銀月サロン・秋茶会2020〜銀月アパートメント - 2020.11.24 Tue
コロナで一時ストップしていた銀月サロン、久々の茶会開催。

白川疏水べりに立つ、入り口の大きな枝垂れ桜が目印の、築年数不明の銀月アパートメント。今年もこの桜を楽しみながらお茶がいただけると心待ちにしていたが、残念なことであった。
今日の室礼はもうすっかり秋である。
アパートメント前の枝垂れ桜からもらった紅葉をしきつめて。秋は野山でも町中でも秋を拾ってこられるところがうれしい。
さてさて、この美しい室礼のなかで最初にいただくのは、、、、
ジャスミン銀針茶
福建省の微発酵白茶、新芽の時だけの産毛をまとった茶葉はたしかに銀の針のように見える。それにていねいに茉莉花(ジャスミン)の香りをつけたもの。
水出しでウェルカムティーとしてもよいさわやかさ。
お茶といっしょにいただくのは棗を揚げた物。これがえらくまたおいしくて、中国茶にとてもよくあう。お茶を飲み、ぽりぽりこれを食べながら何時間でもおしゃべりしたくなるような。
三煎入れた後の茶葉を開くと、ちゃんと一芯二葉になっている。よいお茶はいれたあとの茶殻もきれい。
二種目は台湾凍頂烏龍茶
好きなお茶。今では台湾茶といえば凍頂烏龍茶というくらい有名である。低発酵の青茶になる。くるくる丸められた茶葉は入れた後はちゃんと葉っぱの形にもどる。
コロナのせいで中国にも台湾にも買い付けに行けないのに、現地の生産者との絆で茶葉を入手、呈してくださったオーナーのTさん。
そしてこれがお目当て、、、というくらい美味しい点心タイムである。
本日は台湾の定番料理、魯肉飯(るーろーはん)と白菜・鶏肉団子の生姜スープ。魯肉飯にはTさん特製食べるラー油がのって、やっぱり美味しい。
デザートは、粟田神社近くにある人気のショコラトリエHISASHIとコラボした、ラプサンスーチョン(武夷山・紅茶)を練り込んだチョコパイ。HISASHIといえば、うちの近くなのでチョコを買おうと出かけるのだが、出遅れていつも売り切れ〜なくらい人気なのだ。
パイ部分がとても美味しく、仄かに紅茶の香り。年末に梅田阪急デパートで、このオリジナルパイと銀月サロンのお茶をセットで販売されるとか。
これを食べながらいただくのが本日のお茶の中で一番美味しかった台湾蜜香紅茶。紅茶というくくりではおさまりきれない香りと、なんというか水にとろみまで感じるような口触りが最高。
コロナの蔓延はなにかと暗い気持ちにさせるご時世であるが、こんな豊かな時間をしばし持つことは大切な癒やしとなった。
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