怒濤の<MIHO MUSEUMコレクションの形成>〜コロナ後初! - 2020.09.16 Wed
コロナ後初の展示がMIHO MUSEUMで再開された!
待ちに待っていた再開だが、事前予約が必要、レストランもカフェもおやすみだ。

展示はもう〜〜〜MIHOのありったけのお宝を全部怒濤のようにだしました!これでコロナで停滞した気分をあげてください!っていうような心意気を感じて、感激!
テーマはMIHOコレクションの形成〜日本画を中心に、だったが、館長が熊倉先生だから、茶の湯関係のお宝がこれでもか!とだされていてどんなにうれしかったことか。
いきなり茶籠の一揃い、中でも垂涎のかわいらしいサイズの粉引平茶碗、横からのフォルムが蕎麦に似て、口縁のゆるやかなゆがみの曲線が美しいんだわ。
鶏龍山の唐草紋の酒器、猿投のゆがんでいるけれど丁寧に金繕いされている皿、井戸茶碗「少庵」、長次郎の黒楽、光悦の赤楽、曜変天目まででていて、もう怒濤がおしよせる感じ。
与次郎の釜、宗旦の茶杓までもう〜〜〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆(言葉にならないくらい喜んでいる)
テーマの日本がからは逸れるが、わび茶以前の唐物の時代に珍重された南宋の牧谿(猿猴図)、夏珪、元の馬遠(虎渓三笑に林和靖も!)などの綺羅星。
もちろんこれらの絵に日本画は影響をうけたわけで、牧谿の猿猴図と長谷川等伯の猿猴図が同時に見られるのは貴重だ。
ちょっと茶道具で舞い上がっていたので、肝腎の日本画コレクションがちょっと駆け足になったのはゴメン。
でも名前を聞いて震えるかがいい、ビッグネームばっかしだから!
若冲、抱一、蕭白、岩佐又兵衛、狩野一派、光琳、大雅、蕪村、友松、宗達などなどなど、、、、
もう一つの展示のテーマはMIHOコレクションがいかに形成されたかと、この甲賀の地にこの美しい建物をいかに設計していかに建築したか、というMIHOの歴史をたどる展示である。
ルーブル美術館のガラスのピラミッドを設計した世界的な建築家I.M.Pei氏(ここを設計)についても詳しい展示があった。宗教団体が母体ということで色々特殊なこともあったと思うが、この美術館は美しく居心地良く、いつも訪れるのが楽しみになっている。
京都から高速飛ばしてケモノ道みたいな道を通って小一時間のドライブも苦にならないほどに。
〜12月13日まで
今なら人が少ないのでいい景色写真撮れまっせ。
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● COMMENT ●
車がないとちょっと行きづらい美術館ですよね。
車でもけっこうけわしいみちのりです。
大型バスが以前はよく来ていたけれど、インバウンドがなくなってそれも本数がへったみたいで。
でもなんとか行ってみて〜!交会はしないわよ〜!
車でもけっこうけわしいみちのりです。
大型バスが以前はよく来ていたけれど、インバウンドがなくなってそれも本数がへったみたいで。
でもなんとか行ってみて〜!交会はしないわよ〜!
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車が運転出来ない私には、ちと鬼門^^;
甲賀かぁ・・・
忍者の様に、素早く忍び走りで・・・やっぱ、無理か