コロナ下の祇園祭2021〜鉾立ての鉾町・前祭 - 2021.07.15 Thu
昨年は巡行はおろか鉾立てもなかった祗園祭、今年は約半分の鉾町が鉾を建てる。

鉾は建てるが見に来ないでねという、遠方の人はともかく京都在住の人にはほぼ不可能なコメントをだす矛盾をかかえながら。
もちろん巡行はない。
けれど2年続けてないと、縄がらみや鉾立や、会所飾りの伝承がとどこおるので、とにかく鉾は建てる。実際鉾町の知人に聞いたら、会所飾りがすでにどうだったかわからなくなったりするという。
もちろん建てない山鉾もある。
どうするかの判断を各鉾町に任せるという、むつかし選択を押しつけた形だが、建て始めるともう皆コロナのことなど忘れたように、熱中するのである。
ただ、町中がテーマパーク化するあのわくわく感はない。
海外から、あるいは国内からの観光客も少なく、花見小路などは、これがあの観光被害のメッカ、花見小路?と思うくらい人がいない京都で、ゆっくり鉾を見られるのは今のうちだけの楽しみであろうか。
鉾が綱で引き上げ立つ様子、榊に紙垂をつける様子など、人がそれでも出ると思って、遠慮して見なかったが、懸装品がつけられる前の鉾を見ることはできた。
巡行しない鉾が立つ。
それでも四条通りは華やぐ。
なんとか来年は巡行が見られればいいなあ。
私の祗園祭アドレナリンも今ひとつ分泌不足である。
各鉾町のみなさま、ご苦労様です。
とにもかくにも祗園さんの夏が来た。
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