FC2ブログ
topimage

2020-06

久御山の椿寺〜浄安寺 - 2020.03.26 Thu

久世郡久御山は京都では数少ない市でなく郡である。宇治の南、かつて王城の南の守りであった、朱雀をあらわす巨椋池も近かったという。



DSC00554.jpeg


久御山にある浄土宗知恩院派・浄安寺
知人にここは椿寺とよばれるほど椿がすばらしいと聞いて、はるばるやってきた。建立は平安後期、ご本尊は伝快慶の阿弥陀如来という。


DSC00612.jpeg



入り口にはささやかな張り紙、これがないと入ってよいのかどうかためらうところ。



DSC00558.jpeg



境内にはすでにあちこちに多種多様の椿が、、、


DSC00593.jpeg


椿が、、、、
これは日光(じっこう)かな。


DSC00604.jpeg



なんと清楚で美しい


DSC00590.jpeg



赤子の頭くらいありそうな大きな椿もあれば、


DSC00599.jpeg


親指くらいのかわいらしい椿も


DSC00586.jpeg


ところが境内の椿だけじゃないのである。


DSC00582.jpeg



本堂の扉の「入り口」に勇気をもらってそ〜っと入ってみると、、、


DSC00581.jpeg



おおお〜っ!


DSC00578.jpeg


おおお〜っ!


DSC00577.jpeg


毎年椿展の間、境内に咲く椿が同じく境内の枝モノと、それぞれちがう花器に生けられている。


DSC00690.jpeg



なにせ240種!(どんどん増えているらしい、、)を超える椿が境内にあるのだ。
椿ほど名前と種類が多い花は他にはないのではないかしら。茶花としてよく使われるが、いつもその名前を聞いて覚えられんな〜と思っている。


DSC00568.jpeg



さらにご住職の、御年80を越えられたお母様がそれぞれの花の名前、添えた枝の名前、花器の窯元をご説明してくださる。実はこの方こそ、浄安寺が椿寺とよばれる元となった椿を育てお世話されている方。


DSC00573.jpeg



使い終わった椿の枝をもらいうけては挿し木で増やし、花器もかしこく集められたり、お参りの方が寄進されたり、、で、先代の御主人であるご住職に「もういい加減にしておけ」とたしなめられたこともあるとか。

ちなみにこの花器は、赤膚焼の窯元の入り口に山積みになっていたもので、1000円で賢く入手されたそうだ。



DSC00566.jpeg


これは「王冠」という名前のゴージャスかつ珍しい椿。添えられた雪柳?の入れ方がただものではない、と思ったらやはりお母様、お茶の先生をされておられるのだ。


DSC00570.jpeg



椿だけでなく、枝物もどれ一つとして同じ物はなく、すべて境内にあるとは、茶花に苦労している茶人たちがどれほどうらやましく思うことか!

花が落ちればまたちがう椿を、、と生けていくので日替わりで珍しい椿を拝めるのだが、その作業は大変だと思うが、でもきっと楽しい作業なのだろうなあ。


DSC00574.jpeg



それにしても、お母様、椿、枝もの、の名前も花器の窯元もすべてそらんじておられるのが素晴らしい。80才越えてかくありたいものだなあ、と思う。


DSC00576.jpeg



さて、これが浄安寺が椿寺となった出発点と言っていいかも。江戸時代からここでしか見られない固有種・浄安寺という名前の椿である。これは秘して花一輪葉っぱ一枚持ち出してはならぬ、という寺訓があるそうで、八重でこんなかわいらしい小さな椿は見たことがない。

浄土宗知恩院派のお寺なので、知恩院の近くから来た、と言ったら懐かしいとおっしゃって、知恩院周辺、祗園あたりは昔自分の庭のようだったとおっしゃるお母さまに御礼を言ってお別れした後もしばし庭の椿探訪。



DSC00591.jpeg



盛りの花もあれば落ちて朽ちてゆく花もある。人生かくの如し。
境内で椿をたずねてしばし探検。



DSC00613.jpeg


そして駐車場にも椿が浸食しているのも発見!
お母様、すごい!



関連記事

● COMMENT ●

しぇるさん、こんにちは

ほう、久世郡まで、椿を

粋ですなぁ^^

その行動力が、素晴らしい

姐御のパワーには、コロナが逃げていきます^^v

高兄様

行き帰りはクルマで、お話はお母さんと2mあけて、とコロナ対策バッチリ!


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/1365-1b6b5b6a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

木津の流れ橋(上津屋橋) «  | BLOG TOP |  » ゆる〜い中国茶茶会 in TH社

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (9)
茶の湯 (283)
茶事(亭主) (42)
茶事(客) (100)
茶会(亭主) (10)
煎茶 (8)
京のグルメ&カフェ (69)
町家ウォッチング (9)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (74)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (48)
京都めぐり2020 (7)
コロナ緊急事態宣言下の京都2020 (10)
京都めぐり2019 (27)
京都めぐり2018 (20)
京都めぐり2017 (30)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (13)
美術館・博物館 (90)
奈良散歩 (44)
大阪散歩 (1)
着物 (7)
京の祭礼・伝統行事 (50)
祗園祭2019 (18)
祗園祭2018 (11)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2020 (5)
修二会2019 (3)
修二会2018 (4)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (8)
京都和菓子の会 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
パリ紀行2014 (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
古筆 (1)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (7)
ギャラリー (4)
暮らし (8)
中国茶 (36)
京都の歴史・文化について勉強 (2)
過去ブログ終了について (0)
猫 (1)
滋賀さんぽ (8)
オランダ・ベルギー紀行2018 (9)
ニュージーランド紀行2019 (9)
台北旅行2018 (3)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR