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2023-12

六道参り2018 - 2018.08.08 Wed

お盆がはじまった。



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東山は清水坂の西、六道の辻
六道珍皇寺、西福寺、六波羅蜜寺とならぶ。平安時代は葬送の地であったから町名の轆轤(ろくろ)町は本来は髑髏(どくろ)町なんだとか。




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毎年一番にお参りするのは小野篁地獄通いの井戸があるという六道珍皇寺
門から本堂まで、両脇に高野槙や蓮の花、ホオズキなどを売るお店がならぶ。




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ホオズキは鬼灯とも書くんだな。この灯りをたよりに亡者が帰ってくるというイメージ。




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あら?
今年は熊野観心十界図がでてない、、、
あまりの暑さにいたむのでやめたのかな、初日だからかな。
(熊野観心十界図:中世から近世、熊野権現勧請のために諸国をあるいた熊野比丘尼とよばれる尼僧たちが用いた絵解き、地獄〜極楽の図)(例年と違う場所にあった、という情報あり)




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例年は拝んで帰るだけなのだが、今年は義母の初盆である。本来旦那の実家でするべきところ、今年は義兄弟に諸般の事情があって、各家ですることになったから、はじめてここで水塔婆をおさめることにした。
お坊さんに戒名(または俗名でも)を経木に書いてもらう。
私は1枚だけだが、御先祖様たくさんの経木を書いてもらう方も多い。(実は1月になくなった愛猫シェルのも欲しかったが、さすがに顰蹙だよね(^_^;)





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お線香の煙を浴びて、




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迎え鐘を撞く。
ここの鐘は地下にあって、ほんまに地獄の釜の蓋が開きそうな陰にこもった音がするので、につかわしいな、と思う。




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賽の河原に経木をおさめて高野槙の枝で水をかける。
今は亡き義母を思う。
経木にシェルの名前を心で書いたが、優しい人だったから、猫といっしょにすんな!とかは、きっと怒らないと思う。




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お精霊(しょらい)さんが、迷わず帰ってこられるように、依り代となるのが高野槙。
今年ははじめて一枝もとめた。




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高野槙はよい香りがするのな。

背景は有名な幽霊子育飴のお店




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さらに西へ、西福寺
ここで毎年祈願銭(なかみは5円玉、持っていると願いがかなうという)をお返しして,新しいのをいただく。今年の祈願は、また来年もかわらず交換しに来られますように、だ。




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一年に一度の「壇林皇后九相図」との再会もはたす。
ここは夜の方が雰囲気がおどろおどろしくすてきなのだが、なかなか夜は出づらい。




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その南、六波羅蜜寺
そう、清盛の六波羅探題はこのあたりにあったのだ。
ここも提灯がいっぱいだから、やっぱり宵がいいだろうなあ。




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ここの迎え鐘も地下にあるが、ほとんど並んでなくて、すぐ撞ける。

更に南下すると、恒例の、、、、




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五条坂陶器市だ。
あちこちの店や露店を冷やかしてかえる。



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さて、高野槙だが、、、、こんな飾り方でいいのだろうか???(^_^;
うち、仏壇がないの。



   ********


今年も恒例の夏旅にでかけます。

よって、ブログはしばらくおやすみします。
みなさまもよい夏休みをおすごしください。

帰ってきたら、もっと京都も涼しくなってますように〜〜(´・Д・)」




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● COMMENT ●

しぇる様へ
 酷暑の中、六道参りご苦労さまでした。
この、松原橋から清水寺に続く道は両側に、平安時代から
由緒のある寺院もあり、私の好きな道です。
(宮川町にも続いているからとは思わないでください・・・)
平治の乱の時、常盤御前が今若、乙若そして、まだ乳飲み子の
牛若を抱いて、夫義朝と大和へ落ちのびる自分たち4人の無事を祈って
清水寺に参篭しに歩いた道です。
京都には、当時の道が今も残っているのは驚きです。
夏の旅行、お元気でお出かけください。

しぇるさん、こんにちは

御盆となりましたが

猛暑が続いていますね~

こんな暑さは、初めてかもしれませんね

御旅行、愉しんで来てくださいね^^

narahimuro様

お返事遅くなりました。やっともどって参りました。
お盆の入りにでかけたので、ご先祖様がやってきても家はもぬけの殻、お帰りになった後に帰宅と、ちょっと先祖不孝ですかね。
宮川町のほうは先だって火事があり、知り合いのお店も焼けたので見に行こうかどうしようか、まよってやめました。私はそっちの方で宮川町を思い出しました(^_^;

高兄様

やっともどって参りました。
もどってきたら風はもう秋!ですごくうれしい。
欧州は寒かったり暑かったり、着るモノに苦労しました。
このまま京都も秋に向かって欲しいけど、やっぱりまた暑さぶり返すかな〜


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