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2018-12

龍の茶界〜produced by 為さん - 2018.07.10 Tue

西日本に大きな被害をもたらした雨をよんだか?龍
反省してちょっと恐縮した面持ちで茶席を見守る。




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シルエットはここ、紫野TH社のあるじ、Tさん。絵になってる〜。
龍の絵は祗園大茶会でIS画伯がライブペインティングをしたやつ、自由茶人・為さんがもらいうけたもの。
この龍の絵をかけるにあたり一悶着、為さん上下逆に竿通しを作ってしまったことが直前に判明。しかしそこはアイデアできっちりリカバリー、生活力にあふれた鴨茶名人為さん、さすがでした。




DSC00466.jpg




花はうちの庭のものをみつくろって。
祇園守、ヤブミョウガ、秋海棠、水引、そして龍の髭みたいな矢筈すすき。
実はこの花入も、直前に完成したもの、為さん作です。




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この花入れ、自立しているのです。自分の根っこで。




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日本で日本の芸能文化、また、みたての文化を勉強して宵山のあとにアメリカへ帰国する(日本語ぺらぺらな)留学生のNちゃんの送別の茶界であり、作家としてお茶回りの人に有名なLさん(以前からお茶友さん)、革の工芸家さんは3才のお嬢ちゃんをつれて、それからまだ10代のクセにえらく貫禄のある美大生、、、というなんとも濃ゆ〜い、客組にて。




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のっけから為節炸裂、正統派の茶事しかしらない水屋のわれわれは右往左往、為さんの自由さにはらはらどきどき、時にせかしたり、軌道修正したり、なかなかスリルがある。
懐石は精進、これも為さんが前日からしこんでいたもの。われわれは水屋でお相伴。玄米ご飯が美味しいよ。

中立なしで、いつのまにか茶席に搬入されている為茶箪笥(お茶を点てる道具一式がおさまり、賀茂川縁の鴨茶のときにお使いのやつ)、そして濃茶席が始まる。濃茶のお菓子は、写真取り忘れたがオレンジジュースに浮かんだすいとんみたいなお菓子をシャンパングラスでサーブ。もちろん、これもお製は為さん。

為さん作の御茶碗で無農薬の抹茶ブレンド、これを水で練る。をわれわれも入って、みんなで頂戴した。冷たい濃茶はほんとうに甘くてなめらかなのだ。濃茶にはお茶は熱くしなければ、という思い込みは一体なんだったのか。

お客様はそれぞれお互いになんの関連性も無いようにみえて、実は鴨茶でご縁のできた方々ばかり、だからどこか共通する感性があるのでしょうね。




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干菓子。
この宝石のようなお菓子はずばり水晶、青洋さんに注文するときに、席亭Tさんのご要望が「銀河鉄道の夜」で銀河の河原でカムパネルラが「この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えてゐる。」と言ったシーンの水晶を、ということだったそうで。
なんと美しく、美味しい水晶でしょう。
ここだけ為モードはずして(^_^;




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薄茶席では名水の水でシェイカーをふる為さん。
右の梶の葉は、願い事を書いてもらおうと筆ペンとともに用意したのですが、筆ペンくらいでははじいて書けませんでした。失敗失敗。゚(゚´Д`゚)゚。墨汁がやはりよいようで。




IMG_2082.jpg



冷たくシェイクした抹茶はまた異次元の美味しさ。

型破りに見えて、茶事の大切な心の部分はおさえている、、、なによりお客様と、社会的背景とか職業とか、茶歴とか、年令とか、すべてぬきにして裸の会話がなりたっていると言うことが茶界でありましょうか。お客様とどんな会話をしたのかもっと聞きたかったのでありました。

散会はこれも三々五々、きまりなく雲に隠れて去っていく龍のようなのでありました。






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