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2018-12

水無月〜清流の茶事 - 2018.07.02 Mon

水無月最後の茶事におよばれ



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今年初の夏草履

本日のお茶事は阪神間のビバリーヒルズといわれる場所にあるお宅にて。

今回のご亭主はこの2月、土砂降りの祗園大茶会にお客様としておいでくださった方、その時にお招きのお約束、いろいろアクシデントもありまして、今日、ようやく水無月最後に。
それ以前にも某茶道SNSでご高名は存じ上げていましたが、ご縁をいただいたのははじめて。

御連客はそれぞれご自分の世界を確立しているすてきな乙女の方々。ちょっと気があいすぎて、きゃぴきゃぴ(^_^;女子会のノリになってしまったこと、お許しを。




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少し炭酸のはいった爽やかな汲み出しはヤマモモ

待合に曳舟のお軸。曳舟は画題としては舟を描かず、舟を曳いて上流をめざす人足の姿のみが描かれることが多い。
煙草盆セットが「乙女」で、ちょっと萌えた。ウィーンでもとめられたという、皇妃エリザベートが愛したスミレの砂糖漬けがはいっていた紙箱が煙草入れ、もちろん蓋の絵はエリザベートよ。煙管のかわりのトルコの陶器と銀のパイプがおしゃれ。


本席は「清流無間断」の軸がかかり、ちょっと変則に炭手前を先に。蛍籠の炭斗も清々しく、遠山の灰型が美しい。今年まだ1回も灰型を作っていない自分を恥じる。あれはね〜、心身ともに落ち着いた時じゃないとできないのよ。




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お手製の懐石は別室で。ここは立礼席になっていて、立礼卓を上手に使われていて、客としてとても便利で楽。なんとティッシュペーパーボックスまでご用意くださって、懐石道具を清めるのにありがたいこと、これはマネしよう。




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お汁は山芋でたっぷりかかった山椒の粉がとても美味しい。
この煮物椀は、鱧の葛たたき、ジュンサイ添え。このきれいな緑漆の椀の表にはご亭主のHNを現す模様が描かれていてすてきでした。




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更紗風の染付の器
ちらっと見えている御連客の更紗のお着物、なんとインドのサリーを着物に仕立てられたもの、これもすてきでした。




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主菓子の紫陽花は、、、これも手作りですって!!w(゚o゚)w
これは今季の手作りお菓子の中では最高峰ではないかしら。餡は薄緑で柚子風味で美味しく、寒天とアガーでつくった花びらが美しくて、、、、




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後座は中板二つ置き、お花も全部ご自分のお庭で丹精されたモノ。ヒメヒオウギをこんなきれいに咲かせるのはむつかしいの。
伊羅保写しの御茶碗でいただいた濃茶は八女の星野茶園のもの、まろやかで好き。

高取の茶入の銘が「滝の響き」淡々斎、大亀和尚の茶杓の銘が「渓聲」
初座の「清流」の軸と響き合い、茶室に水の流れる音を聞くような気がする。




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続き薄ででてきた煙草盆が舟形、ああ、ここでやっと待合の曳舟人足さんが曳いている舟が見えた!

お茶碗が水芭蕉の群生の間を観世水が流れている模様で、なんとお茶を飲みきった茶碗の底にも観世水。ああ、清流のお茶事だ、、、と合点がいく。

薄茶ではご亭主とゆっくり歓談できて、その人となりを知ることができました。ご職業柄もあるでしょう、とてもきびきびてきぱき、小気味の良い茶事運びでありました。

ご亭主にとっては微妙な年令のわれわれ客がどういうつながりの一団なのか、ちょっと不思議に思われたかも知れない(^_^; 実はお詰めさん意外は、面識はあってもほとんどお話ししたことのない方々だったのに、なんだかすっかり意気投合してしまって、楽しかった(^∇^)

お茶事の終わった後、A級ドライバーズライセンスのご亭主が、この市のビバリーヒルズとよばれる超高級お屋敷エリアをドライブがてらご案内してくださり、さらに駅までお送り下さった。
お見事、そして、ありがとうございました。またお招きする時は及ばずながらがんばりま〜す(´∀`*)





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● COMMENT ●

清々しいお茶事ですね。
お炭を懐石の前とのこと、夏でもやっぱりそうなりますか。

私はこの季節は地元のお客をお招きしています。
それでお料理の間お喋りが弾んで、やはり下火が燃え尽きていました。
形だけ炭手前をして、中立ちの間に囲炉裏の炭を足してどうにか濃茶は無事完了。

2度目の茶事でも、気を付けていたのに同じことでした。
風炉の茶事の進行は難しいです。



そらいろつばめ様

私は風炉の時、下火は5本くらいいれています。これを見苦しいとおっしゃる人もいるのですが、、、
また、炉用の太目のを3本でいく、という人もいます。一度途中で消えてしまったことも。ほんとうに炉は勝手に萌えてくれますが、風炉の火はむつかしいですねえ、、、。


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