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2020-07

コロナ後初の茶会〜これからの茶会のスタイルは? - 2020.05.31 Sun

関西では新しい感染者がゼロの日が続く(26日現在)。あんないい加減な(ゴメン)大阪が収束しつつあるのには驚嘆せざるを得ない。(緊急事態宣言下でも日々大阪に通ってたもので)



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いつまでもすっこんでいられないので、ぼちぼち茶会を、、、と思ったら緊急事態宣言解除後最初のお誘いをいただき、うれしくて参上。



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とりあえずコロナ後の実験バージョンということで、茶席と客の間に布をたらしたそうだ。スーパーなどではキャッシャーとの間にビニールシートの幕がはってあるが、さすがにビニールはやばいだろうし、蚊帳生地などでは遮蔽力が弱いだろうし、の究極の選択。
どことなく道安囲っぽく見えなくもない。



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ご亭主は風通しが悪いので、暑いらしい。
客はお点前がほとんど見えない。あ、釜の蓋が開いたな、、という音で楽しむことはできるが。
広間の茶会だと、ここまでしなくてSD(social distance)は保てるだろうが、小間でのあり方はどうすべきか?

少人数で知己のみという茶事では、戸を開け放し(これからは風炉の季節なのでOK)ですれば問題ないと思う。まあ、濃茶の飲み回しや千鳥の杯のあり方は当分控えざるをえないかな。

しかし、これだけマスクやSDで感染予防ができるとは、以前の当たり前の生活って他人の分泌物をさんざんかぶって生活してたんだよね〜。潔癖症の人なら「いや〜!」と思うかも知れないが、それで免疫を少しずつ獲得しながら日常生活はまわってきてたんだ、と今回の事態で改めて思った。

問題は不特定多数が三密の状態を作りやすい月釜などの大寄せ茶会だろう。トータルの人数を減らしてでも時間人数制限でやるしかない。どちらにしても月釜系統の茶会は秋以降までほとんど中止だが。秋以降もこの状態が続くのか、いささか不安ではある。

今後の茶会のありかた(暫定的にせよ)について、各家元のご意見が是非聞きたいところ。いまのところそれを発信されている流派は私はしらないので。



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お菓子はakamaさんの「まがり」
「円狩り」でまがり、円形のコロナウイルスエンベロープの形を「狩る」という病魔退散の願いをこめたお菓子なのね。すはまなのだが、赤い方がシナモン、クローブ、カルダモンというチャイっぽい思いがけない味でとてもおいしかった。



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で、布をたらすのは主客供にうっとうしい!ということで結局こういう元のスタイルにナリマシタ。

久々の薮之内のお点前で二服いただき、この感じ、やっともどってきたな、と感慨深い。ついこの前まであたりまえだったことなのにね。

数年後にはまた以前のようにもどるのか、やはり衛生面を考えてコロナ後を踏襲するのか、100年前のスペイン風邪の記憶がほぼ忘れ去られたように、一過性の出来事となるのか、予想がつかない。一碗を共有することに意義があるとしてきた濃茶の400年の歴史がいま、くつがえるのだろうか。



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お茶の後、若い男子ながらお料理が主婦の私より上手なご亭主の点心で酒盛りに突入。いや〜美味しかったというか、お酒に合う〜!というか、感謝感謝。



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久保田と濁り酒、出された分を同席した日本酒愛好家で陶芸家A君ときれいに飲み干して、、、



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最後にコーヒーまでいれていただいてお開き。
久々に茶会と酒盛りをいっぺんにやれて超満足である。
ありがとう!!




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● COMMENT ●

「布の道安囲い?」

しぇるさま
こんばんは。暁庵です。
早や茶会へ行かれたのですか? 凄いですね!
「布の道安囲い」は素晴らしいアイディア、どうなることかしら? と興味津々で拝見しました。
後半は従来のスタイルに戻ったみたいですが、濃茶と薄茶で布を替えたりして、この逆境をシニカルに楽しむのも一興かしら? 
ともあれ、いろいろな工夫が試みられることでしょう。
私も7月に朝茶事を考えています・・・今から腕まくりです。

暁庵様

布の道安囲い(?)ですが、亭主がマスクしていればいらないかな〜というのが感想です。
ただ精神的なモノを重んじる茶の湯では(帛紗は茶入を物理的には清めていない、精神的な浄化であるがごとく)布一枚で接触をさけてますよ、という精神的な意志を伝えている点、いいかもしれません。その際には蚊帳みたいな透ける生地の方がすてきかな、と思ったりしています。
7月からいよいよ始動ですね。私も今月末、お客さん2名で茶事しようと思っています。
withコロナでもお茶をあきらめるわけにはいかないですよね。


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