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2018-09

行く春を惜しむ茶の日々 - 2018.04.08 Sun

あっという間に咲いてあっという間に散っていく,今年の桜はあわただしかった。
そんな中、お茶友さんがあちこちで春を惜しんで釜をかける。そんな茶席をめぐる幸せ。





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まずは京おどりの真っ最中の宮川町




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弘庵の文字がかかる。
以前来たときはなにもなくて、何回場所がわからず素通りしたことか。




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日本人より茶の文化に詳しく、日本人よりむつかしい日本語をあやつるベルギー人のティアスさんによる「古今日本茶研究所」第1回のカウンター茶席。




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ティアスさんは遠州流の師範
遠州流のお家元にはじめてお目にかかった時「楽しくなければお茶ではない。」というお言葉を聞いて、感銘を受けられたとか。お茶の茶葉のはなし、茶の湯の流儀の話、いろいろな茶談義をしながら一服ちょうだいする。




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抹茶だけでなく、茶葉の生産や流通、淹れ方にも詳しい彼は茶の実鶴園という茶葉の販売もされているので、以前から興味のあった、よその産地のブレンドなしのピュアな大和茶(奈良在来種)を購入。まだいただいてないが、ちょっとワイルドな味がするのでは、、、と期待している。





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その足で円山公園近くのいつもお世話になっている西行庵さんへ歩いて。
ピンク色の「在釜」の旗がはためいていたらOK




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今年二回目の西行庵、桜の土間茶



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桜の季節の三日間だけ、玄関はいったところの土間で、若奥さんのお茶のふるまい

ここを再建しはった小文法師はいつも土間に釜をかけて、来る人来る人にいつも茶をふるまっていた、ということにちなんで。




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今回若い女性の和菓子屋さん、すずめ屋さんのお菓子を日替わりでご用意されたとか。
最終日のこの日のお菓子は「花暈」

毎日西行さんの歌を一首選んでイメージをふくらませたという、この美しいお菓子は

  雪と見て かげに桜の乱るれば 花の笠着る春の夜の月

なんだそうだ。桜色の餡をつつむ葛の中に道明寺が桜の花吹雪のように舞っていてとても繊細。(ああ、もっとええカメラで写したかった!)





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二服もいただき干菓子は和三盆焼メレンゲ
これは口の中でしゅわっと溶ける絶品(Satomi Fujitaだったと思う)




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春とは思えぬ暑い陽気だったので、冷たく冷えた桜湯がまた美味しゅう御座いました。




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西行庵の露地にもいれていただき、腰掛け待合いに腰掛け、どこからともなく流れてくる花吹雪をぼ〜っと眺めるのは最高な癒しのひとときでしたよ。




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こちらもお茶だのお能だののイベントで何回もおじゃまし、町家の改修工事のクラウドファウンディングにも参加させていただいたところの松原通りの扇子屋さん、大西常商店さん。





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こちらの奥座敷にはすてきな六畳の茶室があるのだが、せいぜい呈茶くらいであまり有効に使われていないかな、と思っていたのだが、このたび若い茶人のMさん(乙女団でも大活躍)がここを使って楽しい茶会を企画しはった。




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まずは煮物椀
しんじょうがおいしい。その蓋を杯にしてお酒、、、あ、桜の花びら、、、




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できあがったばかりの桧の酒器は、まるで樽酒のようにすがすがしい桧の香りがして美味この上ない。
おまけに彼女が一客一亭の茶事をしてくれたときに、ウワバミ対決の様相で多いに盛り上がったところの遊興杯がまたまた登場しているではないか!

サイコロの目で杯の大中小を決めて、さらにト音記号マークが出たらおさかなに一曲、というやつ。みんなテンションあがるし、隠し芸だすし、飲むし、、、でたいそう盛り上がったのだ。





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どう考えても自分で作るのはむつかしい、、と思える黄身時雨のお菓子を手作りで。
(乙女茶会でもお菓子作りの指導いただきました!)

大西家の美しいお茶碗も使って美味しいお茶もいただき、楽しく佳き宵になりました。

   春宵一刻 値千金
   花有清香 月有陰


千鳥足で向かったのは美術館近くのいつもの白川




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桜の美しいこの白川に数日だけ川床がでる

もう真っ暗でなにも写らないが、この夕べはSさんがお茶してる。




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夜は冷えるし雨交じりの過酷な?席であったが楽しかったようで。
お片付けだけ手伝って、酔いを冷まして家路につく。


この春もいろんな楽しいお茶にであった。しあわせである。







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● COMMENT ●

しぇるさん、こんにちは

春の櫻茶事

忙しく飛び回っておられたのでは?

しかし、これ程

桜の瞬きを感じたのは、いつぶりでしょう?

早いなぁ~

高兄様

桜に間に合うようにあちこちまわる、、、ほんまにあわただしかった。
茶会の趣向を桜にした人たちは大慌てだったことでしょう。
われながらよくがんばって回ったものです。でも楽しかった!


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