銀月サロン・桜茶会2021〜銀月アパートメント +THE SITE - 2021.03.28 Sun

北白川疏水縁に立つ築年数不詳の銀月アパートメント
今年も銀月サロン桜茶会の季節。
毎年予約が取れる日の、桜の開花具合は一か八かである。幸い桜が遅い年も早い年もなんとか見頃の時期に来ることができていた。
今年はあいにくの雨ではあったが銀月アパートメントの枝垂れは見頃であった。天気のいい日は部屋の漆喰の壁に桜色の影ができて美しいのだが、雨は雨なりにしっとりと美しい。
さて、今日もすてきな室礼の中で中国茶をいただこう。
まずは緑茶ベースのジャスミン茶のスパークリング。中国本土のジャスミン茶は花の香りを移したら取りだしてしまうという手間がかかっている。白茶ベースのはクセがないが、緑茶のはすこし苦みがあって春らしい。
これを炭酸で割るというのがすてき。グラスのなかで泡がはじける。
これにあわせる甘みは銀月さんお手製桜フィナンシェ(めちゃ美味しい!)、大紅袍を練り込んだクッキー、ドライデーツ(棗)
次に煎れてもらうのは台湾四季春茶
名前は春でも、秋に収穫したものも春茶というらしいから名前のひびきがよいだけかな。1990年に台湾で発見された武夷種系の自然交配種だったらしい。烏龍茶に比べるとクセがないぶん香りも少し弱い。
乾燥した状態の茶はころころ丸まっているのだが、煎れた後にこんな長い茎までまるまっていたなんて!とびっくり。茎まで茶にするのは台湾茶だけだそうだ。
毎年桜茶会には、これ、と決めているというガラスの大皿に水+桜+フローティングキャンドルがいい雰囲気である。
次のお茶は福建野生紅茶
野生というのは畑ではないところにはえているので、肥料や水やりなど定期的にされないのでできあがりが予測できないお茶なのだそうだ。
美しいルビー色
最初少し酸味があったが、三煎目くらいでそれがとれて、とても美味しい紅茶に。葉っぱをクラッシュした英国風紅茶と違って、何煎もいれられるのがうれしいところ。
さて、一番(^_^;お楽しみの点心である。
エビシュウマイとピリ辛(かなりスパイシー)シュウマイ、もちろんお手製、それにホタルイカとしらすのお粥である。ほんま美味しい♪
最後のお茶は寿眉茶、白茶なのでさわやか。
老人の眉のような白毫があるのでこの名前が。
それに合わせるこれまたお手製のレモン羊羹+レモンピールジュレが美味しいことといったら!
、、、で美味しい美味しいを連発してお開きとなった。今回もすてきなお茶をありがとうございました。
<おまけ>
銀月の近くの北白川をぶらついていたらこんな場所を発見。
元美術学校校舎をリノベしていくつかの店舗がはいっているTHE SITE
銀月アパートメントのモダン版といった感じ。
焙煎コーヒー豆とカフェの旅の音(タビノネ)さん
カウンターでコーヒーをのんでいたらお向かいにも良い感じのお店
酢橘堂(すだちどう)というビンテージもののお店であった。
同じく民藝骨董の、まてりあほるま
さすがアーティスト気質の人が多く住む左京区北白川っぽいなあ。
- 関連記事
-
- 五条鴨川べりで台湾茶を楽しむ〜池半茶藝室
- 銀月サロン・桜茶会2021〜銀月アパートメント +THE SITE
- 銀月サロン・秋茶会2020〜銀月アパートメント
● COMMENT ●
トラックバック
http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/1546-9fd3af40
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)