FC2ブログ
topimage

2018-09

宇治の山奥の工房にてお花見 - 2018.04.05 Thu

洛中の桜がもう花吹雪になるころ、宇治へ



P1140373.jpg




宇治川の岸辺にも桜が咲くが、行くのは平等院とかではない。ここから車でお迎えにきてもらって、離合不能の細い山道を走ること約20分の山奥の集落(住人約4世帯(^_^;、、、)




P1140375.jpg




おお〜!見事な桜がお出迎え。
ここらの桜はまだ八分咲きというところ。




P1140377.jpg




茶畑もあるここは、、、、




P1140382.jpg





学生時代からの陶芸の趣味?がこうじてついにプロの陶芸家をめざす覚悟を昨年決めたA君の工房なのだ。
ここへ引っ越したのは昨年秋、プレハブっぽい民家で最初の冬を越えた。





P1140393.jpg 





窯も据え、轆轤も据え、ここで作陶三昧。
この集落、若い作家さんたちがいくたりか集まって、工房村の様相である。実は以前水指の蓋を作ってもらった木工作家さんのアトリエもここにあると聞いたときには世間って狭い、、、と思った。

他にももうひとりの木工作家さん、竹細工の作家さん、などおられ、本日はみんなでお花見を、ということで何人かでお招きいただいた。




P1140396.jpg




お花見のご馳走ができるまで、A君の工房をのぞいたり、のどかな山奥を散策したり、それぞれの時間を楽しんだ。

釉薬の容器などもたくさんあって、いよいよプロの道へ足をふみだしたのだなあ、、、と学生時代から知っていて、彼の作品をいくつかもとめた私には感慨深い。





P1140380.jpg




周辺を散策するも、ほとんど人に会わない。
これはムスカリ、前住人かその前の住人が植えた球根が増殖した模様。




P1140385.jpg




耳をすませても鶯の声しか聞こえない静かな静かな山の中

のどか、、、、




P1140386.jpg



ちょっと薹が建っているけれど、蕗の薹もたくさん

ここへ来る途中、喜撰山ダムと大きな池があったが、、、このあたりに喜撰法師が住んでいたことに由来する,,,と聞いて、あ、そうか!「世をうぢやまと 人はいふなり」のうぢは宇治じゃん!といまさらながら気づく。





P1140387.jpg




もっと知らないってコワイと思ったのが、「宇治拾遺物語」
芥川龍之介の「鼻」にでてくる鼻の大きな禅智内供はここらの人(地名が名前の前についている)で、その元ネタは「宇治拾遺物語」
うじしゅういものがたり、、、って一つの単語として覚えていたけれど、宇治だからやっぱり宇治の話じゃん!

、、、などというしょうもないことを考えながら散策




P1140389.jpg




おや、なんだか屋根付きの門が




P1140390.jpg





一応地元のお寺みたいだ。無住かと思ったが、別の所に住んではる兼業ご住職がおられるとか。お墓もあるし、だれかが守っていかないとね。





P1140420.jpg




工房にもどってみると、こんなものを摘んできた方もおられて、何て楽しい田舎なんだ♪




P1140400.jpg 





湿気ているようでどうにも火が付かなかった練炭をあきらめ、藁を燃やしたり木や炭をもやしたり、だましだまし帆立を焼く。
でもけっこう楽しかった、この火をつける作業というか火遊びというか。本来の目的(貝を焼く)を忘れて、火をつけて火を熾すことが目的となってた。こんな無為の時間を楽しんだのは久しぶりだな。





P1140401.jpg




そうこうするうちにご馳走のできあがり、蒸し器には手作り小籠包まであって、なんてゴージャス!




P1140405.jpg




もちよりのおにぎりなんかもあって、どれも美味しい。
どうして陶芸家さんとか物作りの作家さんは料理も好きでお上手なんだろう。A君も日々手料理の腕を上げている様子をTLで拝見している。
特に自分で作った器に、料理がどのように映えるのか、それを見るのは大事だよね。




P1140410.jpg




桜の木の下でピクニック気分
お酒もたくさん出てきて話もはずむ。ほろ酔いでまた散策に出かける人もあり、とぐろをまく人もあり、それぞれのスタイルで楽しむ。ああ、、、ここは桃源郷だ、、、桃の花も咲いてるし、、、




P1140413.jpg




最後まで火を熾して帆立を焼いてくれた人も、、、、

そうこうするうちに集落内のちょっと年配の作家さんも合流、工房祭みたいになっていく。





P1140418.jpg 




そろそろ早めにおいとまするので、というとA君が自作の楽茶碗でお薄を一服点ててくれた。

これから陶芸の学校にもいったり、展示もしたり、いろいろ忙しくなるだろうけれど、退路を断っていどむ陶芸家の道、是非がんばってほしい。そのためにここでの生活が楽しいものであってよかった、とも思う。(いろいろ不便はあると思うが)
自宅の電気窯で焼いていた時代から薪の窯で焼く時代へ、作品はさらに飛躍するだろうと期待する。






P1140416.jpg




帰り際、まだまだ続く宴、、、楽しい一服の絵のよう。
まさに桃源郷の思いを強くしたのであった。ありがとう、ごちそうさま。




関連記事

● COMMENT ●

 しぇる様へ
 宇治山間部の桃源郷は楽しそうでしたね。
 場所は炭山の近辺でしょうか。
 宇治からは宇治田原も近く、犬吠峠を越えると
 元弘の乱に出てくる山岳修験道の金胎寺や平治の乱で
 土中に隠れたところ探しだされ首を跳ねられた
 信西入道の胴塚墓も見学できます、
 峠を下ると、今、外国人も見学や研修に来る宇治茶の産地の
 和束町に出られます。この街には謎の死を遂げた安積親王の陵墓もあります。
 峠道は狭いですが、途中、遅咲きの八重桜も鑑賞できます。
 
 

narahimuro様

炭山は陶芸村があるようですね。近いですけれど、ちょっと違う場所で、今は小集落ですが、そのうち大きな芸術家村になるといいな、と思っています。車があれば、宇治まででるのは便利な方だと思うし。
宇治田原には茶摘みに2回行ったことあります。和束にもお茶のご縁がありますが歴史的な場所を訪ねたことはありません。なんだか面白そうですね。なにかのついで、ではなく史跡探訪ツアーなどあれば参加するんだけれどな〜。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/1006-36234988
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

行く春を惜しむ茶の日々 «  | BLOG TOP |  » 茶飯釜で玄米を炊く茶事

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (9)
茶の湯 (239)
茶事(亭主) (29)
茶事(客) (72)
茶会(亭主) (5)
京のグルメ&カフェ (58)
町家ウォッチング (7)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (59)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (37)
京都めぐり2018 (16)
京都めぐり2017 (30)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (10)
美術館・博物館 (66)
奈良散歩 (23)
大阪散歩 (1)
着物 (6)
京の祭礼・伝統行事 (45)
祗園祭2018 (11)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2018 (4)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (6)
京都和菓子の会 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
パリ紀行2014 (7)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
古筆 (1)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (6)
ギャラリー (4)
暮らし (4)
中国茶 (26)
京都の歴史・文化について勉強 (2)
過去ブログ終了について (0)
猫 (1)
滋賀さんぽ (1)
オランダ・ベルギー紀行2018 (9)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR