修二会2021〜練行衆社参 - 2021.02.23 Tue
(本日はお坊さんの行列の写真ばっかりダラダラ続きます。好きな方にはよろしいが、そうでない方にはスミマセン)

戒壇堂裏参道
東大寺二月堂修二会の練行衆が別火(潔斎)にはいられるところである。
2月21日は総別火入りする前に、参籠の無事を祈って練行衆が境内に散在する諸堂に参拝する日である。出発はこの戒壇堂。(ちなみに今年は別火の前にコロナ隔離というのもあったそうだ)
大仏殿西の八幡殿の前で待っていると、今年の和上・狭川普門別当を先頭に練行衆の方々がいらっしゃった。
それぞれ五条袈裟をつけて平衆は法螺貝を腰につけて。
八幡殿にご参拝
続いて大仏殿に向かわれる。
大仏殿の長い回廊に沿って続く行列は天平時時代もかくやと、、
大仏殿でお参りをすまされ、二月堂に向かうご一行。
例年の写真を見ていると雪が降っていたり寒々しい景色の中を歩まれているが、この日はなんというか、コートもいらない4月並みの気温で暑いくらい。春風に吹かれて、こんなにのどかな修二会もあるのね、、と。
二月堂への階段を登られるご一行。売店の方が両手をあわせて拝んではったのが印象的。
二月堂下の開山堂へ社参
興成社へ一礼して湯屋へ
湯屋ではこの日「試みの湯」という儀式が行われる。
堂司が、練行衆それぞれに参籠への覚悟を問うという。かすかに声が漏れ聞こえる。
「、、、例年の如くご加行なさりょうずるで候や云々」
以前なにかの記事でその浴室の写真を見たことがあるが、以外と近代的なお風呂でびっくりした。
練行衆の湯上がりを待つ駆仕、加供さん、、、あ、なにげに鹿もか?(^_^;
湯上がりの練行衆たち。手に持っている白いのは入浴グッズ(汗取りの晒しの小袖)、これを童子に渡して登回廊へ。
平衆が法螺貝を吹きながら、お松明が登ってくるところの登回廊を行く。
下駄の音がここちよい。
お堂の前を通って南の階段をおりていかれる。
今年は関係者しか見られない12日深夜のお水取りのご一行を彷彿とさせる。
二月堂真下の興成社前で解散となる。
コロナ下であるが充分用心して無事満行の日を迎えられますように。
この後は注連縄撒き。
- 関連記事
-
- 修二会2021〜〜注連縄撒き・結界張り
- 修二会2021〜練行衆社参
- コロナ下の油はかり〜修二会2021
● COMMENT ●
トラックバック
http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/1532-439a853a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)