観月讃仏会2021〜唐招提寺 - 2021.09.25 Sat
今年の中秋の名月はどこで見ようか、ちょっと曇り空で見えるかどうか微妙だけれど。
そうだ、唐招提寺の観月讃仏会へ行って、三笠の山に出でし月かも〜♪としゃれてみようか。
唐招提寺開門17:40まで、時間つぶし、、、と言ってはいけない(^_^;同じ西ノ京の薬師寺で写経をする。なにせ16:30に滑り込んだので、17時までには終わらせてくださいね、と言われ速筆で書いたので、いつも以上に字が躍っているが、これもやっとこさ般若心経を最後まで暗唱できるようになった記念でもある。
薬師寺の土塀ぎわに咲いた彼岸花に心惹かれる。
般若心経を暗唱することに集中すると雑念が一瞬消える、ということに気づいた。完璧に覚えて、考えなくてもスラスラ口をついて出てくる人には通用しないと思うけれど。
薬師寺から徒歩10分ほど、唐招提寺。今年は蓮の季節にここまで見に来たから数ヶ月ぶり。開門まで皆さん、三々五々周辺で待つ。
17:40開門 ようやく境内に。
境内では萩の花の盛り
金堂ではお坊さんたちが、法要の準備に余念がない。
あ!鑑真様!、、、、じゃないよね(^_^;
日本仏教に戒律をもたらした鑑真様、今年は春に京都国立博物館で鑑真和上と戒律のあゆみ展にて、乾漆の御像を拝ませてもらった。
壇上には中秋の名月飾り
そして御献茶も行われるようだ。
だんだん日が暮れていき薄暗くなり始めた18時、鉦の音とともにお坊様たちが金堂の前に。
金堂の方を向かれたとき、一斉にお堂の扉が開き、光に包まれた毘盧遮那仏、千手観音、薬師如来のお姿が姿を現されたとき、思わず鳥肌がたった。あたりが暗くなったときだけによけいに。
(法要中は撮影はNGなので写真ありません)
30分の法要の間、お経を聞きつつ合掌、かの般若心経もくりかえされたので、ここは読経に参加する。ありがたや。各仏様の真言はききとれなかったが、そのあとに鑑真和上のお名前もでてきたのはききとれた。
その間に、裏千家家元名代の伊住宗陽師が仏様へ献ずるお茶を点てられた。
法要も終わるころにはもうあたりは真っ暗。
順番にお堂にあがって三尊様を拝む。千手観音様のお顔がほんとやさしくて見とれる。ご参拝の方々には子供たちもいて、ご近所さんが毎年来ておられる、、といった感じだ。
そうこうするうちに「月がのぼってきましたよ〜!」とお寺の方が叫ぶ。
おお!今日はもう曇りで見えないかと思っていた月がまさに三笠山の方から上ってくるではないか!徐々に高度を上げ、光輝も増し、いい月となった。
ほんとうに三笠の山に出でし月かも〜だ!
思わずこちらにも手をあわせたくなったよ。
そして唐招提寺にお別れ

近鉄の駅までの道のりもまた月を見ながら歩くのであった。
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