師走雑記2020 - 2020.12.21 Mon
これはちょっと前のお話し。

そういえばまだ楓が紅葉していなかった時のこと、寺町の南の方にもみじの小路という五軒の京町家同時改修プロジェクトの完成オープニングイベントがあった。楓の木はもとからここにあったという樹齢100年の木である。
そう、ここに乙女の一人MSさんの手作り担い茶屋が出張しているというのででかけたのだ。先日ゲストハウス錺屋さんで活躍したあれ!
この日彼女は茶室の方でお茶していたので、担い茶屋の方はW君という茶道男子が担当、なるほど、釜をセットするとこうなるのね。
これは茶室から見た風景。
このもみじの小路はコーヒーハウスや一棟貸しの宿泊施設やコワーキングスペースなどがはいる予定らしい。
その小路のなかにつくった二畳ほどの小さな茶室、本日はここでMSさんのお茶をいただいた。
バーもあって、ここで一杯ラムをいただいたよ。
良い感じの施設になりそうだね。こういうの好き。
うちに新たにお迎えした石杯2つ。
早速茶事に活躍。左は細密画がすてきな渡部味和子さん、右がやさしい色づかいの絵が好きな内田裕子さんの。いずれもご近所の南禅寺畔のうつわやあ花音さんにて。
久しぶりに千本丸太町近くの民藝と古い器カフェFUDANさんへランチ。お腹一杯食べても別腹は、、、
ここでは毎度茶事のお菓子でお世話になっているみのり菓子さんのお菓子がいただけるのだ。この日のコーヒーロールに柚子餡はとってもとっても美味しかった。
コロナが急増している大阪、天王寺。週末はふだんは賑わうが、さすがにこの日は人出が少ない。
夜になると危機的状況を示す赤いライトがともる通天閣である。(太陽の塔の赤いのがもっとこわかったが)
でもここ好きなのよね、大阪市立美術館。
展示は「天平礼賛」
正倉院展の展示物とその周辺といった感じ。
中でも撮影OKであった二月堂焼経。
垂涎の数十行!
エントランスが、今年行けなかった東博にどことなく似ているところも好き。
外には大阪市のシンボルツリー、銀杏も黄色く燃えていた。
骨董古美術の名店が軒を連ねる古門前通り、祗園松むろさんもここにある。この秋、旅立たれた石井まり子さんと最初と、最後から二番目にお目にかかった時にここのお弁当を注文してくださり、一緒に食べたことを思い出す。きっとここの前を通るたびに彼女のことを思い出す。
その古門前にまたすてきなお店を見つけた。いつも和装のすてきな御主人、実は以前古伊万里の専門店を京都アンティークフェアに出されていた方だった。ディスプレーが印象的だったので覚えていたのだが、当時は東京からであったそうだ。京都に店を構えられてからまだ数年、すてきな室礼の中でお茶を点てていただいた。
そして粉引の小皿をお迎え、これもまた茶事で活躍しそう。
1年ぶりの未在さん。予約は1年前(^_^;
Yさんに予約をとっていただいてご一緒したが、彼女はとても健啖、エクストラのデザートまでペロリであったが、私は昼抜きで挑んだにもかかわらず、最後はギブアップ。とてもとても美味しくて、目にも美しく楽しいお料理なんだが。
お店はクリスマスの室礼、こういうご時世ではあるが、大将の石原さんは相変わらずお元気でなにより。お腹一杯といいつつ、来年の予約もして帰るあたり私も懲りないな。
円山公園の奥なのであたりは真っ暗、お見送りの提灯がまた良い感じである。
お料理についていた手描きとおぼしき札は、各人それぞれ違って、光陰矢の如しとか歳暮にちなむ言葉が。私はまもなく迎える冬至に向かって「一陽来復」、世の中もそうあって欲しいと祈るのみ。
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