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2023-12

五条鴨川べりで台湾茶を楽しむ〜池半茶藝室 - 2021.07.01 Thu



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鴨川の五条より南、こんな川べりの道があるなんてしらなかった。このあたりめったに来ることがないから。(まだEfishがあったころに一度)


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場所は謡曲「融」でもおなじみ?、かつて陸奥国の塩釜を模したものを邸宅内に作っちゃったという源融の河原院があったとされる場所あたり。


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池半・茶藝室さん。
もともとは一邸貸しの町家ゲストハウス鴨半さん、その中に昨年末つくらはった茶藝室へ。


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一組だけ限定予約制という喫茶室で本日は台湾茶の飲み比べを。
(切り取ってタペになってる赤穂緞通、これは紋様が複雑でええやつや)


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たくさんある台湾茶の中から好きな物を3つ選べる。

一応コース仕立てにしようと、さわやかな白茶(野放老樹白茶)、香り高い青茶(東方美人)、熟成の紅茶(花蓮蜜香紅茶)を選ぶ。


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お茶をいれてくださるのは小慢(シャオマン)台北(京都にも支店あるよ、小慢)で仕事されていたというお若い女性。


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さすがお茶の本場、台湾仕込みのご亭主はお茶の栽培や種類についてもたいへんお詳しく、質問にもすらすら答えて下さって、とても勉強になった。


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さらに、今はもうない大阪の無茶空茶館の黃先生のお話や、陶人なのか中国茶人なのかわからない(^_^;市川孝さんのお話しやら、いろいろできて楽しかった。


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さらりとした白茶は何煎でも飲める。3〜4煎目あたりでようやく本領発揮のスロースターターだ。
青茶などと違って白茶はお湯を注ぐまで、ずっと発酵を続けるので、水出しのときもまだ発酵が続いているという。


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最初のお菓子はほかほかのあったかい胡麻団子、黒蜜で。
美味しい〜♪


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胡麻の味の口を水でまず洗って、2種目は東方美人茶。
ウンカが作るこのお茶は香り高さでは最高だろう。


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飲んだあとの杯の香りを聞くのが中国茶の大きな楽しみなのだが、このお茶は特にその香りが最高なのである。酔いしれたわ。


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3つめは二階の座敷にて。
階段の上で、こんなのが迎えてくれた(^_^;


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座敷に入るなり、思わず歓声!
なんて眺めだ!


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四条より南の鴨川沿いってあまり美しいというイメージがなかったが、どうしてどうして。良き眺めに、水鳥が時々飛んで視野を横切るのである。


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座敷の片隅には風炉釜も。


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一輪添えられた桔梗、鴨川を背景に。


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三つ目の花蓮蜜香紅茶は同じく香り高いが、完全発酵の紅茶だけにカジュアルに飲める感じ。
それでも蜜香であるから、やはり聞香杯をかぐのが楽しみなのである。


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二煎目からはご自分で煎れて楽しんでくださいとのこと、だてにあちこちの中国茶を飲みにいっているわけではないので(^_^;喜んで煎れる煎れる。


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一見鉄瓶に見えるが実は土瓶のこれは台湾の作家さんのもの。ひとつで五行(木火土金水)を表しているという。(木:蓋のつまみ、火:火に掛けるし、土:土瓶だし、金:取っ手が金属、水:中にはいっているし)
蓋の霊芝模様、鐶付きの伏龍がすてきである。


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最後に二種目のお菓子、杏仁豆腐、サツマイモゼリー、仙草ゼリー(タピオカみたいでもちもち)などを。これも美味しくて最高の〆となった。





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● COMMENT ●

しぇるさん、こんにちは

素敵な空間の御紹介、ありがとうございます

予約制なんですね~

お値段、どれぐらいなんやろ?

高兄様

中国茶だけでなく、日本の煎茶各種の席もあるんです。
お値段もリーズナブルでしたよ。
手作り感のある町家が良い感じです。

しぇるさん、再び、こんにちは

おおきに^^

小慢(シャオマン)さんには、ちょこっとだけ縁があるんですよ

ある方から繋がって、台北の御店にも一度行きました

涼しくなったら、一度、その空間にも行ってみようかな♪

高兄様

コロナ終息後、海外に渡航できるようになったら台北、小慢に一直線に行きたいのよねー!


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