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2024-02

E先生の初釜2021〜美素食-meisushi-の点心〜TT舎 - 2021.01.15 Fri



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紫野TT舎では玄関先で桶の水が凍っている極寒のここ数日。


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年末孫達にお稽古をしてくれたE先生の初釜。このご時世ゆえ、いろいろ配慮していただいたが、そうか、こんなやり方もあるのかと、しなやかなお茶に感動した一会であった。


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ただでさえ寒い日本家屋で、しかも換気をうながすため戸をあけはなすから、防寒対策をしてきてね、というお達しに戦々恐々、覚悟してカイロを貼り付けての参席だったが、いやいや、縁側の日なたの暖かさよ。陽射しのありがたさをかみしめる。

軸は「日出乾坤輝」、時まさに自然界はかくの如し。(人間界はちょっとさわがしいが)

時間短縮のため、炭点前は処略するも釜をあげて香のみ焚くスタイル。すでに入れられた初炭はきれいにいこって美しい。昨年池田炭のzoomレクチャーをしてくれたのを思い出す。



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点心が運ばれ、蓋をあけたとたんのこのもわもわの湯気!!
寒いときゆえの大ご馳走、思わず皆から歓声があがる。きゃ〜〜〜ヽ(≧∀≦)ノ



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(湯気でよく見えないが(^_^;)台湾の精進料理・素食-sushi-
食・造形作家・松永智美さん主催の美素食-meisushi-さんの出張点心。いずれも味は素朴だけれどやわらかいスパイスが効いて美味しい。
猴頭菇(日本名・山伏茸)という白くてふわふわのキノコが、最初鶏肉?イカ?と思うくらいの食感で、あとでキノコと聞いて驚いた。全体は蓮の葉に包まれてほのかに香りが移って、浄化されそうな感じ。


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ミニミニ蒸籠に入ったご飯は餅米、人参、椎茸、山芋、ピーナッツとこれも美味しくちょうだいした。


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汁のこの実を見た時、「あ!夏草冬虫や!(漢方薬の材料で虫の幼虫からはえるキノコ)」
最近では虫なしに、培養土だけでこのキノコをはやす方法が開発されているそうだ。独特の芳香あり。あと白木耳。味付けはごくごく仄かでほんまに体によさそう。



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主菓子は山椒がたっぷりきいた白味噌かけのお餅である。(これ稚児餅や行者餅の味、好きやわ〜♪)


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濃茶は島台を使って。
今年あちこちの初釜がいきなりなくなったので、今年初の島台。ただし各服点てにて。こちらでちょっと懐かしい御茶碗にいくつも会えて、これもうれしかったのである。
E先生のきびきびした所作、茶杓をコーンと茶碗で打つ、うん、やっぱ男前やわ(乙女だけれど(^_^;)



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結び柳に椿、それからミニミニ餅花。鷹ヶ峰の某料理屋さんの作で、お客さんとして来られていた。これを見て万葉集の家持の歌、「初春の初子(はつね)の今日の玉箒(たまはばき)手に取るからに揺らぐ玉の緒」を思い出した。正倉院展で見た玉箒(箒の枝に小さなガラス玉がいくつもついている)に似ているから。茶杓の銘も「玉簾」できれいにまとまった。



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薄茶
干菓子はやっぱり天神さんの丑よね。個装なのはご時世ゆえ。


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なるたけ手に触れる機会を減らす、ということで四頭形式で、あらかじめお茶を入れた茶碗に清瓶から湯を注いでもらい、立ったままお茶をたてるスタイル。なるほど〜考えたなあ。

なるたけ会話も減らすということで、思いっきりおしゃべりが出来ないのは残念であるが、この禍去った後には心ゆくまでしゃべりたおしたい。



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しかも最後の福引きに最後にひいた残り福で「福」をあてて、木下和美さんの器までゲットしてしまった。これは春から縁起がええわえ。
気も使いつつ、心づくしの一会、堪能した。ほんまに若い人ってすごいなあ、、、



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帰り道、年末にチェックしていた今宮神社の手水の下にあったヒカゲノカズラが凍っているのを見て、寒いのを思い出す。


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で、年末休みだったあぶり餅やさんで、しっかりあぶり餅、いただくのであった。



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● COMMENT ●

しぇるさん、こんにちは

なるほど、なるほど

お茶の点心に、素食を

素晴らしい取り合わせ^^

しっくりと来ました♪

高兄様

素食というのは初めて知ったのですが、精進とは思えない満足感でした。
はやく台湾に直接行って食べることができる世の中になればいいな〜、、、

心温まる初釜ですね。
こちらはしばらく京都にも行かず、なんだか取り残されていくような。

それでも私も工夫して初釜をしました。
うちの稽古に来ているコアメンバーが6人なので
二人ずつ3チームで亭主と客を順繰りやってもらいました。
来る人は2回、私は3回料理するので大変でしたがやった甲斐がありました。
こういう形もステイホームの時期だからこそですね。

そらいろつばめ様

大寄せはむつかしいですが、お互いをよく知っている少人数でする茶事がむしろこれからのトレンドになるのではないでしょうか。その意味ではよき初釜だったのではないでしょうか。
そちらへ早くお招きいただきたいものです。
私は東京(美術館めぐりとか)へ行けないのがなあ〜つらいわ。


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