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2024-02

歳の瀬の奈良〜三五夜月釜から二月堂など - 2021.01.04 Mon

ここでまた去年の話にもどってスミマセン(^_^;


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朝の奈良三条通り、観光客のメッカなのだが、ご覧の通りの人出である。正面は若草山ね。


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昨年最後の三五夜さんの月釜に。


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(待合のかわいい銀瓶 これにて生姜湯をいれていただく)


コロナ下で、SDを考慮されて、本来茶室の四畳半が待合になり、待合だった二階の広間が茶席になっていたのだが(私はこの状態しか知らない)今回本来の姿にもどって四畳半が茶席に。茶室マジックとでもいうのか、釜がかかって棚に水指風炉先、これがあるだけで、いままで待合になっていた部屋とは思えない全く別の部屋と感じるのにびっくりする。



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濃茶の各服点てはみんなあれこれ工夫がされていて、むしろ楽しめる。


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先ほどの待合では香芝在住の万葉創作画家・奥山永見古さんの鹿の絵「夕されば 小倉の山に鳴く鹿は 今夜(こよひ)は鳴かず 寝(いね)にけらしも」の万葉の歌。

それに呼応して風炉先が同じく奥山さんの、人麻呂のかの有名な「ひむがしの のにかぎろひの たつみえて かへりみすれば つきかたぶきぬ」の絵。



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(薄茶の干菓子・阿倍野文殊院撤饌菓子 主菓子は栗善哉、んまかった!)


若き軽皇子(草壁皇子の息子にして、後の文武天皇、夭折したため母親の阿閇皇女が元明天皇となる)が阿騎野に狩りに泊まりがけで出かけたときにつきそった人麻呂がよんだ歌とされる。阿騎野は大宇陀あたりで現在はかぎろひの丘万葉公園となっているらしく、庵主はこの風炉先に触発されてここまでおいでだったとか。季節もちょうどこの歌がよまれた陰暦11月17日あたり、寒い時期にしか「かぎろひ」は見られないらしく、ちょうどその日に「かぎろひを見る会」というのも開催されるそうで、万葉ファンならいちどは参加したいもの。

それにしても「炎」を「かぎろひ」と読ませるまでにはすったもんだがあったらしいが、この語感がいいよね、やっぱり。ひと頃は万葉文学少女(?)(^_^;でありましたゆえ。



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かぎろひだけでも充分萌え萌えなのに、おまけに奈良豆比古神社までついてきた!
一昨年の10月、奈良豆比古神社の宵宮祭に猿楽の原点ともいえる三人翁の舞を見に行ったのだが、この香合はその神社のコノテガシワ(樹齢1300年、昭和27年に枯死)から作られたもの、翁の原型であるゆえに翁の帯留めの彫り物を添えて。

コノテガシワには、万葉集には珍しく人をそしった歌があって「奈良山の児手柏(このてがしわ)の両面(ふたおも)に かにもかくにも佞人(ねじけひと)の徒(とも)」この歌も箱に添えられていた。コノテガシワの葉っぱの裏と表のように裏表のあるや〜な奴!とよっぽど腹にすえかねることがあったのだろうか。やっぱり万葉集はストレートで面白きこと限りない。
このあとちょっと万葉リバイバルマイブームで以前万葉文化館でもとめた万葉カルタをひっぱりだしてしばし時代をタイムスリップ。ここまで遊ばせてもらえる茶会ってありがたい。やっぱり奈良ってええな〜。




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帰り道のお寺さんで、なんだか身にこたえる標語を読んで、


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ことのまあかりさんで2021年版奈良旅手帖を今年もゲット。


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ネット予約しておいたもちいどのセンター街の人気のほうせき箱さんで、かき氷を、こんな大きいの無理や〜といいながら完食す。冬でも奈良ではかき氷なのだ。ピスタチオソースが美味しい。(ピスタチオはビーガンのクリームだ)



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その足で二月堂をめざす。
すっかり草が枯れた若草山、山焼はもうすぐだ。


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途中で密になっている鹿をひやかし、


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二月堂の石段を踏みしめる。


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もう20数年来毎年かかさず修二会にはお堂に籠もってきたが、今年は中へ入れないことになった。練行衆にコロナをうつしたらたいへんなことになるから、これは我慢しなければならない。昨年、なんとかぎりぎりで12日にお堂に籠もれてよかったな。過去帳、走り、香水授与、お水取り、達陀、フルコースで堪能できた。



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しかし残念ではある。お松明も12日を中心とする数日、真下で見ることもできない。


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そんなこととは関係なしに二月堂からの眺めの美しさには変わりがない。ここでぼ〜っと夕刻をまつのも良い時間である。


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かろうじて開いていた茶所。
今年こそ三が日の坊雑券(御お供えをするともらえるお雑煮をここでふるまってくれる券)をゲットするつもりだったのに、それも中止だってさ。


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何年もずっと親しく眺めたこの景色


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今年も無事修二会がおわることを祈念しよう。


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さて、今年は最初の方にお松明だけ見に来ようかな。



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