FC2ブログ
topimage

2018-11

手作りの懐石とお菓子がとても楽しみな〜K庵様の名残の茶事 - 2018.10.18 Thu

洛南東寺のほとりで毎月点心付きの月釜をされているお茶友のK庵さま。(A庵様と3人で奥伝稽古を昔した仲です。)
お料理がとてもお上手なので、ついつい懐石やお菓子目当てに(^_^;行きたい〜と思えど、なかなか人気で予約がとれない。



DSC03146.jpg



ところが今回海外から帰国中のお茶友さんのご所望でエクストラに茶事をされるとのこと、お相伴にあずかることができて、なんとうれしいこと!



IMG_3100_20181016231614a4d.jpg



そういえばこちらへ伺ったのも久しぶり。一軒のおうちを上手に茶事茶会のためだけにリノベされて、露地もいい感じに苔がなじんできました。

「(語尽)山雲海月情」の軸に見守られて、顔見知りばかりの御連客様と、語り尽くす一期一会です。(ほとんど'ガールズトーク’(^_^;)



IMG_3102.jpg

(すみません。待ちきれず写真を撮る前にちょっと食べちゃいました)

最近の戦利品とおっしゃる小ぶりの折敷、四つ碗ではなく雨傘にて。汁の小豆銀杏入りの生麩(麩嘉さんの萩麩)が美味しい。
名残の茶事にふさわしく、寄せ向こうで。私のは黄瀬戸、他に古染写、青磁、乾山写など。皮をあぶった鰆がまた濃厚。



IMG_3103_201810162316255fe.jpg



煮物椀がこれまた意表を突く牛蒡豆腐にウナギ+冬瓜。
牛蒡豆腐なんて、家でつくれるなんて思わなかったよ。



IMG_3104.jpg



魚の名前は忘れましたが、一見太刀魚かな、と思った焼物。肉厚でぷりぷり、この包丁の入れ方がプロですわ。

私の懐石は、なるたけ手間をはぶこうと、いつもワンパターン、これだけの物をだしていただくと、自分のはおだしするのも恥ずかしくなるわ。



IMG_3105.jpg



柿なますの白和え。
御連客のおひとりは、これまたとても美味しい懐石を手ばやく作られる茶事の達人さんなので、これのレシピは、、、とか、こういう工夫をすれば手早くできるとか、いろいろスキルをおうかがいできたのもありがたかったです。

海外でお茶をおしえておられる(この茶事の発端となった)御連客も、茶事の工夫や懐石をあれこれ頭にメモっておられる。海外ともなれば食材の調達とかもご苦労は多いこととお察しする。




IMG_3107_201810162316255b4.jpg



きれいな丸灰に仕上げた小ぶりの朝鮮風炉に、大板がご馳走。お約束通り名残の季節の「寄せ香」、しかもわざわざ香を削って紅葉の葉にくっつける「付け干香」を作ってくださる、という手の掛かりよう。すばらしいです。ほんまによく勉強してはるな〜と、感激。

初炭のあとはこれまたお手製の主菓子。こなしの上に栗のきんとんをのせた「枯れ野」と命名されたお菓子。
これがまた美味しくてね〜。菓子もプロ級なのでなにをかいわんやですわ。(私は絶対に人様におだしする菓子は作りません!だって出来がひどすぎ、、、、)

  


IMG_3111_20181016231622886.jpg



中立後の後座、残花も名残
ピンクのベンケイソウが愛らしく、一見ヤブミョウガの実に見えるのがヒメヒオウギの実という、これは初見。

呉器に濃茶は一人1匁(3.75g)をきっちり測って練ってくれたので、結構なボリュームになりましたが、美味しかった!(私はいつも一人3gなので、かなり濃いめ)
茶入はころんとしたかわいい祥瑞でしたが、よくこれに4人分15g入ったなあ〜と感心します。
茶杓の名が「柴之戸」

   柴之戸に茶を木の葉搔く嵐かな (芭蕉)



IMG_3109_20181016231619cbd.jpg



後炭の時に所望した風炉中拝見(横から撮ってます)
そろそろ火の暖かさが恋しい季節になりました。

薄茶はなんと茶箱の月点前で!
もう一人の御連客が茶箱のプロフェッショナルでいらして、茶箱の本まで出されている方だったので、これはなるほどの演出です。
箱の蓋裏には圓能斎の句と花押あり、茶箱に附属してきた、という虫明茶碗もとてもよかったです。替え茶碗がなんと、まさんど窯の井戸でした〜(^∇^)



IMG_3110_20181016231621f0b.jpg



そしてまた感動してやまないのが薄茶の菓子、もちろんお手製。
栗の渋皮煮、無花果のコンポート、なにより手間がかかってすばらしいのが干琥珀をまとったブドウ。山梨の銘菓「月の雫」(私はいちど自作しようとして挫折した)を彷彿とさせるもので、見た目も美しくさらにおいしい。

というわけで、懐石とお菓子がメインのリポートになりましたが、期待にたがわず、いやそれ以上、美味しい美味しい名残の茶事でありました。
K庵さま、ありがとうございました〜ヽ(´∀`)ノ





関連記事

● COMMENT ●

お花がすべて紅で揃えられているのは面白い趣向ですね。

焼き物のお魚の名前は、普通に見るとアブラメ(鮎並、あいなめ、あぶらこ)かなと思いましたが、皮目から骨切りするのはエンザラやクロシビカマスも候補です。
知りたいと思うと矢も楯もたまらなくなります。いーつかお分かりになったら発表して下さいませ。

Mariko Ishii様

お花はほんとうは白いのがひとつほしかったけれど、調達できなかった、、というお話しでした。

お魚の名前聞いたのに、このごろほんっと、覚えられない。私はこんな手間の掛かる仕事は苦手なので切り方に感動。ご亭主にはまた来週おめにかかるので、名前聞いておきます。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/1106-b82eda40
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

信楽・まさんど窯の窯焚き «  | BLOG TOP |  » 梅湯ツアー〜旧五条楽園散歩

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (9)
茶の湯 (238)
茶事(亭主) (31)
茶事(客) (74)
茶会(亭主) (5)
煎茶 (8)
京のグルメ&カフェ (59)
町家ウォッチング (7)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (60)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (39)
京都めぐり2018 (18)
京都めぐり2017 (30)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (10)
美術館・博物館 (69)
奈良散歩 (25)
大阪散歩 (1)
着物 (6)
京の祭礼・伝統行事 (45)
祗園祭2018 (11)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2018 (4)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (6)
京都和菓子の会 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
パリ紀行2014 (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
古筆 (1)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (6)
ギャラリー (4)
暮らし (5)
中国茶 (28)
京都の歴史・文化について勉強 (2)
過去ブログ終了について (0)
猫 (1)
滋賀さんぽ (1)
オランダ・ベルギー紀行2018 (9)
台北旅行2018 (3)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR