびりする役をすると決めたらしい(^_^;

本日の茶事は夕ざりである。





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四つ椀は杯といっしょに晒しの布でくるんで、使い方は客におまかせ、というUさん発案のスタイル。これ、なかなか素敵。

竹の割り箸はTさん制作。





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炭手前にて釜に玄米投入。
Tさん愛用の?火吹竹で、お客さんにふーふーしてもらって火力をあげる。炎があがったら、もうやめても問題ないのだと、その後のシミュレーションで確認したそうな。




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炊けるまで、まずはお酒。そしてお酒のあてになるような強肴をだしていく。
向付の胡麻豆腐、奈良漬けチーズ、菜の花の胡麻よごし、先日U川宗匠のとこで酒のあてにでた大徳寺納豆が意外とお酒と合うのでそれも出した。おもたせの瓢箪徳利にはいったお酒もあったので、まあ皆様飲むわ飲むわ。





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八寸〜スナップエンドウとかまぼこ〜も早めに出す。
玄米が炊ける間の時間稼ぎに表千家流にして、八寸をまわしていちいち客に拝見してもらう。
酒器がまわることまわること、五合瓶三本とおもたせもあったけど、ちょっともう空だわよ。




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そうこうするうちに釜がふいてきたふいてきた!
思ったより早く、30分ほど。ここでまだまだがまん、がまん、、、、と言ってるうちにちょっと香ばしいおこげのにおいがかすかに。





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ここだ!とばかり蓋をあけると、、、おお〜っ!
おきゃくさんからも声がもれる。見事に炊きあがった玄米。Uさんがひとりひとりにつぎわける。




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水屋だけど、本席に侵入して炊きたて玄米のご相伴。

前回半日浸水しただけの玄米は、もっともしゃもしゃしてて、まあ、こんなもんかな〜と思っていたが、3日浸水した玄米はとっても美味しくて別物、実はもっと食べたかった!
お客さんからも美味しい美味しいの声が出て、大成功。実験茶事でいつも玄米を圧力鍋で炊いて供してくれるTさんもびっくり!の美味しさ。





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釜をおろして、鍋をかける。
本日の煮物椀兼汁兼強肴、、、の、、




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おでん!
前日出汁と味付けだけは私担当。練り物からええ出汁がでて、思った以上に上品で美味しかったという自画自賛。

うっすらおこげの釜には番茶投入(先日松江で買ってきたぼてぼて茶)その場でおこげ入りのお湯を香の物でだす。そうか、湯斗って本来これだったのね!といまさらながら納得。釜を下げてお茶の湯をわかすために水屋で洗うが、ほとんど焦げ付きなし、番茶をいれたので束子でかんたんに洗えた。洗った釜は濡れ釜としてまた自在にかける。





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お菓子はいつもお世話になってる青洋さんのオリジナル、ういろうと白餡、銘が「てふてふ」

日本語が堪能でも外国の茶人さんには、さすがにこれを「ちょうちょう」とよませるのは理解しがたかったようで(^_^;




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中立の時に正客さんが床の間に飾り置いたおもたせのお酒がはいったとっくりと大盃。この日の花の桜の花弁をひとひらうかべて。
う〜む、いきなことしはるわ。




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後座は蓮月さんの「花の散るをみて」の歌

濃茶はワタクシ、練りましたが、、、少々お酒のお相伴が過ぎて間違えたこと多し。しかしながら練り加減はよかったと思うよ(再び自画自賛)
茶名はこれまた「小桜」(柳桜園)




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〆の続き薄はいままで客と同席を決め込んでいた真打ち、Tさん登場。フリースタイルのお茶になる。薄茶を飲んだ後の茶碗にお湯をいれ、うすいうすいお茶が美味しいのだというお客さん。建水いらずのお点前になる。お客さんはみなさん、それぞれの信念とスタイルでお茶を楽しんでいる若い方ばかり、お茶談義に花が咲く。こういう茶事もいいな。
ほんとうに佳いお茶の場所を作らはったな〜と思う。初茶事、おめでとう、そしてますますお茶の場としてここが進化しますように。ちょこちょこ気軽に足を運べる場所になりますように(もうなってる感があるけど(^_^;)










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