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2020-01

大原宝泉院ライトアップと夜咄茶事 - 2019.12.03 Tue

1〜2年前、せっかく高兄さんが宝泉院ライトアップの招待券をくださったのに、大原のバス停前であまりに人っ子一人いなくて、暗くて、呂川沿いの道を宝泉院まではけっこうあるので、敵前逃亡(^_^;そのまま引き返した記憶がございます。



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いつかリベンジをねらっていたところ、このたび宝泉院で夜咄茶事があると聞いてでかけました。
まだ日のあるうち、そしてまだ人出があるうちに。



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三千院の前は、夕刻なのでぼちぼち観光客も引き上げる時刻。



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三千院の前を通り過ぎてさらに奥へ。
紅葉がちょうど美しい頃合いです。



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魚山声明発祥の地、勝林院の前の水流は”流れもあえぬ”紅葉なりけり”、あるいは”渡らば錦 中やたえなむ”のありさまにて。



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まだ明るい内になんとか宝泉院に到着。


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夜咄茶事にまだ間があったので、有名な額縁の眺めを楽しみました。
観光客も一人一人去って行って、人の写り込まないこの写真、今の季節めったに撮れるもんじゃありませんよ(*^_^*)



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本堂の一画には水屋らしきしつらいもあって、良き眺め。



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さて、夜咄茶事にご案内、本日のお客様は私をいれて3人。
宝泉院の奥の裏山の方へ導かれました。



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なんと裏庭にこんなスペースがあったなんて!
宝泉院はなんども来ているのに初めて知ったわ!



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茶室棟とでもいうのか、内蹲居もあって、あがると広間が待合になっており、ここで甘酒の汲み出しをいただきました。



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さらに奥へ行くと独立した茶席があるようです。
蹲居で手を清めていよいよ席入り。



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短檠、手燭、露地行灯、、、夜咄の雰囲気がもりあがる。
実はそれほど期待していなかったのですが、なんと男性の先生がきっちり指導してくださる本格的な夜咄茶事だったのにびっくり。キモノ来てくるべきでしたね。洋服で失礼しちゃいました。



IMG_7961.jpg



席は四畳半、どことなく裏千家の咄々斎を思わせる造りで、床の横に半畳のスペース、上に銅鑼がかかっているところも同じ。圓能斎が作った茶室、と言われてなるほどと合点がいきます。茶室名は「日新庵」、なんでも茨木の豪農の家に作られた物を7年ほど前にこちらへ移築されたとか。

懐石もこちらで手作りされているそうで、煮物椀のかぶらのみぞれ+餅が美味しかった!
向付が小浜の鯛の笹漬け、大原のこのあたりは小浜からの鯖街道上にあるので、というお話しもおもしろい。



IMG_7962.jpg



膳燭もだしていただき、茶事ははじめてというお客さんに和蝋燭の芯切りを伝授したり、楽しい懐石タイムになりました。

短檠+手燭+膳燭x2だとほんと、明るい。折敷を引く段になって最後短檠と手燭だけになるとかなり暗いのね。昔はほんとにこんな中で生活していたのかしら、と人工の灯りに毒された身には思われて(^_^;

中立のころには、席入りの時見えた三日月も沈んで、大原の夜は暗く、、、、そして寒い!!
特別冷え込んだ夜ではありましたが吐く息が白く歯が、がちがちとなるくらい。そして夜空には冬の星座がくっきり見えたのです。さすが大原、夜は初めてです。暗いとは思っていましたがほんまに暗い。



IMG_7967.jpg



後座では夜咄のお約束通り石菖(灯りの油煙を吸うと言われる)が床に。
濃茶、続き薄、最後に留め炭まで。

現在では今の先生しかここを使っておられなくて、月一度位の割合で茶事をされているそうです。(借りることもできるそうですよ。ただし道具の搬入がちょっとたいへんだと思われますが)



DSC09368.jpg



思いがけず本格的な茶事のあとは、(前にいきそこねた)ライトアップの庭園も楽しめました。こんな写真が撮れるなんて感激。
閉門20分前、それでも数人の方が熱心に写真を撮っておられました。



DSC09373.jpg



明るい内にきてもこの景色は好きですが、夜も静かに美しいです。


DSC09377.jpg



さて、真っ暗な帰り道、帰りはとっとと歩けますがほぼ無人なのでちょっとこわかったです(^_^;
場所により真っ暗な道もあり、スマホの灯りをたよりに下山。懐中電灯持参をおすすめします。



DSC09380.jpg



呂川沿いの道を降りて駐車場へたどりつくと、、、車のフロントグラス凍ってました!
どうりで寒いわけだわ。



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● COMMENT ●

しぇるさん、こんにちは

おお、リベンジ^^;

あの券、

藤井住職が、くださった物でしたよ^^;

今回は、よろしゅうございましたね^^v

高兄様

ほんまにせっかくの券を、、、失礼しました。
今回はきっちりライトアップも拝見。
ご住職と、茶事の亭主の先生はご懇意だそうですよ。
それにしても夜の大原はすざまじく、かつ美しかったです。


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