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2018-05

国芳の金魚を見に大阪市立美術館へ〜旧住友家本邸・慶沢園 - 2018.05.15 Tue

雑誌を読んでいたら、、、、




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国芳のこの金魚、何度も見ているはずなのに、まじまじと見ると、うぷぷぷ、、、、(^艸^)
尻びれが足なのはわかるが、なぜ尾びれをほっかぶりに使う(^_^;

そいうえば、大阪市立美術館で「江戸の戯画展」やってて、国芳の金魚全9図が見られるんじゃなかったっけ。




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というわけで、仕事(大阪)がえりにひとっ走り天王寺へ。
久々の天王寺、駅前商店街はあまりかわらんが、天王寺公園はアプローチがえらいきれいに整備されてた。




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「江戸の戯画展」

江戸も中期から末期、太平の世が続いたせいか、人々を笑わせるような戯画がたくさん描かれ、これらは今でも見るとクスクス笑いをさそわずにはいられない。
笑えるもの、ちょっとお下品なもの、でもこれ現代の人が描いたといわれてもわからないと思うよ。笑いのセンスは案外昔からかわらないのかもしれないね。





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はじまりは17世紀の鳥羽絵、そして生没年不明の耳鳥斎の漫画、この2種は大阪を中心にしたものであったから、お笑いはやはり歴史的にも大阪やねんな。

その後北斎漫画、河鍋暁斎につながる流れでけっこう貴重な絵のオンパレードだったが、やっぱり私の目的は国芳の金魚!




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国芳と言えば、猫シリーズもここ、大阪市美で昔やってたので堪能したが、とりあえず今回は金魚!

散逸した物もあると思われるが、現在確認されている「金魚づくし」は全部で9図、一つの部屋に一堂に会した。




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「ぼんぼん」・・お盆の時期にこどもたちが「ぼんぼん」と言いながら町を流した風習から
柳ならぬ水草が垂れている下を団扇ならぬすくい網を持って。なぜか金魚に手をひかれているのがオタマジャクシの団扇をもったカエル

心いたく惹かれた「にはかあめんぼう」では、水の中では雨は降らないがアメンボウがふる(^_^;)やっぱりおかしいや、この尻尾でほっかむりの金魚!

「すさのおのみこと」・・ウナギをヤマタノオロチに見立てて湯飲みを酒樽に

「玉や玉や」・・水中でシャボン玉?を売る金魚 腰に紐を巻いて尻びれをはしょっているのがなんとも。

「さらいとんび」・・1匹の金魚がなにかをさらって飛んでいくのを啞然と見送る金魚たち そばの屋台とおぼしき店の提灯が「みじんこ」とか「赤ぼうふら」とか金魚の好物ばかり




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ホルダーケースになっているのは「いかだのり」
これがまた萌える〜♪ だって尾びれを紐でたくし上げているんだよ〜(^∇^)

「まとい」は纏、水草とすくい網で作った纏をもって火消しをまねる金魚たち

「酒のざしき」・・すくい網を三味線に、浮き草や梅花藻の花をもっておどる芸者金魚に杯にかぶりついて酒を飲むお大尽金魚、この子がまた酔眼で笑える。酒のアテはもちろん赤ボウフラ!

最後に「百物語」・・怪談を百話語り終えたとろこで怪異が起こるというが、金魚の場合は猫が金魚鉢をねらって現れるというオチ。

ああ、やっぱり国芳最高!(猫好きなとこも最高!)

実は10図目があるのではないかと言われていて、上方でみつかった絵師不明の金魚の「けんじゅつ(剣術)」というのが国芳の写しではないかといわれているそうだ。ただ、この絵、尾びれが足になっている点で国芳とちがうような気がする。国芳のは尻びれが足だからね。


国芳の金魚を堪能して満足した後はすぐおとなりの慶沢園




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大正7年に住友家の本邸庭園として作られたが、その後本宅を神戸に移すに当たり大正15年に大阪市へ寄贈したもの。現在管理は大阪市なので、150円で入れる天王寺というごちゃごちゃした町の中のオアシスなのよ。




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池泉回遊式、、、とくればそう、かの7代小川治兵衛さんの作。
池にはもう睡蓮が咲いていた。



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四阿から池をのぞむ、、、
だれがここが天王寺のど真ん中と思うだろうか。



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背景を見たら納得だけれど、、、(^_^;
野鳥も水鳥もやってくるからすごい。繰り返すがここ、天王寺駅のすぐそばなの。




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それにしても庭園の中の石はどれもこれも巨石だらけで、あの時代の近代数寄者の好みと財力を思い知らされる。
3代木津宗詮が作った長生庵という茶室もあるが、ここは有料貸し出しだれているそうだ。




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この池の中に、もしかしたら国芳のような金魚ワールドがあるかもしれない、と思うと楽しい。





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