今年もあちこち節分巡り2019<前編> - 2019.02.02 Sat
ちょっとご無沙汰しておりました。
世間での流行に乗り遅れまいと敏感に反応して(?)、、、、ウン十年ぶりにインフルにかかって伏せっておりました(^_^;。インフルはやっぱりきついね〜。皆様、インフルにはお気をつけてくださいませ。(ちなみにワクチンしてましたが、今年は流行タイプ予測が大はずれだったようです。)
それでも立春が近づいて来ますと、心も体もなんだかぞわぞわしはじめるものですね。インフルから復活第一弾(?)は恒例の節分祭巡り。
まずはかつて節分の時だけ、神社仏閣で売られていたという宝船図、その原型といわれる松原通りの五條天神社の宝船図。これ、昨年拝領して軸装しました。まあ、わかる人にしかわからない節分の季節モノなんですが。普通の宝船図のイメージからしたら、かなりシンプルで奇妙なとこが受ける。

こちらは恒例のご近所、須賀神社の「懸想文」
昨年たまたまこの懸想文売り(昔の困窮した貴族が恋文の代筆を顔をかくしてやっていたことにちなむ)の絵を手に入れたのですが、実物(実物??といえるかなあ〜?)はコチラ
はい、私が京都に移住してから毎年お参りしていますが、ずっとこの方です。(素顔はワカリマセンが)
その足で、これも毎年いかないわけにはいかない吉田神社の節分祭へ。
ここはずっと母校の敷地内にある、、ような錯覚を昔から抱いていて、普段から生活圏内にあって、なじみで、好きな神社です。
一時中止になっていろいろ顰蹙であった、火炉祭も無事復活されて、これはその日(3日)を待つ火炉。
ほらほら、某研究会で教えてもらった、この吉田神社も節分の時に宝船図を売っている!五條天神のと違って、なじみの図柄。
まずは非時香菓(ときじくのかくのこのみ=橘)を持ち帰った和菓子の祖といわれる田道間守を祀る摂社の菓祖神社へ。京都中のお菓子屋さんの信仰も篤いのよ。
追儺式の時間が迫っているせいかすごい行列。お参りして、駄菓子と豆茶をいただく。お手伝いをされてる、四条通りの大きな和菓子屋さんのご主人発見。思わず「くづきりは今日はないんですかね?」と言ってみたら苦笑いをされてました(^_^;
こちらも忘れずに、年越し蕎麦。
なにしろ立春前後(2月4日)から昔は新年が始まっていたから、直前の節分は大晦日になるねんよ。
おろし蕎麦、美味しい。これで年越し。
大元宮(吉田神道の総本山)へ登る参道に毎年ここに店だしている、東一条・松井酒造さん、ここの樽酒は素通りできないわね。(学生時代、松井酒造さんの近くに下宿してた)
そろそろ追儺式の準備が始まったようで、裃姿の役員さんの姿も。
大元宮の前も参拝の人ですごい行列であったが、なんとか厄塚が見えるところまでたどりついた。正面に立つのが厄塚。
厄塚に触れる参拝者の手
これにふれて、立春前に溜まりに溜まった邪気も厄も祓うのだ。インフルもね〜。
日本全国から勧請した(北海道、沖縄はない)3132座の神様のお社が並ぶ。
出雲の神様も伊勢の神様も配下に置こうとする吉田神道、おそるべし。
そろそろすっかり暮れてきて、電灯の灯りが心細くも懐かしく思える時間。
追儺式はすごい人出だろうとスルーしたのに、最後にきっちり人混みにまぎれてしまい(一の鳥居のとこから入場制限までしていた)、進退窮まり、帰宅するまでかなり時間がかかってしまいました。
一条通りは京大の正門も巻き込んで、夜店が立ち並ぶ。幻想的な、ちょっと不思議な、、空間。
もりみん(森見登美彦)の最新作の「熱帯」の舞台はまさにここでありました。そんなことも起きるかもね、と思わせる魔力があります。
さて、一日目の戦利品
新しい懸想文お守り(箪笥に入れておくと着物が増えるらしい、、、成果は微妙)
学生の頃からずっと買っているのに一度もかすりもしない吉田神社福引き付きの豆。
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- 今年もあちこち節分巡り2019<前編>
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● COMMENT ●
高兄様
ご明察。
翌日はきっちり壬生へ参りましたよ。
ここは毎年のルーチンになりつつありますね。
翌日はきっちり壬生へ参りましたよ。
ここは毎年のルーチンになりつつありますね。
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インフルエンザから、復活されて
お元気に、節分巡りとは
いやはや、お元気
鬼神のような、お力^^
吉田の次は、わが町の壬生寺??