還幸祭2018 - 2018.07.25 Wed
神事はまだまだ続くが、クライマックスは過ぎた今年の祗園祭、そこはかとなく、祭のあとのさびしさを感じる。

24日は御旅所に一週間お遊びなされた神様が三基の神輿とともに八坂神社へお帰りなさる日。
今年は祗園祭発祥の地(839年)神泉苑でお迎えしようと思ったが、たどりついたらすでに神事はおわったあとだった、、、、(;゜0゜)
三々五々休息をとる輿丁さん達
ここらあたりにまだ名残があるが、ん???、、、
鳥居があるのになぜにお坊さんが???
実は神泉苑はりっぱな真言宗のお寺なのだ。いや〜ず〜っと神社だとばかり思ってた。あとは神仏習合の日本人的宗教寛容性で、、、(^_^;
次は先回りして三条通り商店街の又旅社こと祗園御供社へ。
ここへは三基の神輿が必ず寄るので、まずは先頭の中御座をお待ちしよう。
ちなみにこれは必ず還幸祭のときに神社の前に立つ「オハケ」とよばれるもの。
実は意味も歴史もわかっていない。
この又旅社自体の起源が不明と言うから、、、だけどともかく清祓はするのだ(^_^;
神輿を待ってふと御供社の前の喫茶店を見ると、、、あれ?あれあれ??
なんだ、清々講社さま、ここで休憩中なのだ。
お馬様も休憩中。
商店街を南北に横切る小路に祭礼の宵の雰囲気がただよって、いいなあ。
おお!
やっと来た!中御座
ひとしきりここで鳴り鐶の音も高く差し上げゆらしをした後、、、、
8時15分まで散会休憩〜!!の号令
なんだ〜!
みんなお休みかよ〜(´・_・`)

しかたないので久世駒形稚児さんが休憩中と思われる武信稲荷の方へ歩く。1本南の六角通りだ。
途中、祭礼の飾りの二条陣屋の前を通る。
そして細い、ろうじといってもよい六角通りを西へいっていると、、、
おお〜!!
駒形稚児さんのご一行が向こうからおいでではありませぬか!
すでに休憩を終えて、武信稲荷を出立されたときに出くわしたもよう。
神輿とちがって三条通り商店街は通らず、こちらをお通りになるのね。
暗いので写真ぶれてごめん。
いや〜なんか萌えるわ〜。
広い場所と違って、肩ふれあうくらいのろうじをいくご一行は、なんだか現実離れして、狐の嫁入りでもみているような感じであった。
ご一行をおいかけていくと、、、
堀川通り、三条通り商店街をぬけたところで神輿と合流されるようだ。
神幸祭の時のお稚児さんより年長のお稚児さん。胸に懸けたご神体の馬頭が神々しい。まだまだ長い道中、がんばって!
同時に三条通り堀川東あたりで思い思いに休憩してはったご神幸列のみなさんも、腰を上げて三条通りを東へ向かって出発される。
三条通りでは神輿をみんながそれぞれのスタイルで待ち受ける。
床几に腰掛けるお年寄り、花火に興ずる子供たち、玄関をあけはなって、ビールを飲みながら待つ大人たち、、、この風情もまた好きなのだ。
こちらのお店は毎年表で子どもたちが花火をしていて、ほっとなごむポイント。
中御座通過
これにて私もそろそろ帰ろう。朝から歩き回って少しくたびれた。
今年は、あとから来るはずの東御座と錦はおっかけなかったな。
お囃子で巡行に参加し、数年後の復活をめざす三条通り唯一の鷹山の前を行く。
帰りに朝のうちに巡行を終えた室町通りの鉾町を歩いたが、きれいになんにもなくなって、、祭礼の終わりをそろそろ告げる。残す神事がおわれば、31日、今年も祗園祭はおひらき、また来年だな。
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