大文字山三角点〜ワイルドな霊鑑寺ルート - 2020.05.22 Fri

すっかり青葉の季節になった哲学の道、あいかわらずだれもいません。
哲学の道をぶらぶら散歩だけ、、、と思っていたが、ついむらむらと最近わいてきた登山願望で、やっぱりきょうも大文字山登ろうかな〜と。今回はポピュラーでない、哲学の道に近い霊鑑寺ルートで。(あとで思いっきり後悔する)
霊鑑寺の横の道を上るが、ここはかなり勾配がきつい。
途中にあるグランピエさんの鹿ヶ谷山荘はイベントや展示で何度か来たことがある。お家からの眺めがすばらしいのだ。
そこからさらに奥に登るのは初めて。あ〜、しんど、、と思っていたが、まだまだ序の口の序の口であった登山。
銀閣寺ルートよりはるかにワイルドで嶮しく長い。
しかも倒木(おそらく一昨年の台風被害と思われる)をまたいだり、くぐったりしないと先へ進めない道。
これはとおせんぼをされているようだ。
野鳥の声がかまびすしい。それを楽しむゆとりはだんだんなくなる。しんどくてしんどくて目眩までしてきた。倒木の上にすわりこんでしばし休憩、、、を何度くりかえしただろう。あたりは見通しの悪い森の中、人影はなし、ここでメニエールでもおこしたら救難信号ださんとあかんかな〜(大汗)
お!人工建造物、、、頂上も近いか?と思ったがぬか喜び。
ここはまさに「平家物語」の鹿ヶ谷の密談が行われた俊寛僧都の山荘跡だったのである。
まだ先は遠いのかな〜とだんだん心細い。
ひゃ〜!ほんまのケモノ道や。
そこへ初めて下山される方と遭遇。
「まだまだ遠いですか?」と聞いたら「もうすぐですよ。30分もかからないくらい、、、」
30分!!
近いか?それ?
がっくりしつつもがんばって登る。
すると突然開ける視界。
やった〜!大文字山の頂上である。
ここは「大」の字の火床がある場所よりかなり高いのだ。道理で先日より嶮しくて長いはずだ。
三角点の標識
ここまで登ったのははじめてだ。(登りはじめはその予定ではなかったのだが(^_^;)
ここからは洛中だけでなく、山科まで望める。
びっくりしたのは、何人か先客がいたこと。銀閣寺ルートで火床の方から登ってこられたのだと思うが、いや、今の京都、にわか登山ブームか?(^_^;
しばしここで休憩して大の字の火床をめざす。こんどは下り道だがそれなりにけわしい。道らしくない部分もある。
そしてでてきたのが、先日ここでお茶一服点てたところの「大」の字のてっぺん。
今日はヒマをもてあましている中学生たちに占領されてた。
やはり眺めが頂上より近い感じ。頂上はけっこうな高さなんだな。
今回は大の字の右の払いに沿って鹿ヶ谷(登ってきた方)方面へおりることにする。
この急な階段、足滑らしたら大惨事になりそうなので注意して降りる。
でた〜!
くだりはラクチン、出口は霊鑑寺横を登ったところにもどった道になる。ここから登れば楽だったのだな、と思うが思いも掛けず大文字の頂点を極めることが出来てそれは怪我の功名。
この坂道の脇の家の猫ちゃん。
これもごほうびか。
そしてやっと霊鑑寺に帰ってきた。
時間にして3時間〜4時間弱。
歩いた道をあとでチェックすると、こんな感じ。
大の字が火床のあるところ、△が三角点。
そして、、、、登った階数を見て欲しい!
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