オランダ・ベルギー紀行2018〜その4・マウリッツハイス美術館+デルフト+ゲント - 2018.08.18 Sat
レンタカーにてアムスを後に、ベルギーへ向かう。

ほんまヨーロッパは高速が無料なんでETCとか考えなくていいからええわ。ただしオランダ、ベルギーは左ハンドルやけど(運転はダンナ、がんばれ!)
道すがらハーグのここへ寄らなくちゃ。
マウリッツハイス美術館。
17世紀、マウリッツ伯爵の邸宅として建てられた建築も美しい。
内部も最近本来の装飾に修復されたとか。
そしてお目当てはこの方!
フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
スカーレット・ヨハンソン主演の映画にもなった。
以前お目にかかったのは18年前の大阪市立美術館でしたねえ。
あの時は行列ができて、できて、おしあいへしあい、、、、今はゆっくり静に見ることができる。
美しい肌の色はやはり実物でなければわからない。そしてはっとふりむいた一瞬が永遠に姿をとどめるその乙女。
来年また大阪へおこしになられるよし(2019 2月〜大阪市美)、また再会できましょうや。
ただ、おそらく門外不出ではないかと思われるこれは来ないだろうな、
「デルフトの眺望」
これもフェルメールにしてはめずらしい風景画である。
この眺望は今もあるていど保たれているので、このあとデルフトによって行こうとしたが、駐車場のあまりのなさに、危険なのであきらめた。
そんなに大きくない絵なのだが、さらっと描かれているようなのに、きっちり人物の息づかいまで聞こえて、しみじみと心に残る絵だった。
30数年前にもここではなかったが、来たことはある。
その時に手に入れたデルフトのタイルは今もうちの洗面書に飾ってある。
関空にもこれの大きいのがあって、何する物かな〜とずっと思っていたが、これ、花瓶やったのね。
景徳鎮の染付が政治的不安定で入手できなくなると,次に目をつけられたのが伊万里、そしてマイセンで自前の磁器が作れるようになったのが18世紀初頭。デルフトではそれ以前から磁器ではなく、陶器がつくられており、東洋の染付の紋様に大いに影響されたと思われる。でも陶器は陶器。
なにかお茶に使えそうな物はないかと、さんざん物色したが、どうも古染とか古伊万里みちゃってるとね〜、、、、、(^_^; アイデアが枯渇してあかんかった。
ベルギーにはいって、ゲント(ヘント)へ。
それまでゲントという名前をしらなかったのだが、父が昔、郷土の画家・児島虎次郎の足跡をたどる旅で行った、と言っていたので、ちょっと寄ってみる。(虎次郎はゲント美術アカデミーで洋画を学んだ)
きっと虎次郎も見たに違いない聖バーブ教会の「神秘の子羊」
15世紀に活躍したファン・エイク兄弟の作とされる。実物は撮影できないのでポスターを。
大きな祭壇画の中央の部分がこれ。
聖書とキリスト教の知識があればもっと何を意味するのかよくわかるだろうが。
ちなみに神秘の子羊さんは心臓から大出血しながらもすくっと立ってらっしゃる。そこが神秘の由縁か??(^_^;
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