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2020-06

二月堂修二会2020〜お水取り〜練行衆下堂 - 2020.03.16 Mon

(続き)



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女性もお籠もりできる局は12日のみ、講ごとに入る場所が決まっている。
百人講さまのおかげで、正面の西の局でかぶりつきで約8時間お籠もり。


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毎日聞ける神名帳、5日と12日のみの過去帳
今年こそ、過去帳の「青衣の女人(しょうえのにょにん)」を聞き漏らすまい、とがんばったが「〜天皇、〜天皇、、、」の調子がつい眠りをさそって、今年も聞き取れなかった。早すぎて過去帳のコピーをもちこんだとしても、追い切れないだろうと思う。

走りの行
差懸を脱いで足袋はだしとなって内陣をぐるぐる飛び去るように走る練行衆。五体投地で座にもどり最後のひとりが、咒師の「シッチヘン」の合図で五体投地を行うまで、ひそやかな裸足で走る音を聞く。

香水授与
「南座の下﨟立って四角の火をしめして礼堂に香水(こうずい)を参らせ〜」
この香水を参らせ〜、、が聞こえたら、局と礼堂を隔てる格子から手をさしだす。香水を今年もありがたくいただけた。



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午前1時過ぎにおこなわれる水取りを待つ閼伽井屋


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お堂の中ではまだ五体投地の音が聞こえるが、先回りして南出仕口の前で、咒師を待つお水取り行列の方々。堂童子、童子、駆仕、大きな幣を持っているのは講の方。



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水取行列を先導する蓮松明(咒師松明とも)点火


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お堂から咒師、平練行衆五名がこれに付き従う。


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咒師の洒水で行列出発
BGMは南都楽所の雅楽



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先導する蓮松明


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前後に白い布を掛けたお水取りの桶が3つ運ばれていく。担ぐのは庄駆仕


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一堂は二月堂真下にある興成社で祈りを捧げて閼伽井屋へ


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閼伽井屋の中へ入れるのは咒師、堂童子、桶をかついだ庄駆仕だけで、中での所作は絶対秘密なのだそうだ。閼伽井屋の後で耳を澄ますと水の音が聞こえるという。これは一度きいてみたいもの。



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水がくまれるとふたたびお堂へ桶は戻っていく。
この水取は5年前に閼伽井屋の前で見たが、今年は上から拝見できた。





再び堂内にもどり午前3時半ごろ、達陀を見る。(達陀は12,13,14日)
ブ〜ブ、ブ〜ブ、という独特の法螺貝の音に、カラコロの鈴、妖しげな火天、水天の奇妙な所作、達陀松明の火の粉、キリキリと巻き上げられた戸帳の向こうにひろがる壇供の餅の山、糊こぼしの花、、、修二会のハイライトだと思う。

これが終われば練行衆は下堂される。


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茶所
いつもはお茶をいただけ、12日にはおうどんやおいなりさんなど供する店がでるのだが、コロナのせいで今年はなし。残念。パンをかじって空腹をしのぐ。



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午前4時過ぎ
先に4人下堂され、






おくれて残りの7人
この「手水、手水〜」の声と杖の音をきいてほしい。
ああ、美しいな。


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今年も無事お参りできた。
来年はまたちがう場所で拝見したいものと早くも計画を練る。



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裏参道の帰り道、行きに見た乙万人組の詰め所にも灯りがはいる。


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半日籠もったあとのマスク
コロナよりも煤をたくさん補足したもよう。
半日でこれだから、練行衆の方々はあんなに長い間、のどがおかしくならないのだろうか、と心配してしまう。


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今年のお松明の戦利品

不退の行法、今年も満行(14日)です。
東大寺のお坊さまでも練行衆になりたくてなれない方もいらっしゃると聞く。
だから今年選ばれた練行衆の方々の胸にはどんな思いが去来するのだろうか、と思う。

私は、、、早くも修二会ロス。








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