fc2ブログ
topimage

2024-04

高台寺十牛庵(2)数寄屋編 - 2020.08.02 Sun

建物の中へ入る。こちらは懐石の客席が広間から小間までたくさんあるのだが、今回はそのほとんどすべてを見せていただいた。



DSC02448.jpeg



このあたりの建物は上坂浅次郎、北村捨次郎らの創建当時のものと思われる。


DSC02527.jpeg



こちらは広間 現代の数寄屋の名工・中村外二棟梁が改修された部屋だそうだ。
外にどでかい鞍馬石の沓脱ぎのある部屋である。板張りは舞妓さんが舞ったり、仕舞も舞ったりするためにつくられたスペースとか。三方庭園がパノラマで見られる部屋だ。



DSC02524.jpeg



天井は迎賓館の天井と同じ手法とか。



DSC02525.jpeg



なんと珍しい梅の木の床柱。こんなに太くなるんや、梅も。天井の材が松竹なので、併せて松竹梅。梅の木のもともとのカーブが床の中まで入り込んでいるのが見える。



DSC02539.jpeg



鴨居が二重になっているのが珍しく、ちょっと色っぽい感じ、と藤原さんはおっしゃる。


DSC02538.jpeg



床の前の板は松の蟹杢(蟹の爪のような模様がうかんでいる杢)という貴重な材。
ちなみに棚に乗っているのは黒田辰秋の螺鈿箱。こういう美術工芸品、絵画は現在のオーナーのコレクション、室礼は高台寺土井の主の美意識にのとったものだそうだ。

さていろんなお部屋探検。


DSC02540.jpeg



なにげに置いてある奥の棚には河井寛次郎の花器


DSC02544.jpeg



障子の桟も指物師が良い仕事されている。


DSC02450.jpeg



各部屋にいけられている花もすてきである。どなたか入れてはるのだろうか。奥の軸は(多分)酒井抱一



DSC02550.jpeg



コチラの花器は備前?信楽?


DSC02555.jpeg



唐津の中里多亀さんの壺。
掛けてある軸も美術館にあっておかしくないものがなにげなく。



DSC02557.jpeg



こちらは二階の座敷である。
緑がすぐそばに迫り、、、



DSC02559.jpeg


緑はやはり数寄屋にかかせぬファクターだなと思う。


DSC02560.jpeg



ここも客席、東山を身近に感じながらいただく懐石はさぞ美味しかろう。


DSC02528.jpeg



ここはもともと従業員用の部屋だったのを、洋室風にした部屋。なんとこちらも眺めの良い部屋。



DSC02535.jpeg



部屋に入る前の床にもこんな良い仕事が。



DSC02543.jpeg



土井さんのときにはジャワ更紗の古い物がふんだんに壁紙や襖に使われていたよし、この河井寛次郎の下の袋戸は有栖川紋様の名物裂。



DSC02532.jpeg



ピカソのお皿もあったりする。


DSC02561.jpeg



赤い実を見せる山芍薬の実。
あの可憐な白い花からは想像できない鮮やかな変身。



DSC02562.jpeg



こちらの部屋からは八坂の塔も見える。



DSC02563.jpeg



廊下の棚になにげに置いてあるコチラも垂涎の古染付!(ほしい、、、)



DSC02564.jpeg


こちらは一階の小間。
一体いくらお部屋があるのかわからなくなった、、、。


DSC02548.jpeg



離れの座敷は今風のカウンター
現在のインバウンドの利用が見込めない昨今、うまく経営していけるのだろうか、と他人事ながら心配になる。



DSC02567.jpeg



さて、いよいよお食事タイム。
いただいたのはこちらの庭に面した席、実は今回一番良い席ではなかったかと思う。(らっき〜)
この座敷で6名という贅沢さであったよ。

次回に続く


関連記事

● COMMENT ●

シエルさん、お早うございます!なんて素敵な数寄屋作りのお屋敷!お部屋のあちらこちらに匠の技が‼置いてある物もさすがですね!!有栖川文様の名物裂の袋戸、素敵です。四角い古染付は火入れですか?素敵ですね!!あすのお料理楽しみにしています!!

みゅうぽっぽ様

なかなか見所が多くて、3編に分かれてしまいました。
料理も美味しかったです。
古染は火入はもちろん向付にもなりそうでした。、、、ほしい、、、


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/1425-d8592a0a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

高台寺十牛庵(3)ご馳走編 «  | BLOG TOP |  » 高台寺十牛庵(1)庭園編

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (17)
茶の湯 (415)
茶事(亭主) (87)
茶事(客) (182)
茶会(亭主) (19)
煎茶 (10)
京のグルメ&カフェ (97)
町家ウォッチング (10)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (112)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (66)
京都めぐり2024 (4)
京都めぐり2023 (33)
京都めぐり2022 (29)
京都めぐり2021 (30)
京都めぐり2020 (19)
コロナ緊急事態宣言下の京都2020 (12)
京都めぐり2019 (28)
京都めぐり2018 (20)
京都めぐり2017 (30)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (15)
美術館・博物館 (149)
奈良散歩 (132)
大阪散歩 (1)
着物 (9)
京の祭礼・伝統行事 (61)
祇園祭2023 (9)
祇園祭2022 (11)
祗園祭2021コロナ下 (5)
コロナ下の祇園会2020 (1)
祗園祭2019 (18)
祗園祭2018 (11)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2024 (10)
修二会2023 (10)
修二会2022 (8)
コロナ下の修二会2021 (6)
修二会2020 (5)
修二会2019 (3)
修二会2018 (4)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (12)
京都和菓子の会 (4)
ソウル紀行2023 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
パリ紀行2014 (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
古筆 (1)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (13)
ギャラリー (4)
暮らし (14)
中国茶 (49)
京都の歴史・文化について勉強 (3)
過去ブログ終了について (0)
猫 (1)
滋賀さんぽ (21)
オランダ・ベルギー紀行2018 (9)
ニュージーランド紀行2019 (9)
台北旅行2018 (3)
高野山 (2)
骨董・工芸品 (1)
東京散歩 (2)
諏訪紀行2021 (4)
金沢さんぽ (2)
御所朝茶 (4)
熊野三山巡り (2)
有田2022 (1)
兵庫さんぽ (1)
太宰府 (2)
丹後旅行 (3)
仕覆制作 (6)
信州旅行2023 (2)
京都モダン建築 (3)
春日若宮おん祭2023 (3)
春日若宮おん祭2022 (3)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR