コロナ下の六道参り - 2020.08.09 Sun
例年なら暑い日本を脱出している時期なのだが、今年は京都で融けそうになっている。

だいたい旅行に出発する直前に六道参りに行って五条坂の陶器市を冷やかすのがパターンなのだが、陶器市も早々に中止になった。はたして六道参りはどうなるのか。
小野篁地獄通いの井戸と熊野観心十界図で有名な六道珍皇寺はどうなっているのだろう?
おや!まあ!なんと!
きれいさっぱり露店がない!
↓一昨年の同じ場所の写真がこちら
高野槙や蓮や鬼灯などを売る店が今年はきれいさっぱりない!
それでも、地下にある迎え鐘を撞くのに行列はいつもどおり。(多分例年よりは少ないと思われるが)
お盆の入り、うちには仏壇もないけど漠然としたご先祖様に手を合わせる。
さて、これも恒例の定点撮影になっている西福寺の祈願銭。
令和元年でないのは昨年行けてないから。NZに行く飛行機の都合でお盆の入りまで待てなかったので。
毎年祈願銭(五円玉を紙に包んでいるのをもらって、願いが叶ったらお返しする)をたくさん入れた箱が外にでているのに、今年はお寺さんに声をかけて出してもらう。お堂には今年は入れず、壇林皇后九相図も見られない。地獄図絵解きも当然ながらないわなあ。
新しい祈願銭いただいて帰る。
いつもの六道参りではないけれど、これでもお参りに来られることを感謝しよう。
これはオマケなのだが、西福寺の向かいにある「菱六もやし」のお店を今年はじめて意識して見た。某京都民俗研究会で学習したのだが、ここは創業350年の日本で数少ない種麹のお店なのである。もやしってあの食べ物のもやしではなく、麹を意味する業界用語で(「もやしもん」という漫画もあるよね)、日本酒メーカーの7割がここの麹を使用しているという。小売もネット販売もあるので味噌や塩麹なんか手作りしたい人にはおすすめ。(通販サイト→☆)
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