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2017-10

地球研〜林鐘茶亭中国茶会 - 2013.08.04 Sun

ちきゅうけん、、、、???

最初聞いたときは???でした。
上賀茂の山奥に、大学以外のこんなすごい研究施設があったなんて!

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精華大のほん近く、それは扇形の近未来的な建物で夏草繁る先に見えてきました。

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正式名称は総合地球環境学研究所。大学共同利用機関法人・人間文化研究機構のひとつです。(書いていてなんのことだかさっぱり、、、(^_^;  )
(ちなみに同メンバーには国立民族博物館とか、国立歴史民俗博物館とか、国際日本文化研究センターなど)

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正式名称はなんだかすごいけれど、このゆるキャラは、、、、その名も「地球犬」!
大根に手足だ!

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しかも相方が「賀茂なす子」ちゃんなんて、ゆるすぎるにもほどがある\(^O^)/

とはいえ、この日は一般に研究所を開放して、施設や研究内容をわかりやすく、特にちびっこたちに紹介するオープンハウスの日なので、それなりに人気者なのかも。


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また、建物がすごくステキなんです。全体の形は近未来、パーツが、うだつのある古民家のような木造部分、明治時代モダンの象徴、煉瓦造り部分とあって、そのどれもが全体として調和がとれている印象。
建物探訪としてもおもしろいかも。(どこかの建築会社設計、聞いたけれど忘れた、、、)

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長い長い扇形の回廊のさきには、、


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鯉太郎というこの施設竣工時に保護されたおおきな鯉の居る池まであるんです。この先は水辺の茶会でもできそうな四阿も。


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総合受付にも地球犬!


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ここは水生生物、特にカエルの研究をしている所員の方のものでしょうか。


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研究室は仕切りのない宏大な扇形のオープンスペースになっていて、普段はここで各自リサーチに励んでおられるのでしょう。この日は10余りのプロジェクト別ブースができていて、子どもたち対象にわかりやすく研究内容をプレゼンテーション。


地球研は、地球環境問題の根源を人間と自然系の相互作用にあるととらえ、その関係をとらえなおそう、というのがコンセプトなので(すみません、書いていて自分の理解能力越えてます、、、…>_<…)ここに集う研究者は理系、文系の枠をこえています。

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ふつう環境問題と考えると理系的なものがうかぶのですが、ここには哲学をやっている人、言語学をやっている人などもおられるのです。
(分野としては:農政学、森林水文学、植物遺伝学、建築学!、文化人類学、考古学、情報学、哲学、などなど)

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2001年発足時には京大の中にあって、その後廃校になった河原町丸太町の春日小学校に間借りしていた時代を経て、2006年にここに居を定めたそうです。


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ここの棚は貝類の研究者ですかね。いや、ほんとうのところは研究員がみんな自分の趣味で飾っているのかも。

地球環境学研究所というと正体がわからない感じですが、英語名の”Research Institute for Humanity and Nature”と言われる方が納得できますね。

いいな〜、、、こんなオープンでリベラルな感じのラボで研究できるって、憧れるわ〜ヾ(*≧∀≦*)ノ(昔いた研究室はすごく旧態然としたとこだったので)

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子供向けのワークショップながら、おとなにも十分楽しめる内容でこの「チリモン探し」のブースはおつれくださったP様がいたく気にいられて、参加希望だったのですが、希望者多数のため断念。
(チリモン:チリメンモンスター、チリメンジャコのなかに混じっているチリメン以外の海洋生物のちっこいの。蛸やら蟹やら海老やら、けっこう楽しいよね、これ)

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さてさて、今回のほんとうの目的はこのすてきな近未来的でもあり、クラシックでもある回廊の先にある、風のよく通るお茶亭。

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回廊の一角に、研究所員や、近くの精華大建築科学生有志の手になる茶亭登場。

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この竹の結界は学生さん達が朝の4時までかかって手作りしたものなんですって。


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材料の竹にはこのあたりことかかないだろうけれど、さぞやたいへんな作業だったことでしょう。
さすが建築科!

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「林鐘茶亭」

林鐘は中国の旋律でいうG(ソ)の音で6月の異名でもあります。(姑洗も同じく音階ですが、茶の世界では3月の異名としてわりとよく使われます)
この日は旧暦6月でしたのでこの名を使われたそうです。

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ホストは地球研のお若い哲学の教授。


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亭主は中国茶コーディネーターの堀口一子さん。

まずは冷水でいれた竹葉青。
このしつらいがとてもすてきだわ。

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これは大山崎山荘中国茶会でも定番、竹の葉っぱみたいな茶葉が独特。
溶け出した氷の水でじっくり抽出。自分ですくっていただきます。


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これは茶葉も食べられるんよ。


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その後、奥の力作茶亭へ。

この回廊は風がよく通って、暑い日だったのに、とてもさわやかです。

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これが椅子になり、小テーブルになるのです。すごい!

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これは堀口さんの室礼でしょうか。ガラスの大皿に盛られた涼しげな氷!
こんな室礼を茶室でもできないものかと考える。待合くらいでしかできないかな、、、

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とても研究所の中とは思えない。蓮の花と籠がマッチして、ここはベトナムの小都市かどこか?というイリュージョン。

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所作も美しいです。


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いただいたのは黄茶の霍山黄芽。さわやかな香気。
ほんとうに中国茶のヴァリエーションの豊かさはいつもながらびっくりします。

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お菓子は宮川町蒼穹さんの「あまこほり」。若い人がやっている新しいお店で、こちらのお菓子に目をつけるあたり、さすがですね。

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一服の納涼のひとときでありました。
こういうのをなんとか自分の茶席で生かせないかといつも思うのですが、どうもオーソドックスなものになってしまうの。もっと勉強したいものです。
ホストの教授は、あちこちでいろいろなとても楽しい茶席の試みをされているそうなので、これはまた機会がありましたら是非行きたい!

、、、、というわけで、地球研も知ったし、茶亭も楽しめたし、一粒で二度美味しい(^_^;)この一日なのでありました。






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● COMMENT ●

地球研の存在は知っていましたが 面白いことをしているのですね。いつか行ってみたいですねえ。
京都はあれこれ面白い茶会がありますねえ。


地球研には以前、今回の首謀者でもある友人Kさんの主催するセミナーによく行きました。
今回のも興味はあったのですが、なにせ遠い…。

ひいらぎ様

ご存じでしたか、地球研。
私はじぇんじぇん知りませんでした〜。
こういうリベラルちっくなアカデミズムには心惹かれますぅ〜。

relax様

あら〜、、、K先生とお友達でしたか?!
とても面白いというか興味深い方ですね。いままでの仰天茶会の話も聞きました。
次回も機会があれば是非いきたいですね。
たしかに、あの立地、駐車場なしはキツイです。

こんにちは、しぇる様

地球研!こんな楽しい催しもされているのですね!
一度、こちらに勤めてはるサークルOBの先輩に連れて行ってもらったことがございますが(春日小の頃も)、全然印象が違います!!

あまこほりのお菓子の下に敷かれた、お懐紙が可愛らしいですね~。
鉄瓶柄??

いけこ様

やはり京都に長くお住まいの方は地球研、ご存じでしたのね。
私は初耳で初体験。ええところでした〜、、、こんなとこで仕事したい∈^0^∋

この懐紙の鉄瓶、全部すこしずつ形がちがうんですよ。楽しい柄ですね。
茶箱したくなる鉄瓶ですね(^-^)


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