fc2ブログ
topimage

2024-02

親鸞聖人と古陶磁のお話し聞きつつ〜たこ焼き茶事 - 2019.07.11 Thu

またしてもタライ・ラマ師のたこ焼き茶事へ。
自分のブログで数えてみたら、少なくとも5回目ということが判明、どんだけたこ焼き好きなんだ。



IMG_5630.jpg



懐石は同じたこ焼き茶事でも、毎回違う御趣向にて、今回は待合にて、和尚様愛蔵の「親鸞聖人御絵伝」の絵解き御講話をまず拝聴。



IMG_5693.jpg
(お写真は和尚様よりちょうだいし、アップのお許しも得ました。いつもながら太っ腹!)


御絵伝に描かれた六角堂参籠の場面
親鸞聖人、比叡山をおりて観音様を祀る六角堂に100日参籠の95日目の明け方、観音様が僧侶の姿で夢にあらわれ、東の方、東山山麓吉水に庵をむすぶ法然に会えというお告げ。それからただちに法然のもとに馳せ参じ、弟子となったという。

その六角堂の観音堂を再現されたというこの龕(厨子)は李朝のもの、中におさめられた手のひらサイズの小さな木仏は、、、、?ええ〜っ!円空ですか!

両脇に手向けられた花入の、またいれられたヒメジョオンの花の、ちいさくて可愛いこと!



IMG_5632.jpg



一連のお話しを聞いていよいよたこ焼き懐石、おりしも時は半夏生、関西では半夏生の時期に蛸をたべるんだと。(理由は不明)

向付がお正客から、李朝粉引→古唐津→初期伊万里(私の)→柿右衛門様式伊万里、、、と古陶磁の歴史を年代順に並べたという、ここでもまたお勉強。



IMG_5634.jpg



今回のたこ焼き碗は、今年の唐津やきもん祭でも大活躍された、若い唐津の陶芸家さんの絵唐津茶碗。

唐津やきもん祭の茶会といえばDISCOVER JAPANに記事としてとりあげられ、来年は茶席券ゲットのハードルがかなり上がるもよう(^_^;
でも、あれはほんとに楽しい茶会だったな、忘れられんよ。



IMG_5647.jpg



昨年からご子息が、たこ焼き参戦、お若いながらたこ焼き暦10数年とか、その技量は父上をすでに越えているようで、息子→父への指導の一場面も(^_^;



IMG_5642.jpg



かつて神戸あたりの駄菓子屋で売られていたという神戸たこ焼き(ソース+出汁)、企業秘密(?)のたこ焼き粉と、数種の鰹節で取った美味しい出汁と、これはもうやみつきレベル。



IMG_5646.jpg
(くぅ〜〜垂涎の粉引皿に塩笥ぐい飲み お正客さんの)


塩、柚子胡椒などの薬味でそのまま食べる、もしくは大阪風にソースだけ、明石焼っぽく出汁だけ、いろんなバリエーションがありながら、私は神戸たこ焼きから浮気をしない。



IMG_5687.jpg



今回の御連客はほとんど顔見知りの方ばかりで、お能つながりの方も偶然いらして、これは和尚様の企みか?と思うほど、楽しい客組でありました。(みんな、茶の道濃いわ〜〜)
(唐津でもごいっしょした)古美術商の方もおられて適時コメント拝聴できるのもありがたし。

たこ焼きに目をうばわれないで、テーブルの上にちらばった貴重な器類も注目よ。



IMG_5635.jpg



唐津の窯跡から地元の陶芸家さんが見つけた破片のエピソードのお話しがあったり、、、



IMG_5644.jpg



イタリアン茶事の時にブイヤベースを入れる古唐津の塩笥、匂いが移るとたくさんの方からお叱りをうけたけれど、匂わないでしょ?をみんなで検証したり、、、(ほんま匂わなかった!あんなに毎度オイルたっぷりのブイヤベースいれてたのに、ビックリ!)

今回も無事、たこ焼きのタネを空っぽにできた!



IMG_5648.jpg



炭手前では、またまた新顔の珍しい炭斗。星岡茶寮の支配人にして骨董の目利きであり、文人でもあった秦秀雄旧蔵とか。(この方は魯山人を星岡茶寮から解雇した人でもあり)

主菓子は、プレやきもん祭で博多のバーで和尚様がたこ焼き茶事をされたときに、和菓子の博多・藤丸さんが特注で作ってくださったという藤の花(本願寺の寺紋)のきんとんのオマージュかな。中の餡が薄緑でとてもきれい。

器はもちろん絵唐津、松紋大皿残欠。(完品は出光美術館にあり)


中立のあと、後入りすると、、、、



IMG_5652.jpg



おお!七夕の室礼!
せんだって、私もした天ノ川をあらわす布は、980円の半幅帯だったけれど、、、



IMG_5658.jpg



こちらではブータンの織物に藍の布、レベルが全然違いますやん(^_^;



