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2020-01

五月雨〜水の茶事2019 - 2019.06.12 Wed

3月以降、4月5月と茶事せずにいたが、さすがにちょっと茶事ロスでさびしい。
暑くなればクーラーのない我が茶室、いまのうちにとお客様をお招きした。




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玄関にはこの季節なにかと重宝な裏庭に(たのんでないのに)群生する十薬。



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汲み出しは暑いと想定して、前日からレモングラスハーブティーを水出ししていたが、、、、



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当日は朝から大雨!
気温も上がらない。水打ちしなくていいのはラッキーなのだが、、、、



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濡れ縁がこのありさまで、どこから席入りしていただくか思いつかず円座を抱えてうろうろ。
そう言えばいままで自宅茶事でこんな本格的な雨は初めてだわ。想定外で準備がいきとどいていない。



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いつもは使わない茶室へのショートカットの出口を使う準備をしたところ、ちょうど席入りの時に雨があがった、、、というのでまたまた急遽円座をかかえてうろうろ。
このうろたえた気持ちを引きずって茶事に突入してしまったのが反省点。



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待合は夏座敷
掛け物は「水月」、水に映った月の絵



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火入れの灰は、自慢するほどではないが(^_^;自分の中では上出来の方(当社比較)。



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枝折り戸をとめる藤蔓の輪っか、これはせんだってお邪魔した(光悦でお茶をのませていただいた)島原のM和尚様手作りを拝領、本日初使い。
いままでシュロ縄で作ってみたりしたが、具合がいまいちであった。しかし、これで枝折り戸周辺がひきしまった。



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初座
花入はこれも唐津やきもん祭に行った折、唐津のお店で入手した、有田出身の波佐見在住の作家さんのもの。これ、何焼と言ったらいいんだろう???
水の波紋みたいなところが気に入っている。紫陽花は家の裏庭の。



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唐津やきもん祭で拝見したM和尚様の李朝の火鉢を風炉にしたのに憧れて、似たような物、、似たような物、、、と探して(ほんものはなかなか手に入らない)多分、どこかのお寺の線香立てであったとおぼしき香炉を風炉に転用。これが本日のご馳走のつもり。

五徳が普通サイズなので、香炉との間に隙間がほとんどなく、灰匙が入る余地なく灰型に泣いた(一応丸灰)。釜はミニサイズの万代屋、敷板は韓屋(韓国の町家)の屋根瓦。
香合は、岩渕祐二さんに大覚寺舟遊び茶会の折に作ってもらった櫂香合。



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懐石
焼物でちょっと失敗、何年主婦やってんだろ、ほんま。



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夏野菜のマリネ、マイクロトマトというつぶつぶの小さいトマトが便利。
器は古伊万里、匙はイタリア製銀。



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食べられるホオズキです、と言ってお出ししたが、当然外の皮は剝いて食べられると思ったのに、皮ごと召し上がって、苦かった!といわれたのにはビックリ!
まさか皮ごと召し上がるとは想定外、、、(^_^;スミマセン、言っておくべきでした。

器は先日川口美術の(大ファンであるところの故)全日根さんのもの。
これを見ると謡曲「竹生島」を思い出す。(月海上に浮かんでは 兎も波を走るか、、、)



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主菓子は水をテーマにしたもの、と和菓子・青洋さんにお願いした。
銘はそのまま「水」 美しい錦玉で梅酒の味



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日が長く、中立のあとの後入りの時もまだまだ外は明るい。茶室の中はちょうどよい暗さ、掛け物は円相。その下に四角の盆を置いて、「水は方円の器に従う」を表してみたがどうだろう?
お正客さんが山荘流の方なので、流祖高谷宗範の「心は円なるを要す 行いは正なるを要す」の方円を表してみたが、ちょっとすべったか(^_^;



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今回デビューのものがもう一つ、お茶友、句会友のFちゃんが、アルスシムラ(志村ふくみさんの学校)卒業制作で作った着物の端布で作った古帛紗。着物もすてきだったが、この古帛紗も畳むと白の格子柄が出て、開くとこの茜色がすてきなのだ。すべて自然からもらった色。

濃茶茶碗は最近手に入れたその銘も「五月雨に水嵩まされる、、」の歌銘を持つ高麗。



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続き薄にて干菓子は、半夏生の時期だけ公開される建仁寺・両足院限定販売の、御菓子丸さんの「はんげしょうの宝珠」、中にピスタチオをいれる美しい半透明の琥珀。
青海波の和三盆はUCHUさん。



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薄器も水
薄茶の主茶碗に「映るとも月は思わず 映すとも水は思わぬ 大沢の池」の後水尾天皇の歌銘(小堀宗慶箱)がある高麗を使ったのは、待合掛けの「水月」にちなんで。

あんまり水にこだわったので、大雨になったのかしら、でもさいわい、茶事が終わるまで雨は降らずにもった。



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片付けが終わる頃、ふたたび大雨が降り出して、日ごろの行いの良さ(ウソ)を自覚したのである。

久々だったので、失敗はいろいろ恥ずかしくて言えないようなこともあったが、多職能のお客さん方とのお話しは楽しく、得ることも大きい。

これにて我が茶室は灼熱期にはいるので、しばしお休み、あ、朝茶事はやろうかな。





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● COMMENT ●

夏の敷物

ゆたんかな、網代かな
いずれにしろ夏らしい敷物ですね。
いいなあ。

素敵です

この時季の茶事もいいなあ。雨に濡れた緑が美しいですねぇ。
風炉も珍しいし、敷瓦がよく見えないけど、どんななんだろう?
花入もすごく好きです。
ああ、でも!我谷盆が一番羨ましいです!

N様

油団はなかなか良いのが入手しづらく、これは新品の網代です(もう新品じゃないけど、、(^_^;)
ひやっとして、ここで寝そべるのは気持ちいいです〜♪

ちび山様

いろいろおほめいただき、くすぐったいです。ありがとうございます。
敷瓦はスレートみたいにうすく剥いだ粘板岩みたいな瓦です。
下鴨の川口美術さんでもとめました。
我谷盆は行李蓋のサイズで特注です〜♪


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