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2019-09

無名舎・吉田家にてすごす宵々々山2019〜北観音山のお囃子付き - 2019.07.23 Tue

21日 後祭の宵々々山
鉾町には駒形提灯に灯がはいる。


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後祭は夜店がでないのと、前祭に比べて地域が限定されて狭いので、派手さはないがしみじみとした情緒がある。私が学生だったときの宵山のように(かなり昔よ(^_^;)



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本日、北観音山のご町内、通称屏風祭(吉田孝次郎先生によると屏風祭という言い方は昔はしなかったとのことで、お祭りの室礼、ハレの日の室礼ということになる)で有名な無名舎・吉田家住宅にて、夕食をとりながら祗園囃子を聞くという会。



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外から見た風景。坪庭を越えて見る奥座敷は会食中の風景である。
屏風祭で外から一般の人が眺められる目線、うらやましくて、あの奥座敷に祗園祭に座ることがず〜っと夢であったのだ。2年前、始めて実現して感激ひとかたならず、今年は2回目である。



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吉田家の坪庭
吉田塾にかよっているので、なにかとお邪魔しているのだが、その季節季節によって姿を変える町家である。



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今年は吉田御大もおでましで、ご挨拶された。
鉾町に生まれて住んで、80数年、時代とともに移り変わる鉾町、祗園祭を見てこられた生き証人である。



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まずは奥座敷で仕出しの松粂さんの豪華なお弁当をいただいて、終われば思い思いに広い町家のあちこちで北観音山のお囃子を間近に聞きながらすごす。
(うん、かつての憧れの場所にいるんだな、という感謝の気持ちでいっぱい)



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玄関の間
いつもの椅子やテーブルはすっかり片付けられて、見事な祭礼の室礼
琳派の屏風や、朝鮮毛綴や、鍋島緞通や、夏の帷子や、、、



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前日花一さんが生けにこられたヒオウギ
これだけ見事に生けるとはプロとは言えさすが。1本でもあるいは1本だから、ヒオウギは入れ方がむつかしい。



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前日北観音、南観音の曳き初めを見た表の間の二階はこんな風で、てすりにおしげも無く懸かるのは見事な朝鮮毛綴(おそらく朝鮮通信使がもたらした朝貢品)



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これにもたれてしばしお囃子を楽しむ。
これぞ宵山の醍醐味


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この二階へ上がる階段はこちら、ここも風格が漂う。



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玄関の間から表をのぞむ。
かつてこのお家の向かいには某デパートの倉庫になっていたりっぱなお屋敷があった。それがあっというまにホテルになってしまい、隣近所はもう一文字瓦をならべることもない。



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(北観音山の例のベンゼン環、、、いや、六角マーク)


洛中から今かつての京都の景観はおそろしいスピードで失われ壊され、かつてのくらしの文化も忘れ去られようとしている。



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(茶会にも使わせてもらった奥二階の板の間)


吉田先生はこの家を、ここにお住まいになりながら京都市に寄贈された。家を、鉾町の景観を守るために、そしてかつての洛中の暮らしの文化を伝えるために。



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(奥二階からみる瓦屋根)

失われつつある「京都」がまだここにある、だからこんなに惹かれるのだろう。



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奥二階から見下ろす玄関の間、こんな風景に憧れる。
今ではこの価値を外国人の方がよくご存じ、というのも皮肉な話だ。



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会食が終わり三々五々お客さんが引き上げたあとの座敷。
奥に見えている赤いのは実は簾で、昼間見ると、、、


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こんな感じでよく分からなかったが、夜見るとこういう風にみえるとは驚き!なんと美しく手の込んだ簾であることか。
唐子の部分は糸をかがって作ってあるという。古いお家には残っているのだな、今ではもうこんなの作る人はいないだろう。



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提灯にひときわ目立つベンゼン環、、、いや、六角形(どうしてもベンゼン環からはなれられない)

吉田家を出た後は後祭の鉾町をさまよう。まだ人出は少ないのでよりゆっくり楽しめた。


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今年は無理かとおもっていたレアアイテム(非売品よ)、北観音山の粽を吉田先生のご厚意でいただけたのにも感激!




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● COMMENT ●

しぇるさん、こんにちは

吉田さんのとこ

昨日(後祭り、宵山)も

集まって居られましたね

昨夜は、ちらりと宵山、覗いてまいりました

そうそう、

谷口知弘さん、御存知ですか?

この吉田家の、屏風祭りのセッティングされていた様な・・・

高兄様

プライベートな集まりに、北観音山の慰労直会に、あそこはいろいろ活躍しています。
その吉田家住宅を今管理しているNPOの副理事が谷口さんで、時々吉田塾でもお目にかかります。
高兄さんのおしりあいですか?

しぇる姐御、こんにちは

あっ、やっぱ繋がったはる~^^;

>高兄さんのおしりあいですか?

いや、お逢いした事も、お話した事もないんですが

最近、私事ながらインスタグラム始める事になったんですが^^;

フォローしてくださってる様で^^;

高兄様

京都こわい〜〜〜(汗)


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