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2017-08

京菓子と琳派〜弘道館 - 2013.10.04 Fri

上生菓子といえば茶席には欠かせぬもの。このお菓子につられて茶道を始めた、という人も多いはず。おいしさもさることながら和菓子の身上と言えばその意匠でしょう。

たしかに洋菓子のデザインも最近は美しいものが多いですが、季節感や物語性まで感じさせてくれるのは和菓子の方がはるかに上だと思うのです。


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その菓子の意匠に大きく影響を与えたのはやはり琳派。
6日までですが弘道館にて、「京菓子と琳派展」やってます。


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琳派と言えばまず着物の紋様を思い出しますね。日本デザインの粋中の粋、好きやわ〜。
主だった芸術家は尾形光琳、乾山、光悦、俵屋宗達、、、というところでしょうか。


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いつも月釜にお邪魔するときは沢山の人でざわついていますが、このイベント中、静かな座敷を独り占め。ほんとうに良いお座敷で、つくづくマンションにならなくてヨカッタ。


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このお屋敷をフルに使って展示されているのは有職菓子御調進所・老松さんの若い菓子職人さんの作品。いずれも琳派の作品にイマジネーションを得て作られた種々の和菓子の数々。

例えば、、、

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紅葉を楽しむウサギたち


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光琳の燕子花(カキツバタ)


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誰もが知っている同じく光琳の紅白梅図。錦玉にしずめられた紅梅、白梅、そして真ん中の観世水。


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こちらのコーナーは弘道館で開かれている和菓子講座の受講者の方の作品。


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この美しいコバルトブルー、いったいどうやって出しているの??引き込まれそうになります。

特に京都の和菓子は具象をきらい、抽象的にはんなりテーマや銘をほうふつとさせる表現を上等とするようです。茶杓の銘を聞いてイマジネーションがひろがるが如く、、、でしょうか。


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こちらはまだ和菓子作りを初めて2年目の若い女性職人さんの「蓮華」。
錦玉の中に咲くみごとなこなしの蓮華。こんなのがでてきたら、もったいなくて食べられませんね。
(ちなみにまだお店にだすものは作らせてもらえないそうです)


他にもすばらしい作品が多々ありますので、是非見においで下さい。(私は弘道館の回し者ではありませんが、、、(^_^;  )


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若い職人さんの技量と琳派のデザインのすばらしさを堪能したら、やはり見るだけでなくて食べたくなりますよね。なので六畳の茶室で一服。老松さんの薯蕷の光琳菊をいただく。よくみれば、これもすごく完成された菊のデザインです。


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お薄一服、弘道館の主になったごとき幸せなひとときを頂戴いたし候。




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● COMMENT ●

弘道館には一度行ってみたいと思っていて、 ちょうど6日に京都に行く予定だったので行ってみたいと思います。入り口の魚だかイルカだか良くわからない置物も置いてあるといいなぁ。

私も今日弘道館に行ってみました。すごかったです。
素人の方のも素敵でしたねえ。

ふぐのお菓子でお茶をいただきました。茶碗は面白い足のついた茶碗でしたよ。

しん様

すてきなお屋敷です。ご堪能下さい。
脇山さんのオブジェは最近どんな茶会でも出突っ張りだそうですよ。ええ感じにハクがついてきて弘道館の玄関にすっかりなじんでますもの。

ひいらぎ様

あら、ふぐのお菓子でしたか。うらやましい。
私がいただいたお茶碗はまたしても脇山さとみさんの物でした。
このところなにかとご縁があります。
月釜もよいけれど、こういうゆったりしたイベントもいいですね。


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