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2024-02

南都西大寺光明真言土砂加持大法会2021 - 2021.10.09 Sat




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いつも奈良に行き来するのに乗り換えたりする近鉄西大寺駅だが、降車することはほとんどない。でもこの日は特別、なぜなら真言律宗西大寺派最大の法要・光明真言土砂加持法会がおこなわれるから。


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10月3日、4日、5日と法要は2時間毎交代で24時間ずっと休むことなく行われる。

中でも日に2〜3回お坊さん(真言律宗の各寺院からお越し)総出の法要があり、中日の4日、仕事の後大阪からかけつけた。19時の開始にはまにあわなかったが、20時に着いたときにはまだ継続中、なんとか間に合った!

西大寺は茶人には儲茶で有名な叡尊さんが鎌倉時代に再興したお寺である。京都国博の戒律のあゆみ展を見て、叡尊さん、戒律復興もめざして、儲茶だけの人じゃないんだな、と勉強したのだが、この750年とぎれることなく続く真言土砂加持も始めた人だったんだ。
(ちなみに創建は聖武天皇、光明皇后の娘である孝謙天皇)



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門のあたりにはだれもいなくて、ほんまにこれであっているのか心配だったが、、、


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灯りに導かれるまますすむと、、、


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本堂にはたくさんのご参拝の方がおられた。

それほど広くない堂内は万灯会よろしく灯籠に火がはいり、あちこちに幡や幕がかけられ、きらきらしい。正面の御厨子の中にご本尊、その前に土砂のはいった土砂器を置く。中の砂は某所(秘密らしい)から採取した特別な砂で、この加持をもって特別な力がこめられ、これを拝領することができるのだそうだ。両側を荘厳するのは若松、ススキ、彼岸花、鶏頭とこれも昔からこの花瓶飾りなのだそうだ。


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約90分もの法要の間、真言宗で最も重要視される光明真言<オン・アボキャ・ベイロシャノウ・マカボダラ・マニ・ハンドマ・ジンバラ・ハラバリタヤ・ウン>をず〜っと唱えるのである。唱えながら10人くらいのお坊さんがぐるぐる堂内を回る(光明真言行道)実はこの前に、有名な「提灯たたみ」といわれるすご〜くスローペースの五体投地があったのだが、これは間に合わず見逃してしまった。



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このパンフの写真がその提灯たたみ、正式には綱維問訊(こういじんもん)という。
ほかのお坊さん方はみな鬱金色の僧衣をつけているがひとりだけ、若い灰色の僧衣のお坊さん=綱維(お寺で僧侶の監督、事務をとりしきる役)がいて、長老の前で五体投地をするのだが、伏してまた元にもどるのに15分かけるという超ゆっくりな動作なのだそうだ。(能の「道成寺」の乱拍子的か)東大寺修二会の豪快な五体投地と全く違うらしい。これは来年こそみたいな。

お坊さん総出の法要がすむと、引き続き一人のお坊さんがまた法会を続けられる。(2時間交代24時間!)中日だけ、お坊さんによる法話が30分ほどあるらしく拝聴する。この法会の解説や、光明真言の意味、ユーモアをまじえてのお話、おもしろかった。この方も同じ真言律宗のよそからおいでのお坊さんであった。
(奈良近辺の真言律宗寺院:岩船寺、海龍王寺、不退寺、般若寺、元興寺、白毫寺など)




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本堂の前には毎年光のアート作品が設置されるらしく、ミラーボールがお寺で回るという(^_^;、、、なにやらきらきらとありがたい。ミラーボールの下には彼岸花のオブジェがあって、仏様荘厳にもつかわれるので、なにか彼岸花のいわくがあるのかもしれない。(実際彼岸花はとうにおわっているけど、どこから調達されるのかな)

法話おわり、みなさんと一緒に外に出るとなんと、薬師寺のお坊さんたちまで聴聞されてたのね。(法相宗)


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ダイヤ型のイルミネーションの真ん中はよく見ると梵字が。これはどの仏様をあらわすのだろう?
金木犀の香りがどこからともなく漂い、なんだかありがたく良き宵となった。



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