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2024-04

二ノ瀬・白龍園 - 2020.12.02 Wed

いよいよ紅葉もフィナーレ、今年はインバウンドがないから、人生初の秋の嵐山へいけるかも!と思ったが、甘かった。やはりこの季節嵐山は人を見に行くようなものになっていた。ほとんど日本人観光客というのが例年と違うが。


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ここは惟喬親王伝説があちこちに残る洛北・鞍馬の手前の市原の集落、山の紅葉もきれい。嵐山を諦めた代わりに、というわけではないが、紅葉の隠れ名所、二ノ瀬の白龍園をめざす。現在叡山電鉄は市原より先は土砂崩れで復旧していないので、手前の市原から1kmほど歩く。


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叡電の名所でもある紅葉のトンネルも下からみるとこんな感じなのだな。今年はここも見ることはできないけれど。


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白龍園に到着。
安養寺山麓にあるこの庭園は京都のアパレルメーカー・アオノの創業者、青野正一氏が昭和37年にこの土地を入手、専門家の手を借りず、社員家族と地元のお手伝いだけで作り上げた庭園なのである。



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いきなりの真っ赤な紅葉の大木に出迎えられて感激。


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人数制限もされているので、混雑することもなく、ゆっくり楽しめそう。


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アップダウンの山のあちこちに点在するそれぞれ名前のついた四阿の一つから。
彩雲亭、鶯亭、福寿亭、龍吟亭、清風亭などなど、これらもすべて社員達がつくりあげたものらしい。釘を使わない工法で手がけたとは、プロはだし。
ここで紅葉を見ながら野点してみたいものだ。



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また、ここは現在は苔がとてもきれいに石段や道のあちこちに生えていて、なぜかその合間に竜胆の花が顔を出しているのもかわいらしい。



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逆光の紅葉
今年は例年より紅葉が早く、いつもなら最盛期だが少し盛りを過ぎている感じだ。


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庭園内のあちこちにある蹲居にはそれぞれ美しく花が生けられていて、



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それぞれ目を楽しませてくれる。



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創業者の青野氏は、この地が白髪白髭の翁と白蛇伝説がある霊域であると知って(詳細は調べたけれど不明)ここをその霊域にふさわしく整備しようと決心して白龍園を作られたそうだ。
庭園の奥深くには山の御祭神・白鬚大神、八大龍王を祀る祠と大鳥居が立てられ聖域となっている。(ここのみ聖域ゆえ撮影禁止、霊感ほぼゼロの私でもちょっと神聖な空気を感じたよ。)
白龍園の命名はここからきているのだ。



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ここにはお正月、お茶の家の人が血眼になってさがして飾る日蔭の蔓がわっさわっさ生えていて感激、持って帰ろうかと思ったよ(^_^;
ヒカゲノカズラってよく観察すると、延びたヒゲは蔦みたいに、小さい根を張りながら成長しているのだね。
眺めていると庭のお手入れをされている方(この方も社員かな〜?)が「茶花に興味があるなら、めずらしい高野箒も咲いていますよ。」と教えてくださった。残念ながら写真は全然ピンボケで没(T^T)




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ここからもう少し北へ行くと貴船や鞍馬になる。
あのあたりもすっかり紅葉と落葉がすすんでいることだろう。



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四阿にも小さな花が生けられていて、生けた人の心ばえを感じる。



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下地窓にからませたカラスウリも絵になる。



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最後に訪れた四阿・清風亭は苔が見事。



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この景色が好きで、感じ良いな〜と思っているが、実は突き当たりの建物はお便所である(^_^;お便所も景色になる白龍園。



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冬が来て散ってしまう前にいっとき燃え上がる、美しき唐紅(からくれない)


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降り積もる落ち葉も唐紅に
辞するときには早い陽は傾いて夕刻の影をつくっていた。


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道路を隔てた河鹿荘も白龍園の一部といってよい。江戸時代末期の古民家だそうだ。



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ここからの眺めもまた美しい。夏にはその名の通り、カジカの声がかしましいのだそうだ。


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土間があり、囲炉裏があって、ここでお茶をいただける。窓の外は鞍馬川が流れる。



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ここでお善哉をいただき、暖まってまた市原までの道を歩いて帰るとしよう。
(ちなみに市原から二ノ瀬まで京都バスもあります。本数少ないけど)



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