十日ゑびす〜京都ゑびす神社 2019 - 2019.01.12 Sat
京都にも宮川町近くにえべっさんがいてはる。京都ゑびす神社である。
やっぱり正月の10日前後には十日ゑびすがあって大勢の参拝客でにぎわうのである。

今年は仕事がえりに宵のころお参りした。
えべっさんといえば、大阪の今宮ゑびすや西宮のが有名やけど、京都のはやっぱりなんとなく上品やねえ。(あ、大阪、西宮が下品といってるわけでは、、、(^_^;)
この参道は建仁寺西門があるし、畳屋や桶屋や草履屋など京都伝統産業のお店がたちならぶあたり、畳屋さんも参道に店開きしていて、いつもと違う雰囲気が楽しい。
忘れちゃならないのが、いつも京都一美味しい(個人の感想です)亥の子餅の鍵甚さんが、ゑびす焼の屋台を店先にださはること。売り切れ御免のこともあるの。
この日はけっこうな行列、1回に15個しか焼けないし、10個以上買っていく人もいて、なかなか順番がまわってこないので、じっくりその作業を拝見した。手でくるっとまるめるとゑびすさんの形になるのがマジック。となりではえべっさんのお顔の焼き印を押してはるとこ。
待ってる人は多いし、焼き印は直ぐ冷えるので温め直さないといけないので、時間がかかるから、「焼き印いる?」と聞かれた。まあ、そりゃ、味はいっしょだが、縁起もんやし、焼き印なかったらただの変形どら焼きですやん。というので、待って押してもらった。
外側カリッと、中もちもち、和菓子屋さんのあんこは上品でおいしく、一口サイズなのもいいわね。
普段はほとんど人の姿をみかけないゑびす神社、ぎょうさんの人でにぎわっている。
大阪のえべっさんは3日しかないが、京都はその前後に招福祭、撤福祭がつくので、つごう5日もあるのがありがたい。
縁起物の飾りをつけてもらう傘型のものは夜に見るとますます真っ赤の洪水でめでたい。
えべっさんは今では商売繁盛の神様だが、京都のえべっさんはもともと建仁寺建立の際、その鎮護のために最初に建てられた(13世紀)社ときく。歴史は古い。御祭神が事代主命、オオクニヌシ、スクナヒコと出雲系なのはなぜなのだろう??
社務所で笹をもらう。時間によってはこれが巫女さんじゃなくて、京都らしく舞妓ちゃんだったり太秦映画村の東映の女優さんだったりする。
ずらりとならんだ縁起物のお飾りをあれこれ好きなだけつけてもらって、商売繁盛のお守りにする。
えべっさんはお耳が遠いので、お参りしましたよ、の合図に西側にある板をトントンとたたくのがお約束。これはお参りする前にすべきか、あとにすべきか、悩むところ。
混雑するので本殿の鈴の綱はこの間だけ撤去、恒例の大マグロも奉納されていた。
ご祈祷の申し込みがひっきりなしにあるようで、参拝の間もお神楽が絶え間なく流れて、にぎにぎしい雰囲気を盛り上げていた。
熊手もあるようだが、笹派が圧倒的に多い。
お参りが済んで境内を通りぬけると、宮川町のランチスポット、京都検定受検者のたまり場(?)町家カフェろじうさぎさんがある。さすがにこの時間は閉まっていたけどね。
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