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2017-10

イスタンブール・カッパドキア紀行2013〜1)奇岩のカッパドキア - 2013.08.15 Thu

旅の初日はイスタンブールを通過してアナトリア地方のカッパドキアへ。

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このように見晴るかす大地は奇妙な形の岩に覆われている。

唯一突出しているのは写真がとれず残念だが、カイセリ空港でみたエルジェス山・3917m。富士山よりちょっと高く、まわりにそれ級の山がないので、雲の上に頭を突き出してたっている孤高の姿がかっこよかった。

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<三人姉妹の石、もしくは家族の岩とよばれる奇岩>

日帰りでイスタンブールから行けなくもない。ただし一人でまわるには交通網があまりに不便なので現地ツアーなどに参加するのがおすすめ。レンタバギーでまわっているつわものもいましたが。

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これらの奇岩はすべて自然の造型。さきほどのエルジェス山が数億年前まだ活火山だったころ、噴火で堆積した凝灰岩、溶岩のうち柔らかい凝灰岩は早くに浸食され、硬い溶岩部分のみがのこってこんな奇っ怪な形になったもの。
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<らくだ岩。ほんま、駱駝にみえるわ>

自然はモダンアートもびっくりの芸術家とみえる。

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これが有名なトルコの邪視除けのお守り、ナザール・ボンジュー。邪視からこの目が守ってくれるといわれ、家の玄関口やアクセサリーとして身につけたり、いわゆる厄除け。ガラス製で割れるとよいことがあるのだそう。

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なんだか奇妙で、なんだか滑稽。鬼太郎の父みたいにもみえる(^艸^)

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かつてイスラムからの迫害をのがれるため、9世紀ごろからキリスト教徒たちがほりやすい凝灰岩の奇岩を掘って、あちこちに洞窟教会をたてた名残。これはギョレメ野外博物館のもの。

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礼拝所、食堂、ワイナリーまで備え、かすかに壁にフレスコ画も残る。残骸だけ見るとこんなところよう住んでたな、と思えるが、

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同じく岩をくりぬいた場所をカフェにしているのだが、トルコ絨毯やキリムを敷き詰めると案外居心地よさそうだ。

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岩肌を見るまでは洞窟の中だということを忘れてしまう。

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こちらは反対に地下に8層の地下都市をつくってしまった、というカイマクル地下都市。やはりイスラムからの迫害を逃れるためのもので、最盛期には5000人もの人が暮らしていた、というから驚き。

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もちろんワイナリーもあり、これはおそらく石臼。見つからないように煮炊きの煙を隠す方法や、大きな円盤石でふさげる入り口、蟻の巣のように入り組んだ構造など、敵からの防御の工夫があちこちに施されている。昔の人は知恵があった。多分外敵もなくのほほんと暮らしている現代人よりは。

閉所恐怖症の人にはタマラんだろうなあ。しかも中は灯りがなければ真っ暗闇なわけだし。


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しかしながら、こういう窓のある岩にはつい最近までロマなどの人が住んでいたそうな。国策で今はもう住むのは禁止され、生活のあとはすでになく、遺跡になってしまった。

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お昼もやっぱり洞窟レストランで。

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間口は狭いが、中はけっこう広い。ダンスもできるホールまであった。

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肉、野菜、豆、スパイスを壺に封じ込めて3時間蒸し焼きにしたというこの地方の名物料理。まあ、イスタンブールもそうだけど、トルコって日本人にとって味にはずれがないと思うよ。トルコの味噌汁とも言うべきメジメッキ(レンズ豆のスープ)、ばかうま!唐辛子を入れるとうまさ倍増。


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夕刻、予約をいれておいたサルハン・ケルバンサラユでセマー(旋舞)を見る。ここは13世紀のキャラバン宿だった建物。


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中央のパティオに噴水があるのはなんとなくアルハンブラを思い出させる。同じイスラム文化圏だし。

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さて、セマーはトルコといえば思い出す、あのくるくる信じられないくらい回転する、イスラム神秘主義教団の1派、メヴラーナ教団の儀式。 薄暗い建物の中で拝見。

町中でも観光用に一人で踊っているのはよくみかけますが、ここは一応宗教的儀式なので撮影禁止。小一時間の儀式の後、撮影用にちょっとだけ踊ってくれたのを撮りました。

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楽士が4人、セマーゼン(踊り手)が5人に導師みたいな人が一人。
起立した詠い手の独唱の間、セマーゼン達は、黒いマントを羽織って瞑想しているかのように見える。

やがてマントを脱いで、それぞれにかろやかに歩きながら互礼。
はじめは肩を抱きかかえるようにした腕をゆっくりと上げていき、トップスピードにはいると右手は天を指し、左手は地を、心臓を中心に廻るので首は少し右にかたむけて。
神との一体化を求め、ひたすらくるくるくるくる軽やかに、途中でとまって祈りをささげまたくるくるとの繰り返し。

白いスカートのようなすそが翻るたびにふわ〜ふわ〜と風がおこります。

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法悦の境地というのか、その表情はトランス状態にはいっていますな。坐禅のようなものかしら。
私なら直ぐに吐いてますな。一体どういう三半規管の鍛え方をしているのかしら。(←即物的考え方しかできない無宗教人なので)

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なんとも不思議な儀式。始まりは13世紀ごろというからかなり古い。

おわったあとはまたパティオにもどって、カシスジュースのふるまい。

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この日はカッパドキアの洞窟ホテルにて一泊。
なかなか素敵なホテルだったのでちょっとご紹介。

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カッパドキア・ケイヴ・スイーツ。

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いろんなタイプの部屋があるがすべての部屋の前にバルコニーがあり眺め抜群。

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部屋の中もあちこちに民族細工がおいてあって、楽しい。


カッパドキアのむき出しの自然は美しいが、しばらくするとちと飽きてくるのも確か。でも、この景色は、、、、


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朝日を浴びて次々とあがるバルーン。これは最高の美しさでした!

(6時AM〜の気球ツアーね。私は高所恐怖症だからいらない)


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ゆっくりとホテルの岩山をすれすれに越えていくバルーン。熱い空気をうみだすランプのシューという音まで聞こえてくる。

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奇岩に負けず劣らず奇妙だが、美しい光景。

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肌寒いくらいの朝の空気を楽しんだ後、部屋に入ろうとするその入り口には、ここにも魔除けのボンジュー。


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● COMMENT ●

一度は行ってみたいカッパドキアですが 洞窟ホテルに泊まるなんて素敵でしょう。

ひいらぎ様

イスタンブールから日帰りでも行けますが、夕景、朝焼けを楽しむならやはり一泊ですね。

しぇるさん、こんにちは

あら、いつに間にやら

飛んでイスタンブール♪

もう、帰国されてます?

モスクも素晴らしいですが

やはり、トルコ料理に心動かされる私^^;

高兄様

♪飛んでイスタンブ〜ル、、、と書くと年齢がわかるそうなのであえて避けてたのに〜

まだ時差ぼけ中ですが、明日から仕事です。あい、トルコ料理は日本人にめちゃ合いますね。
なんでもバカウマ!、、、なので体重計にのれません、、、


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