IMG_5656.jpg



暗い中でいただく濃茶。
(子供が描いたような)素朴な鉄絵がかかれた茶入、実はこれ、唐津の研究家の本に絵やら、写真やらが載っている茶入そのものだったのですって。よく気づかれたなあ。それを見つけてさぞや小躍りされたことだろう。それを知らない売り手に気づかれないよう(値段つりあげられるかも、なので)平静をよそおってそ〜っと入手されたとか(*≧∪≦)

主茶碗に使われたのが目跡のかわりに砂をまいた鬼熊川。鬼熊川と真熊川の違いについてお話しを聞く。鬼熊川って大きいだけ、と思っていたがむしろこれは小ぶり、でも荒々しい感じが、写真ではよくわからんが、実物をみるとなんとなくわかるんだよなあ。これは貴重。




IMG_5663.jpg



こちらは薄茶、電灯をつけた時の様子。
今回も唐津の跡見で、(特注)陶片煎餅を客に選ばせて、それの元になった茶碗を使ってそれぞれお薄を点てていただく趣向で。



IMG_5662.jpg



唐津の茶会では、お隣の方にあたっていた、穴あきの(石ハゼ)緑唐津のペアでいただいた。この煎餅、和尚様特注なんで、ちゃんと同じように穴があいているの。

陶片煎餅は中里太郎右衛門さん監修の煎餅で、昨年よばれて感激し、今年は唐津のお店で買い占め。美味しいし、お稽古仲間に持っていってたいへん珍しがられよろこばれた。



IMG_5665.jpg



天ノ川をわたる舟、、、の鎖がどこに引っかけてあるのか知ってまたビックリ!(^_^;
照明器具、おっこちないといいけど、、



IMG_5685.jpg



かくて約6時間、楽しすぎて時がたつのもついつい忘れ、、、
帰宅したときには日付が変わる寸前とあいなった。
お土産に蛸のダメ押しで、蛸のぺったん焼をいただく。これも美味しいのであっというまに完食してしまうのである。






関連記事

● COMMENT ●

藤丸さんというのですね。五月の唐津茶会で博多の有名和菓子店と載せていらしたのでどこかなあと思っておりました。
初めて聞く名前だったので調べましたら、店構え、お菓子の色合い、題材、ふっくら感どれもひきつけられました。
福岡市ではなく太宰府市ですが、今度帰福しましたら必ず足を延ばしてあれもこれも買って試食したいと思います。教えて下さってありがとうございます。

たこ焼き碗というものがあるのですね。

Mariko Ishii 様

あ!太宰府市というのがあるとは(新しい?)知りませんでした。失礼をば。
唐津の茶会では藤丸さん父娘さんとごいっしょの席でした。唐津に行く折りに博多や太宰府まで足を伸ばしたいと思いつつ、とんぼ返りで機会がなかったのが残念です。また藤丸さんのお菓子の感想などアップしてくださいね。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/1225-e25359a6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

神輿洗い2019 «  | BLOG TOP |  » 綾傘鉾稚児社参2019

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (15)
茶の湯 (412)
茶事(亭主) (86)
茶事(客) (179)
茶会(亭主) (18)
煎茶 (10)
京のグルメ&カフェ (96)
町家ウォッチング (10)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (111)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (65)
京都めぐり2024 (3)
京都めぐり2023 (33)
京都めぐり2022 (29)
京都めぐり2021 (30)
京都めぐり2020 (19)
コロナ緊急事態宣言下の京都2020 (12)
京都めぐり2019 (28)
京都めぐり2018 (20)
京都めぐり2017 (30)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (15)
美術館・博物館 (146)
奈良散歩 (131)
大阪散歩 (1)
着物 (8)
京の祭礼・伝統行事 (61)
祇園祭2023 (9)
祇園祭2022 (11)
祗園祭2021コロナ下 (5)
コロナ下の祇園会2020 (1)
祗園祭2019 (18)
祗園祭2018 (11)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2024 (1)
修二会2023 (10)
修二会2022 (8)
コロナ下の修二会2021 (6)
修二会2020 (5)
修二会2019 (3)
修二会2018 (4)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (12)
京都和菓子の会 (4)
ソウル紀行2023 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
パリ紀行2014 (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
古筆 (1)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (13)
ギャラリー (4)
暮らし (14)
中国茶 (49)
京都の歴史・文化について勉強 (3)
過去ブログ終了について (0)
猫 (1)
滋賀さんぽ (21)
オランダ・ベルギー紀行2018 (9)
ニュージーランド紀行2019 (9)
台北旅行2018 (3)
高野山 (2)
骨董・工芸品 (1)
東京散歩 (2)
諏訪紀行2021 (4)
金沢さんぽ (2)
御所朝茶 (4)
熊野三山巡り (2)
有田2022 (1)
兵庫さんぽ (1)
太宰府 (2)
丹後旅行 (3)
仕覆制作 (6)
信州旅行2023 (2)
京都モダン建築 (3)
春日若宮おん祭2023 (3)
春日若宮おん祭2022 (3)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR