FC2ブログ
topimage

2018-11

秋の奈良散歩〜正倉院展からならまち中華・中国茶 - 2018.11.07 Wed



DSC03361.jpg



おはよう
今日も1日、奈良散歩するぞ!



DSC03373.jpg 




まずは日本人なら(?)正倉院展だろ!
ほんま、日本人正倉院展好き。



IMG_3255_edited-1.jpg



しかも期間短いから平日の午前中行っても、入館までにこのような、、、大行列。
でも流れていたので、それほど苦ではない。
中にはいってしまえば、それなりに空間はある。最前列で見ようとおもえば少々並ぶのは覚悟で。しかしながら、ず〜っと独り占めしてみている人や、友だちとああだこうだと(歴史的にかなり低レベルに怪しい)ディスカッションを展示物の前ではじめる人もいて、なかなかすすまないのはストレス。(時々、その見解は違う!とつっこみたくなるが、我慢我慢)


 

DSC03372.jpg



今回の目玉はポスターにもなった玳瑁螺鈿八角箱。ウミガメの鼈甲を貼り付けた上に夜光貝の螺鈿で描いた紋様〜蓮の葉、花、鴛鴦。華やかで気品にあふれた超絶技巧。毎年正倉院展のたびに言っているが、今年も言おう。工芸の技巧はこの時代にすでに完成しており、後世はその余塵を拝するのみ!

繍線鞋(室内履き)はほとんどすりきれてはいるが、細かい刺繍の名残がみてとれ、光明皇后がこれを履いていたかもと思うと萌える。



DSC03371.jpg 
(鹿も行列?)



きらびやかさで負けないのが沈香木画箱。沈香、寄木細工、水晶の板、今も色鮮やかに赤・青と残る細かい絵。裾は透かし彫りでこれでもかの技巧を尽くす。

聖武天皇遺愛の三合鞘御刀子は、それぞれ紫檀・沈香・犀の角の柄の小刀がまとまってひとつにおさまっている。これを腰から下げていたという。なんてスタイリッシュ!

光明皇后が両親の菩提をとむらうため、玄昉が唐から将来したお経を国家事業として20年にわたり全巻写経させたという「五月一日経」の嚆矢の部分。

個人的に萌えたのは白銅剪子。蝋燭の芯切りなのだ。茶人にはおなじみ、夜咄の蝋燭の芯をきってふたたび明るくする道具。切った芯が落ちないように先が広がってお皿みたいになっているのは、今もあるのよ。すでにこのころ発明されていたのか。

意外に大行列だったのが犀角撥鏤如意。撥鏤(ばちる・彩色した象牙から紋様を彫りだす)はもうおなじみなので、遠方からだけ見る。




IMG_3259.jpg



図録は重くてかさばるので、私はいつも半分のサイズの(しかも安い)英語版を買う。展示物名は漢字で書かれているし、写真はいっしょだし。


DSC03375.jpg 



猿沢池をめぐってならまちへ



DSC03387.jpg



ショップもふえてきたが、この町の雰囲気がかわることのないようにと切に願う。



DSC03381.jpg



どこに萌える町家があるのか、地図はもう頭の中にはいっている。



DSC03383.jpg



すどおりできない樫舎という菓子屋(かしやというかしや(^_^;)念願の和菓子のフルコースにもせんだって行けたし。



DSC03380.jpg



ランチは中華粥の穀雨さん



DSC03378.jpg



正倉院展期間限定の「四神粥」なるものをいただく。
お粥に、玄武(なにかの佃煮)・青龍(青菜)・朱雀(海老団子)・白虎(蓮の実)・黄帝(生でたべられるカボチャ)と、なかなか美味しい組み合わせ。豚の角煮が絶品であった。



DSC03388.jpg




さらに歩いて南下、ならまちの端っこの方、中国茶&ギャラリーの叙友舎さん




DSC03389.jpg



ろうじの奥にひっそりとある町家。
向かいは広い空き地で、おそらくこんな町家がひしめいていたと思われるがきれいに撤去されたんだな(´・_・`)



DSC03392.jpg



ここは奈良の好日居みたいなたたずまいで、いっぺんに気に入ってしまった。



DSC03395.jpg



オーナーが直接中国や台湾で茶葉を買い付けて、ついでにお茶にまつわる雑貨もかいつけて、そこかしこに、ちょっと欲しくなるような提籃や茶器や家具などが。



DSC03397.jpg



大好きな香り高い単叢鳳凰茶を
二煎目からは自分でいれる。杯にのこる香を聞くのが最高にすばらしいお茶なのだ。いつもうっとりする。



DSC03394.jpg



中国茶の種類も多い。



DSC03396.jpg



茶葉を買うこともできるので、この前いったばかりの台湾の、阿里山高山茶を一袋もとめる。



DSC03398.jpg



叙友舎をまっすぐ北へ向かうと、この興福寺の五重塔が遠くからでも見える。
先日落慶法要に参席したものの、中へははいらなかった中金堂の中へはじめてはいる。
なぜご本尊がこんなに金ぴか、、、まあ、建立当初はこうだったのだろうが、違和感。国宝四天王像がやはりいいね。

今、澤田瞳子さんの南都焼き討ちと再生をテーマにした「龍華記」を読んでいるので、感慨深い。この五重塔が火龍のごとく燃え上がる描写がすごいのを思い出しつつ。



DSC03401.jpg



最後に特別公開中の興福寺北円堂へ。10年ぶりくらいだろうか、無著・世親さんに会いに行く。運慶作の国宝である。おふたりの表情も、背中の丸みも、まるで生きておられるようで、静かに感動するのである。




関連記事

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/1114-7a1de87c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

謡曲「松風」にちなむ茶事〜跡見 «  | BLOG TOP |  » 近衞家と松平不昧公二百年記念茶会〜孤篷庵〜復元なった大圓庵

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (9)
茶の湯 (238)
茶事(亭主) (31)
茶事(客) (74)
茶会(亭主) (5)
煎茶 (8)
京のグルメ&カフェ (59)
町家ウォッチング (7)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (60)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (39)
京都めぐり2018 (18)
京都めぐり2017 (30)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (10)
美術館・博物館 (69)
奈良散歩 (25)
大阪散歩 (1)
着物 (6)
京の祭礼・伝統行事 (45)
祗園祭2018 (11)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2018 (4)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (6)
京都和菓子の会 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
パリ紀行2014 (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
古筆 (1)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (6)
ギャラリー (4)
暮らし (5)
中国茶 (28)
京都の歴史・文化について勉強 (2)
過去ブログ終了について (0)
猫 (1)
滋賀さんぽ (1)
オランダ・ベルギー紀行2018 (9)
台北旅行2018 (3)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR