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2024-02

山鉾町お茶席3つ〜宵々山編・2019 - 2019.07.17 Wed

昨年は、宵山に綾傘鉾で祗園祭の茶会をした。けっこう疲れて宵山も日和神楽もすっとばして帰宅するハメになったので、今年はおやすみ。
それでも今年も鉾町のあちこちで釜が懸かるこの楽しさ!



<その1・船鉾町>


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船鉾町の白生地屋さんで毎年懸かる釜。
宵山茶席としては私の中では一番古い。



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亭主はD君、今年はスペシャル半東でF太朗君も。



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長年使い込んだ籐筵も心地良く涼しい町家の奥に、これまた涼しげな室礼。
釜の代わりに冷水をたっぷり入れた壺を。



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築100年はたとうかという町家の坪庭を眺めながらのひとときは贅沢な時間。
今年は涼しいのもあるのだけれど、ほんとうに凌ぎやすい祗園祭だ。



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摺り琥珀のお菓子をいただいて、



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なんと水指の中からでてくるのは氷



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冷水点てを美味しく頂戴した。
茶器や茶杓はF太朗君心入れの李朝民具の見立ててで。
この茶席は毎年の楽しみである。


<その2・菊水鉾>

コチラは祗園祭恒例の菊水鉾の茶席


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コンチキチンのお囃子を聴きながらいただく茶席は流派日替わり、この日は茶友さんの活躍する遠州流の席であった。



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「したたり」

   ♪處は酈縣の山のしただり、、、謡曲「菊慈童」

毎年色が変わる持ち帰りのお皿は、今年は青磁色であった。



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菊水さんの粽はこんななのね。菊水紋を巻きつけたのがりりしい。
この席は毎日1000人来られるそうで、今年はじめて30分ほど並んだ。すごいなあ。
ちなみに名水菊水のあったここは大黒庵・武野紹鷗の旧宅跡という。



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そして700年の歳をかさねた伝説の菊慈童君。
(菊慈童人形としては重陽の節句に法輪寺で拝める菊慈童が最高に美形)



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こちらの点前座はいつも南鐐セット、残念ながら点前は見られなかったが。



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今年はカメラの望遠機能で精一杯天王座の彭祖(ホウソ・菊慈童のモデル)を撮ってみたが、いまいちだった。もっとレベルの高い望遠レンズが必要。


<その3・岩戸山>


岩戸山のお飾り所でもありカフェでもあるターミナル京都さん。



DSC06878.jpg



祗園祭の鉾町散策時にはクールダウンする場所として毎年重宝しているのだが、今年ここで始めて祗園祭の釜が懸かるという情報がまわってきた。なんとうれしいこと。



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奥は1年に一度は利用する座敷のカフェ



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玄関の間では岩戸山のタペストリーの展示で人でごったがえし、賑やか。



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一歩入ると静かな町家でご案内を待つ。
亭主は昨年うちの祗園祭茶席にきてくれた若いお嬢さん、でも学園出身のバリバリのお茶人さん。
この茶席券の裏、一枚一枚に「蘇民将来子孫也」を書いてくれたのだと。



DSC06876.jpg



待合にて冷たい甘酒をいただく。冷たいのもさわやかで美味しいのね。
経筒に入れられた花はもちろん檜扇。



DSC06867.jpg



広間の茶席はなんどかお邪魔したことがあるが、またなんと清々しい。


DSC06869.jpg



お菓子は食べられる粽

そうこうするうちに表から岩戸山のお囃子がかすかに聞こえてきて雰囲気はもりあがる。ええ風情だなあ。



DSC06870.jpg



茶席の経験がない方がきてくれるとうれしいとおっしゃり、とにかくお茶を点ててもてなすのが楽しくてしょうがないという感じのご亭主、全部でこの日約50人、全員に点てたそうで、疲れもものともせず。見ているこちらも楽しくなってしまう。


DSC06872.jpg



花は蓮

軸は「八角磨盤空裏走」
棚も八角、薄器も祗園守りのあの八角、正面にすわると目と眼が合って思わずにやりと笑ってしまうほどかわいらしい頭に宝珠をのせた龍の雲龍釜、いずれもご亭主の雰囲気にぴったりで、御連客も良い感じで楽しかった!



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外に出ればもう駒形提灯がうかびあがる。
これは是非来年も懸けてほしいもの、宵山の茶の楽しみがまた増えた。


(まだまだお茶はつづくよ、宵山編に続く)



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