木津の流れ橋(上津屋橋) - 2020.03.28 Sat
浄安寺の近くに時代劇のロケでも有名な「流れ橋」があるので足を伸ばした。
全長356m、てすりのない木製の長い橋で、木津川をまたいで久御山と八幡市を結ぶという。

木津川べりに近づいてみると、、、おや〜茶畑が!
そして遙か向こうにみえてくる流れ橋(正式名称は上津屋・こうづや・橋)
茶畑は本格的で、川の土手にあるなんてかなり意外だが、水辺の砂地で作られるお茶を「浜茶」(対して山間部のは山茶)といって、割とあるそうなのだ。さすがお茶の城陽市が近いだけある。
さて、その流れ橋だが、、、、
あれ〜〜?!
通行止め!
昨年の秋の台風で文字通り「流れて」しまって、現在復旧作業中なのだ。渡れないのは残念!
この橋、昭和28年の竣工以来なんと23回も流出しているという。
横から眺める流れ橋。バイクのおじさんがいるのでその大きさがわかるかな。
しかもあたりに電柱1本、高い建物ほぼゼロ、この景色、時代劇を見るときに絶対一度は見てるよね。
あ〜わたってみたかった!
流れ橋のメカニズムは、橋脚のみ固定、固定されていない橋桁が増水によって浮き上がり流れる(ワイヤーで固定されているのでどっか行ってしまわない)ことによって、水の抵抗を抑えるというもの。あとで橋桁はワイヤーをたぐってまた載せる、、、というものらしい。
(木津川べりの散歩道)
近年ゲリラ豪雨とか、流される頻度が激しくなって、そのためにたくさんの費用がかかるため、固定橋にしようという話がもちあがったらしい。しかし、流れ橋という現代に珍しい橋でもあり、その景観を流されても見に来る人があとをたたないので、存続を願う声が多く、残すことになったそうだ。これはめでたい。(橋としての機能は近くに第二京阪道の橋があるのでノープロブレム)こんな景色が今の日本にあること自体が財産だと思うね。
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